親方の奮闘記
日付 2005年2月12日
場所 渡船店 白石湖 祐翔丸

筏の上で焼いた牡蠣

美味しく頂きました。
ポイント 筏(渡船屋前)
海況 中潮 潮時間
満潮 8:15 20:03
干潮 1:48 14:08
天気 晴れのち曇り
透明度 やや濁り、昼前後には透明
タックル 竿 チヌセレクション 中硬調150+穂先 競技3MF
ライン カーボン2号
競技チヌ5号
オモリ なし、中通し1号
エサ オキアミ、ボケ、牡蠣
ダンゴ・コマセ 自前ダンゴ+アミエビ
釣果 本命 なし
エサ取 ウグイ


奮 闘 記
時 刻 記 事
はじめに 久しぶりの白石湖、この時期だけの特別解禁、大チヌ、年無し、60を釣り上げるぞ。
チヌも欲しいが、特産の牡蠣も欲しい、以前は、『ニュー湖畔』を利用していたが、メンバーの『水ちゃん』が、『裕翔丸』を予約、ここも牡蠣の養殖業を営んでいる。ラッキー。

と言うことで、楽しみが倍増、それと、自家製ダンゴの作成にも、オカラが加えることが出来ることになった。
米ぬか3:オカラ3:砂2:細サナギ1、で押麦を少々入れて前日に混ぜ込んで作った。

集合は、名古屋市内に3時30分、早々に全員が集合し、一路白石湖にレッツゴー。
途中大宮町のエサ市場で、ボケ20匹のみ購入、オキアミは前もって購入し、すでに解凍して持参済みである。

6時30分頃『裕翔丸』到着、早速船長さんと挨拶、筏の場所、最近の状況、牡蠣の話などしながら渡船準備に掛かる。
昨日(11日)は、全然で、10日は、活性があったようで、でも、ボケはかじられる程度、アキアミでも、皮1枚で釣れていたとのこと。

よくある事で、『昨日は良く釣れました・・・』と、いう日は、釣れない事があるが、『昨日は釣れなかった・・・』は、良い事が???
期待満々、お土産の牡蠣15個を注文して、筏に渡った。

7:00

8:45
筏に到着、まず釣り座を決めよう。私とホリポンは、左竿使い、水ちゃんと谷ちゃは、右竿使い、と言うことで、筏の左手、右手に釣り座を決めた。
ラインは、カーボン2号。針は、競技チヌ5号。竿は、THEチヌセレクション中硬調150。セットする穂先は、競技3MF。リールは、片軸THEチヌリミテッド85R。

まずは、オモリ5Bと、ボケ餌をつけて、白石湖恒例のキビレ狙いモーニングに取り掛かる。
第1投は、ゆっくりと沈んでいき、着底。しばらく待つが、変化なし。手でラインを巻き取り、2投目は、遠投する。

湖面は、波もなく、湾奥からの弱い風で、湾口にゆっくり動いている、よく見ると、ボケのミイラがゆらゆら、釣り人のゴミ?
2投目の不発。3投目は、左の牡蠣棚近くに遠投する。着底後、ゆっくりと底をボケが這うように誘うがアタリは無い。

1時間ほど、落とし込みをボケ・オキアミと餌、全方向にと変えるが、まったく反応なし。
ダンゴ打ちに変更する。もうすぐ潮止まり、ここから下げ潮に入る。

はじめは、濃い目のダンゴを、と言うことで、アミエビを混ぜ込み、餌をオキアミ、オモリをはずして、打ち始める。
オカラを混ぜたことで、少しバラケ易い、水を大目にベチャベチャで作るが、重さが少ないのか落下速度が遅い。

しかし、ここは白石湖、潮流はゆるく、水深は浅い、気にならない、後は、ダンゴからの餌抜けの具合だけ。
途中で自爆はせず、また、いつまでも抜けないことも無く、ちょうど良い具合であった。

ただ、ボラなどの団子アタリの時はどうかが疑問であった。
海底からのシグナルも無く、只黙々と団子を打ち、しばらくそのままに置く状態を繰り返す釣りになった。

8:45

12:00
ダンゴ釣りを続けていると、ダンゴから抜けたオキアミをそのままにしていると、『チョン』穂先に変化、おっ前アタリがきた、竿を持ち直し、しばらく待つと、『チョン』と穂先が2センチほど動いた。餌に違和感を持たせないようにと、少し穂先を下げ糸を送って次のアタリを待つが、なかなかアタリがこない。

おかしいな、渋いな?と、しかたなく仕掛けを回収することに、少し糸を張ると、何か針に引っかかりを感じたが、上げてみれば餌が無かった。
残念ほし〜い。もう一度ダンゴを打ち込むが、次からはまた無の状態に戻ってしまった。

また来ると願いつつダンゴ打ちを繰り返す。
11時ごろ『水ちゃん』が昼食を始めだした。船長さんにもらった『牡蠣』をコンロで焼いている。

と言うことで、私も昼食の準備に、ヤカンのお湯を沸かしなおし、カップラーメンを作って、いただくことに、
ついでに、コンロで牡蠣を焼く、焼き加減は、牡蠣が殻を開ければ良いとのこと、

白石湖の筏上での焼きたて牡蠣を食らう、何と贅沢な釣行かな。
これがまた美味しいこと。船長さん有難う、ご馳走様。

12:00〜
16:00
昼休みをしっかり取っているとき、メンバーが、海底が見えると言う。
筏の板の隙間から見ると、なにやら白い丸い影がいくつか見える、

ど〜も、着底したダンゴのようで、やはり底まで丸見え状態、試しに、牡蠣ガラを落とす。
牡蠣ガラはゆっくりと沈んで行き底に着く、ここまでハッキリ見えるとは。

と言うことで、上げ潮に変わり潮が濁るのを待つしかチャンスは無い状態に。
潮止まりは、14時。夕方の時合に向け、ダンゴ打ちに専念することに。

16:00〜
17:50
上げ潮に変わり、少しずつ潮が濁りだした、その時、背後の『ホリポン』がなにやら取り込んでいる。
39cmもある大型サヨリ、手前に群れが回遊してきた時、サシエを底から1ヒロ切って誘ったら食ってきたとのこと。

本日第1号の魚に皆、感激状態であった。しかし、その後はまた静かに・・・。
最終が17時50分と言うことで、少し焦りが出る。

団子アタリも一向に来ない、残り少なくなり、17時をもってダンゴを全部打ち込んだ。
後は、落とし込みで周りを探ることに、中通しの1号を針上50cmにセットして開始。

サシエを、オキアミとボケを交互にチョイ投げを繰り返して周囲を探ると、
オキアミ餌のとき、落下途中の中層で、ラインが一気に走った。

おっとと、でも慌てずに、ゆっくり取り込む、が、35cmのウグイであった。
ウグイは、小骨が多くて、『猫またぎ』これじゃお土産にもならないので、写真を撮ってリリース。

でも、時合が到来しているようだ、その後も、全方向にチョ投げ落としこみ、着底後しばらく待つを繰り返す。
すっすると、チョンと軽く前アタリ。

少し穂先を送る。暫らくして、チョチョンと穂先が動いた、これに合わせて、穂先を送ったが、その後アタリが無い。
午前と同じだ、ゆっくりと仕掛けを取り込み、餌を確認すると、オキアミがつぶれていた。


やはり、チヌが来ている。しかし、こんなアタリでは、合わせどころがな〜い。ボクチャンコノアタリデアワセルユウキハナイ。
と言いつつも、この時合をモノにしなければ。と、頑張るが、とうとう、チヌの顔は見られず納竿となった。

さいごに 1日白石湖を楽しめたような感じでしたが、もう少し何とかなったかなと、思い残された。
あの時、アワセを入れておいたら、・・・ でも、今の私の技術ではこれまでかな。

祐翔丸の船長の話では、今年は、意外と暖かく、水温も16度ぐらいあり、また、吹く風も北西の風じゃない。とのこと。
途中気を使っていただき、牡蠣・缶コーヒーはたまた、集魚作業などありがたく思いました。

やはり、冬季は一発大物が狙えるが、厳しいと言うことを、再び実感した。
でも、懲りずにまた、来シーズンであるが、腕を磨いて挑戦したい。(名人に入門したほうがいいのかなあ)