奮 闘 記 |
時 刻 |
記 事 |
はじめに |
日乃出屋主催の恒例フリッパーチヌ釣大会が始まった。 大会ということもあり早めに予約をするが、他のチヌ師連は、予約が遅いようだ。
それでも、金曜日に弁天とサンバシの筏が確保できた。
当日、空いていたホシラのカセにも乗せて頂け、フォレストメン7名が3箇所に分乗しチヌを狙う。
|
ひみつ |
私の作っている『自家製団子』の調合の話をします。 ベースに、赤玉ダンゴ(○F)を10:煎り米糠を10:砂を6:荒引サナギ粉を4で調合しています。
が、今回使った、煎ったヌカが、全然粘りを無くしてしまったという、失敗でした。
でも助かった事に、チヌパワーがバッカンに潜んでいたことでした。
|
7:30 〜 |
弁天筏までのと船中に、船長と交わした会話に、まだボケ・オキアミが使える、変な状況ということ。 しかし、アタリエサは、なんでもOKのようです。
今年からオキアミ主体で釣技を極めたい自分にとっては、オキアミが有効ということは、ラッキーな状況ということかな。 3月から5月まで迫間浦に通い続けて、オキアミに無反応な状態が続いていたと思えば、よい方向に向かいそうな気がした。
本日の実釣会場の弁天筏に到着、さっそく釣座を決めることに。 私は、沖向きに、実績のある岸向きには、左側に成やん、右側に良さが釣座を構えることに。
まずは、ダンゴから始めることに、自家製ダンゴに海水を混ぜて練るが、一向に粘りがない。 とりあえず、ダンゴ3個を打込み、仕掛けを準備して、ダンゴに包んで投入する。
見事に空中で破裂。 止むを得なし、ボラパワー(チヌパワー)を加える羽目になった。
ボラパワー特用を半袋混ぜると、使える団子になった。 オキアミをアンコに、サシエをボケ・オキアミとローテーションしながら、集魚を目的にせっせと打込む。
が、しかし、餌取の反応は、皆無であった。
8時30分頃、岸向き右側の良さに、HIT。エサは、ボケ。 かなりの大物のようで、魚の締め込みに竿が胴元まで大きく曲がっている。
しかし、取込み技術不足(得意技の起重機巻き)のため、ラインブレイクでバラス。 どう見ても、年無しチヌ間違いなし、であった、もったいない事。
その後も静かなひと時であったが、突如海中に異変が。 なんと、ダンゴに寄っていた上層のイワシ君が騒ぎ出した。
変だなぁと思いながら、仕掛けを回収中、残ったオキアミのサシエに、アタリが。 チョンと、小さなアタリの後、一気にラインが走った。
な、なんだ、とっさに回り出したスプールを止めるが、全然止まらない。 慌てて両手で止めに掛かり、止めた瞬間、プッツ。ラインブレイク。どうも青物のようであった。
しばらくは、イワシ君たちも静かであったが、再びそのときが訪れた。 30分後、またまた仕掛け(エサはオキアミ)を回収していると、筏下からイワシが散った。
同時に、穂先がググーンと入る。またもや青物がヒット。 今度は、うまくかわす事が出来、何とか取り込みができる体制になったが。
やはり青物(多分ハマチ推定50cm)走る走る、猛スピードでクルクル回って手がつけれない状態。 成やんにタモを持ってもらうが、すくえる状態にならずに、ついにバラシてしまった。
でも、このおかげ?で、海中が平常に戻ったようであった。 1杯目のダンゴも使い終わり、2杯目のダンゴを用意し、混ぜてみるが、やはり粘りが悪い。
オキアミを付け、ダンゴが底まで持つかを調べるために落してみるが、途中で分解してしまう。 仕掛けをそのまま置き、ダンゴにチヌパワーを混ぜ、練る直していると。
ガン・バシャ!。竿が海の引っ張り込まれてしまった。 エッ!また青物。
尻手ロープを手繰り、竿をつかみ、リールを巻いて取り込むが、引きが違う、なぜか竿が叩かれる。
上がってきたのは、チヌ、それも良形40p、またもや知らずに釣ってしまった。

時間は、11時15分。
その後は、アタリもない状態で、昼食を取ることに。
|
13:00 〜 |
昼食後も、しばらく同じ釣座でやっているが、底でのアタリや、餌取の活性が全然ない。(魚影がない) 岸向きの良さに状況を聞き、釣座を岸向きに替えることとする。
成やんと良さの真ん中に入れてもらうことにして釣座を構える。 確かに、底の状態は、悪くはない、ダンゴアタリもぼちぼちとあり、チヌっぽいアタリもあるが、本アタリが捕らえられない状態だ。
良さは、午後からチヌ1枚、バラシ1回、ボラ掛け、と団子アタリもかなりでている状態。 成やんは、ダンゴアタリはあるものの、チヌアタリがないような状況。
14時30分頃に、良さが竿下でバラシたため、チョイ投げで探ることに。 岸向きに遠投すると、大きなカケアガリがあり、中々うまく底が探れない。
何投目かに、カケアガリの底を糸を出しながら、誘い・落とし込みをし、3回目の落としこみ時に。 どんどんと穂先が入っていくアタリが出た。エサは、ボケだ。しっかり食わせないと。
本アタリに付いて行き、ここぞとのタイミングで、アワセを入れる。 ドーンと手応えがあり、チヌらしい引き・・・ やったー。
取り組むと、1枚目より小さいが予想通りチヌ(36cm)をゲットできた。 その後も、餌取も少なく、また、チヌの回遊?間隔も遠いように思え、ダンゴ打ちのピッチを落す戦術に。
今日は、ほんとに餌取のアタリもない、退屈な釣りだ。 が、ダンゴ打ちのピッチを落したので、途中誘いを入れながら海中の情報を調べる。
17時15分、小さな前アタリから、穂先を少しずつ送り込み、本アタリに付いていくと、 グーンと左手に重みが乗ったところでアワセる。
本日最長の41cmのチヌを釣る。 餌は、ボケ。
18時20分 納竿。
|
まとめ |
この時期の迫間浦は、例年と違って、餌取が少なかった。(弁天筏に限ってかな) これまでは、餌取を集め、ボラを寄せ、ここからチヌを釣るというパターンが、筏釣りのように思っていた。
が、今日は、餌取はいなく(少なく)ボラが時たま団子を突付く、チヌは、たまに回ってくる(だいたい1時間間隔)。
こんな状況を早めに判断し、戦略(ロングピッチ)を変えたのがチヌ3枚の成果だったようである。
しかし、今回の戦略は、ダンゴの打込みピッチを5〜10分あけて、その間はサシエの誘い上げ・落とし込みです。
他の戦術もあろうかと思いますが、海中の状況を如何に早く見極めることが重要かが判った気がします。
|
おまけ |
チヌの胃袋を調べました。

写真の右から、
1枚目のチヌには、オキアミ・サナギが少々。
2枚目のチヌには、サナギ・アケミ貝
3枚目のチヌには、サナギ・コーン・オキアミがたっぷり(片手一杯)。
|