◇ 「サークル・フレンズ」 ◇
行き場がなく家に閉じこもりがちな、高次脳機能障害者の自立・生活支援を主な目的としたグループです
高次脳機能障害者が将来に亘って豊かな自立した生活が保証される社会の確立を目指し、支援・交流・親睦活動を行なっています。
   
◇ フレンズ・ハウス ◇
高次脳機能障害者の自立支援・生活支援を目的としたコミュニティーサロンです。平成13年9月、瀬戸市に開設、高次脳機能障害者の支援活動の拠点とし、仲間との交流や作業、認知されてない障害のPR活動を行なうと共に、地域の皆様との交流を深める「サロン」として活用して行きます。
  
◇ 高次脳機能障害者 ◇
事故や病気などで脳を損傷したことによる後遺症で、言語、思考、記憶、知的能力の低下などの障害を抱える人のことです。救命医療のめざましい進歩によって命が救われた人たちの中に、介助なしでは日常生活が送れなくなった人たちがいます。

外見上の身体障害はほとんどない人も多く、又目に見えにくい障害のため生活の困難さについての理解が得られにくく、家に閉じこもりがちです。これは、近代医療が進んだことによって生まれた新しい障害なので、法の整備が間に合わず、福祉のサービスが受けられない人も多いのが現状です。

身体的な障害が軽い人は、「身体障害手帳」が交付されなかったり、知的障害があっても、18歳以上であるために、「知的障害手帳」の対象外となってしまうこともあります。そのため作業所や、ディサービスなどの、社会参加の場も少なく、また、障害者雇用制度の利用もできず、障害年金の受給も難しい為に、経済的な見通しがもてない人もいます。

この数年、特色をもった幾つかの当事者の団体が結成され、セミナーなども催されマスコミにとりあげられることも増えてきましたが、社会的な認知や受け皿も少なく行き場がない人も多いのです。交通事故による頭部損傷で、体が助かっても、コンピュータ(脳)が壊れ社会復帰のできない若者が年々増え、社会問題にまでなっています。又医療の進歩で、心肺停止した者や脳血管性の病気から一命を取り留めたものの、高次脳機能障害に苦しむ人も増えました。このように、高次脳機能障害は、誰にでも起こり得ることなのです。
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