親方の奮闘記
日付 2005年7月4日
場所 渡船店 鳥羽本浦 よしかわ渡船

友人T名人と2人の釣果。

アイゴは抱卵期でした
ポイント 湾内筏
海況 中潮 潮時間
満潮 3:38 17:33
干潮 10:37 22:59
天気 曇り時々雨
透明度 やや澄み
タックル 竿 セレクション中硬調150+穂先4MF
ライン トヨフロンLハード 1.2号
チヌ針2号
オモリ なし
エサ オキアミ・アケミ貝・コーン
ダンゴ・コマセ 自家製(煎りヌカ+生ヌカ+荒サナギ粉+押し麦)
釣果 本命 3枚(35cm〜30cm)
エサ取 アイゴ(25〜30cm)、カワハギ

奮   闘   記
時 刻 記  事
はじめに
友人で釣名人のT氏の紹介で、筏釣りの師匠T氏のセットしていただいた釣行。
この日のために、T師匠は、鳥羽市周辺の渡船屋さんを1ヶ月前より下調べしていただき、本浦のよしかわ渡船に決定。

自家製ダンゴは、T氏が調整していただき、至れり尽くせりの釣行(修行)となった。
しかし、指定のライン1.2号は使ったこともなく、強度的に少し不安がありました。

名古屋集合の5時30分頃に、T師匠から電話で、『海は凪、天気良好、急行せよ!』とあった。

8:00

とは、言うものの、集合8時納竿15時(筏)と急用が入り、忙しい釣行となった。
8時に、渡船屋さんに到着し、T師匠の乗る筏へと渡船をして頂く。

筏に到着すると、師匠はすでにチヌを4枚ゲットしていた。
挨拶を済ませ、予定の釣座(沖向き、右に師匠、真ん中にT、私は左)につき、ダンゴと仕掛けをセットする。

チヌはすでに寄っている、頑張って釣ってくださいと励ましの声。
オキアミは、まだ凍っているので、解凍するまで、アケミ貝のムキミで釣り始める。

1投目、ダンゴを握って打込むが、潮流が意外と早い。
竿の右側にダンゴを落すが、着底は、左側にずれる。

程よくダンゴからサシエが抜け(ダンゴの調整が良いようだ)、スッスッスーと仕掛けが左に流れて行く。
1投目から、T氏がアワセを入れる。 しかし、ス針のようだ。

ところが、私の仕掛けとお祭り、かなり潮で左に流されている、この状況は初めての体験となる。
私のラインは、筏のロープにまで絡まり解くのが大変であった。

3投目ぐらいには、仕掛けを流すことができ(半信半疑だが)、思ったより遠くまで流すと、コッ、前アタリ。
流れに乗せ、送っていくと、グーンと、本アタリ、 ここで合わせると、竿に手応えが乗る。

1.2号のラインを意識し、竿で溜めながら慎重に取り組むが、竿を叩く感じがない。
案の定、餌取のアイゴ(20cm程)であった。

しばらく、サシエが団子抜けから流すことを練習することに。
これといった餌取も無く、うまく流せれば釣果に繋がりそうだった。

オキアミも解凍し、サシエで使用できるようになり、早速使うことに。
ダンゴの着底後、穂先にダンゴを確認できるぐらい張る。

微かなダンゴアタリ? よく見ると、水面下にコノシロが乱舞、ライン擦れでのアタリのようだ。
しばらくすると(ダンゴの帯が無くなると)穂先は静かになる。(やはり擦れ)

その後サシエが抜け、穂先を下げ、糸を送るように動作する。
穂先にサシエのテンションが掛かるか掛からない位にしながら、潮下に竿を移動し、塩流に流すようにする。

竿いっぱいに送ったら、リールからラインを出し、もっと遠くに流すように心がける。
9時55分、かなり遠くまで送った気がしたとき、かすかな前アタリを確認。

違和感を与えないように、送ると、本アタリを確認。
ヒーット! 手応え、竿を叩く感覚とも、チヌ。 第1号35pをゲットする。

その後も、この調子で続くと思われたが、潮流にうまく乗せれなく、中々釣れない。

12:00

すでに潮は上げ潮に変わっていて、少し筏の下に入るような感じかな?よくわからないが、よれたりしているようだ。
師匠は、あまり気にしてないようで、潮さえ動いていれば、潮に乗せ流しているようであった。

軽く昼食を取り、残り3時間に集中することに。
しかし、中々うまくいかないが、やはり、しっかりと流すことによりアタリがあり、本アタリで釣れるが。

餌取のアイゴ君や、カワハギ君しかこない。
師匠曰く、『エサが底を切っていると餌取しか釣れないよ。』

やはりそのようであり、師匠を見れば、午後より1投1釣ペースでどんどんゲットしている。(それもチヌ)
何で?? と、不思議な光景で、20枚はすでに超えている状況。

私は、13時ごろと14時30頃に、うまく底を取りながら流すことができた時だけ、チヌを2枚ゲットすることができた。
今日のアタリエサは、オキアミ。ほとんどオキアミで釣れた。

そして、潮流に乗せ、底をサシエが切れないように流すこと。
そのためには、細糸の使用と、オモリ無し、針は小さめ(1号)で、チヌは飲ませて釣れと教示された。

チヌは、ダンゴ近くには居ず、潮下でエサをあさっている(拾い喰い)ように思えた。
チヌは警戒心がつおいため、潮下に居ることが、定説なのだろう。

まとめ
師匠は、清水港で手釣りから覚えたそうでが、やはり、どんどん流し送ってやることが大切だという。

本浦だけでなく、どこでも通用するのかわからないが、この釣法を次回に使って試して見たいと思った。
でも、1.2号のラインは、不安。

師匠は、グリルで焼けるサイズ(30cm前後)、のチヌしか要らないとも言って、大物は平気でバラシていた。
大物チヌは、3回に1回ぐらい掛かり、バラシていたが、我々の帰る時間には30枚強の釣果であった。