親方の奮闘記
日付 2005年3月12日
場所 渡船店 迫間浦 日乃出屋
ポイント アクチ 2号カセ
海況 中潮 潮時間
満潮 7:03 19:11
干潮 0:49 13:03
天気 曇り一時雨、アラレ
透明度 澄み
タックル 竿 チヌセレクション中硬調150+穂先 競技4MF
ライン カーボン2号
競技チヌ4号
オモリ 無し、2B、4B、中通し2号
エサ オキアミ、ボケ
ダンゴ・コマセ 自家ダンゴ+オキアミスライス
釣果 本命 無し
エサ取 アジ

奮 闘 記
時 刻 記 事
到着まで 今年の迫間浦は、今一の釣果だが、開幕戦は、是非『日乃出屋で』と言う気持ちで、出撃を決める。
原因は、迫間浦全体に水温が低下しているようで、船長の調査によると『水温12度ぐらい』とのこと。

でも、最近急に暖かくなってきているようだし、と、良い方に解釈をしての出発だ〜。
ところが、天気は急変、寒波が来た。昨年の開幕戦が脳裏によぎる。

と言いつつも、車は、桟橋に到着してしまった、ポイントは、予約のポイントでなく、全員が船長お勧めの『アクチ』を攻める事となった。
開始〜 冬の釣りをということで、8時30分ごろから挑むが、今日はモーニングをやめ、ダンゴからスタートをすることに。
自家ダンゴにオキアミスライスをたっぷりと混ぜ、濃厚なダンゴを3個ほど打込み、仕掛けを作る。

同乗の顧問は、ボケエサで落とし込みを始めている。
顧問は、数投目より、ボケが吸われると報告をし、その後8時45分頃、HIT。

上がってきたのは、意外と良形のカワハギ君であった。
餌取が来ている、チャンス到来だ、と、頑張るが、2人とも期待が外れる。

こいつ1匹だけだったのか?その後、何の反応がなくなってしまった。
中間状況 今日は、中潮、午前中は下げ潮、ここ2号カセは、水深も深い(16m位かな)潮は、湾口より湾奥へ流れる、朝から吹く冷たい風は、湾奥から湾口へ(不思議と2枚潮ではない)ま、期待は、午後からの上げ潮かな?と作戦を立ててみた。

アタリも無く、ちょっと暇になったので、周りの状況を電話で収集することに。
これが、意外や意外、アクチ湾の奥のカセに乗った、メンバーから餌取の活性良好、いい雰囲気ですとの情報が。

『これはやられたな。』と、心の隅で思い、しかし、このカセの方が大チヌに近いと一人思い耽るのであった。
でも、昼食をはさみ、はたまた、潮止まりから上げ潮をに変わっても、海中からの応答は無かった。

潮の流れは、上げ潮になっても、湾口から湾奥と方向は変わらず、だが、流れが速くなってきた。
オモリ無しではすぐに流れ浮いてしまうようになり、2B、4Bと少しずつ重くしていった。

でも、ダンゴさえ流れてしまう状況もあり、中通しの2号を付けることもあった。
中通しの2号で、しっかりと底を取ると、サシエに海草がついて戻ってくることになり、ここの底は海草が生えていることがわかった。

こういう場合は、やはり少し底を切って、海草の中にサシエが潜り込まないようにする事がいいのかな?
と、思い、潮の流れ具合を見ながら、オモリをこまめに換えることにした。

朝から不安な空模様であったが、午後から一層ご機嫌が悪くなってきた。
時々にわか雨が降ったり止んだりしていたが、2時過ぎごろからは、最悪、なんと、アラレまで降りだした。

前回の白石湖の釣行時にダンゴを早めに打ち止めをし、『ある人』からのアドバイスを忠実に実行し。
最後の最後まで、同じリズムでのダンゴ打ちに徹することにした。(我に幸ありと願いながら・・・)
納竿間際 すでに時計は、5時を回っていた。
納竿の時間は6時、もうすぐ其処まできている。隣の渡船屋はすでに回収が始まっていた。

少し焦っているようで、やや落ち着き払って、マイペースを続け20分前に帰り支度をしようと決める。
寒さが一段と厳しくなり、置竿釣法しか出来ない。

と、いうのも、竿を持つ腕が、寒さで震え、穂先までビンビンしてしまうからであった。
止む無く、アタリが出るまで(と言っても今まで無かったが)置いておく事しかなかった。

5時30分頃、今までと同じような状態で、置竿でいると、ダンゴからサシエが抜け、少し流れた頃に、
小さなアタリが穂先に出た。

でも、本アタリらしいものが来ない、回収すると、オキアミの頭がつぶれていた。
チャンスか?続けて2投目を入れる、

先ほどと同じように、小さなアタリが、・・・ しかし、後がない。
仕掛けを回収すると、これまた同じように、オキアミの頭がつぶれているだけであった。

チヌの仕業か?今度こそ、と、3投目を入れた。
またまた小さなアタリが、来た。これに合わせ、少し送る。

今度は、クッ、クッ、クッと穂先が入っていく、ここでアワセを入れた。
おっ、針に乗った、手応えが。しかし、軽い。

上がってきたのは、20cm位のアジであった。残念、でもまだ獲物はいる感じがある。
今度は、なるべく底を這わすようにラインを出して、仕掛けを流すことにした。

しかし、アタリは来ない、(迎えの船は来たが)あわてて納竿とした。 センチョウサンゴメンナサイ
顧問は、私がアジを釣上げてから、アジ狙いに変え、ちゃっかり1枚ゲットしていた。
終えて 朝8時半ごろから釣りはじめ、初めてのアタリが、午後5時30分。
ある程度覚悟していてが、アタリがあって、それをアワセて釣上げることができただけ、マンゾクカナ?

桟橋でメンバーの釣果と状況を交換する。
釣果は、ほとんどが午前中で、午後から、特にアラレが降り出してからは、まったく無くなったとの事であった。

でも、釣果的には、昨年の開幕戦(雑魚も釣れなかった)に比べれは、良かったことと言えた。
他の釣果は、マゴチ、メバル、カサゴ、カワハギ、アジ、フグ、ベラなどであった。

今回はじめて『アクチカセ』に乗ってみて、ポイントしては最高な雰囲気を持っているようで。
メンバーも結構気に入ったと言っていて、またしっかりと固定してあり揺れも少なかった。

4月の定例会も、『アクチ』を攻めてみたいというメンバーはいき込んでいた。