『第4回高次脳機能障害学習会』のご案内

―心のよりどころを求めて!―


日  時 : 平成16年2月14日 ( 土 )
           午後1時00分〜3時00分

場  所 : 瀬戸市保健センター(やすらぎ会館)
                     5 F 501号室
           TEL (0561)84−2011

講  師 : 星川広江氏(「工房笑い太鼓」代表)
          池田まさみ氏(「工房笑い太鼓」指導員)

概  要 :

講師にお迎えするのは、全国でも数少ない高次脳機能障害者の作業所「工房笑い太鼓」代表星川広江氏と指導員池田まさみ氏。 「当事者や家族の心のよりどころを求めて」 と題して、作業所作りを始められた経緯や歩んでこられた道のりをお話しして頂きます。


申し込み : 2月10日 ( 火曜日 ) までに下記へご連絡下さい。
             「サークル・フレンズ」事務局 ( 豊田 )まで
             TEL ・ FAX (0561)82−1498

当事者家族やボランティアさんはもちろんの事、地域の皆様・行政・医療・福祉関係者の皆様にも是非ご参加頂き、少しでもご理解頂きたくご案内申し上げます。

 
 

『第4回高次脳機能障害学習会』を終えて

 平成16年2月14日 (土)、瀬戸市保健センター(やすらぎ会館)にて、 「第4回高次脳機能障害学習会」を盛会に行いました。講師には「工房笑い太鼓」の星川広江氏 および 池田まさみ氏 をお迎えしました。

  予想を上回る62名の参加があり、盛り上がりのある学習会になりました。当日は、講師の先生より「高次脳機能障害者」の現状や、作業所設立の経緯、また作業所をつくった事で当事者や家族が救われた事、作業所での仕事を通して当事者たちが成長していく様子などをお話して頂きました。

 参加してくださった皆さまも、「高次脳機能障害」と言う聞き慣れない障害を理解しようと、熱心に聞いたり質問をして下さいました。

心に残ったいくつかのポイント

1.交通事故、転落事故、くも膜下出血、脳梗塞などで脳に障害が残る要因がある場合は、医師からその旨を家族に伝えて欲しい。もし、病院退院時に障害が見えていなくてもその後何か異変に気づいたときに役に立つ。

2.高次脳機能障害のリハビリは早いほうがよい。受傷後1〜3年以内が良い。家族も医師も気づかない場合もあるが、専門機関での早期リハビリは有効。

3.障害当事者が障害を認知することが必要だが、家族と接しているだけでは認知が進まない。お互いに甘えが出るし、感情が出る。

4.かわいがられる障害者になろう。自分でできることは自分で!どうしてもできないことだけ周りの人に頼む。それが、結局は障害当事者のためになる。

5.家族が障害を十分理解しないと、作業所利用も考えられないが、「まだ治る」と思っていても自宅でリハビリするより、他人との間で作業など団体生活を通してのリハビリが有効。

 まだまだ障害の理解が不十分で外に出れない障害者の方が多く見えると思います。少しずつ理解の輪が広がり一人でも多くの方々がより良い生活をおくれるようになることを切望します。

学習会に多数のご参加を頂き有り難うございました。 (豊田、印藤)