奮 闘 記 |
時 刻 |
記 事 |
はじめに |
今年7月に新設オープンしたフィッシング光栄。 オープン当初より年無し連発の情報で、今年中に一度は行ってみたいと思っていた場所であった。
ようやく11月に予約が取れたが、9月〜10月中は、ボラ釣りで休業中。 10月21日よりチヌ釣りが再開されたが、釣果がパッとしない。
水温も下がりだし厳しい状況であったが、HP仲間の「静釣会」さんより有力な情報を入手。 期待少々で、今後のための情報収集がてらの出陣であった。
いつも、初めて行く渡船屋さんには予定通り到着しないのが常であり、
今回も、10分遅れなどのトラブル付での到着でした。
さぁ、フォレストメンは、新天地の初筏での挑戦となる、
ここは、大物が多いと聞き、ラインは、全員が太目をチョイス。
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午前中 |
朝一番で到着した『顧問さん』と予定時間を過ぎて『船長さん』には心配と御迷惑を掛けました。 挨拶もそこそこに、さっそく筏に向けてGOです。
船中にメンバーに今日の納竿時間の連絡と釣座のリクエストを聞き取る。 が、皆何処でも良いとの返事しか返ってこない(しめしめ一番いい所が取れる)しかし全然学習していないなあ。とも。
やはり、誰よりもチヌを釣りたかったら少しでも情報を入手する気持ちは必要な気はしますが・・・。 と言うことで、事前調査で一番良いと言われている釣座を確保することができた。
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筏チヌ釣りの準備に取り掛かる、
今日のタックルは、
竿は、黒房チヌリミテッドプロ150に穂先を競技4MF、リールは、黒房セレクション55D-BL改造、
道糸は通しでカーボン2.5号(トルネード)、針とオモリとサシエは、随時可変ということです。

黒房 カセ筏師 THEチヌ セレクション 55D-BL改造
≪セレクション55D-BLのリールスタンドの注目!ここに約10mmのスペンサーを取り付けた。≫
このおかげで、握る手が、リールの近くになり、グリップ力が安定し、スプール操作にも指が余らない。
また、リールスタンドのハイフット化に伴い、ハンドルを180度回転して取り付けバランスと操作性を維持。
まだ、試作段階のため、パーツの強度不足などあり、今後改良していく予定。
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まずは、落し込みで海底の様子を探ることにする。 針(競技チヌ3号)にボケを刺し0.8号の割りオモリを付けて投入する。
着底後、反応なし、回収するとエサも無し、2投目も同じ状態。 小さなエサ取りのみと判断し、早々にダンゴ釣りの準備をすることに。
ダンゴのブレンドは、午前中から潮止まり前後まで、濃密(集魚優先)ダンゴで、午後の上げ潮から素ダンゴの作戦を取る。 いつもの計量容器は700ccの小型ボール、素ダンゴ6杯にオキアミスライス1杯の濃密ダンゴから打ち始める。
落し込み釣法での情報から、下げ潮・足元付近にシモリ根あり、オモリを付けない方が根掛から無い。 そのため釣法は、ゼロ釣法(オモリなし)ですが、ま、針を喰うアタリが出るまで、エサを替えてただ打ち返すのみです。
9時30分頃。 ようやく大型ぽい魚からのシグナルが来る。軽い前アタリから、本アタリを出させ、アワセる。
久々の魚の手応えを味え、以外と引きが強い、上がってきたのは良型のカワハギくんでした。 だが、その後が続かない。
10時頃になると、周りのイケスが騒がしくなる、養殖のエサの時間のようだ。 ここは養殖イケスの一部が釣筏になっている、エサの時間は、一日に何回はエサの時間があった。
この時間は、記録し忘れでしまったが、この時間は、チヌの回遊に重要なポイントになるだろう。
11時頃になると。 『高シーマ』が『シマアジ』を釣り上げる。
お、美味しいのが回遊して来た、チャンス到来、ちょっと真剣に取り組むことに。 エサを青物好みの『オキアミ』に替え、ダンゴで投入することに。
何回かの投入後、ダンゴからサシエが出て暫くすると、チョンチョンと小さな前アタリ。 抵抗を掛けないように少し穂先を下げると、グィーンと穂先が海中に持っていかれる。
ここでアワセを入れるが、竿に重みが乗ったその後、フッと軽くなる。バラシた。 アワセが早いのか、弱いのか、針の掛かりが悪いのか・・・、二度もバラシてしまった。
最近釣ってないから感覚を忘れたようだ。 ゼロ釣法で、喰いアタリばっか拾っていたので、掛け合せ釣法を忘れたようだ。
非常に残念な思いを食らい、取り合えず針を3号から5号に変えて仕切り直すことにした。
その後は気配も消え、昼食と昼休みを取り午後の潮止まりから上げ潮に照準を向ける。
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午後 |
午後1時ごろに下げ潮止まり、でも潮流が緩く余り実感がないが。(これから上げ潮ということにして) サシエを活餌の『ボケ』中心に打ち返そうと始める。
潮は、斜め右前方にゆっくりと流れ出しているようだ。 相変わらずサシエは、取られたり、残ったり、皮だけだったりで、小さなエサ取りがいる状況である。
暫く打ち続けていると、ダンゴアタリがあり、ダンゴから出たボケにかじるようなアタリが出た。 とっさにアワセると、ゴッ、歯の有るような魚の手応え、で、バラス。
しまった! チヌだったかも・・・。 ボケでバラシたので、ボケは警戒されるのでは?(自分はバラシたエサは次には使わない)
サシエを『オキアミ』にチェンジし、ダンゴに包んで打込む。 しかし、ダンゴアタリは、無い。無情にもそのままダンゴからサシエは出た。
暫くしてから、サシエを潮に流してみようと思い、軽く50cmほど誘い上げ、潮に乗せて落とし込む。 1回、2回、3回とゆっくり誘っては、流してみた。・・・
3回目の着底後、スッスッと2回ほど微かな前アタリ、後、スススーと、ゆっくりと本アタリが・・・。 エィ!!、じゃなく、アレーッという感じで、聞き合わせのようにアワセを入れた。
すっすると。ずしーっと、重い手応え。ただ重い、取り合えず、竿で引き上げ、リールで巻き上げるしかない。 大ボラ? でも、引きを竿で溜めているときに少し叩く感じが有る。
ラインは2.5号慌てずに大切に取り込むことに集中。 すると、水面を割って来たのは、『大チヌ』でかい。(誰がタモ入れしてくれたかも不明な状況)
時間は、14時15分、採寸55cm強を確認し、写真を取ってもらう。
針は、口の中の軟らかい所にがっちりと刺さり、プライヤーで外すと、スカリに入れた。 3年ぶりで2匹目の年無し、なんかすごく感動してしまい、『ヤナぎぃ』に「もう帰ってもいいなぁ」ともらしてしまった。
さぁ、時合いだぞー!と、皆にゲキを飛ばす。 隣の『ヤナぎぃ』は、ダンゴアタリがあるが、サシエにアタリが無いとぼやく。
それでは、Lダンゴ釣法を試してみては、と、この釣法技術を授ける。 これを受けた『ヤナぎぃ』は、さっそく実釣し、本アタリにアワセを入れ、竿が大きく曲がっている。
これはすごい引きだ、愛竿の『飛竜くわせ150』が元からしっかり曲がって堪えてるぞ。 取り込みも上手くなってきている、さすがに『ヤナぎぃ』の取り込みスタイルは超一流だ。
しかし、上がってきたのは『大ボラ様』。これを連続ヒットで5本もゲットした、さすがだ。 この頃より海底はボラのユートピアか?筏中誰かがボラを掛け騒いでいた。
そして、本日の納竿時間となった。
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まとめ |
結果として、チヌは一枚の釣果しかなかったが、まだまだ釣れそうな雰囲気でした。 3日前より寒波が来て、水温が2度も下がったようで、前日より穏やかになったようでした。
このおかげでの釣果だと思いました、船長さんも喜んでいただきました。(他の筏は無かったようです) 波止につき、定規で計ってもらうと、実寸54cmの年無し君となりました。
フィッシング光栄の筏を実釣で感じたことは、水深は、12〜14m位、上げ潮は浜側へ、下げ潮は沖側へ流れる。 所々にシモリ根があり、このシモリ根をうまく活用すればよい釣果が期待できそうだ。
また、養殖のエサの時間も定期的に有り、この給餌時間も考えてみる必要がありそうです。
今日の15時以降は、ボラタイムになり、ボラを掛けてしまったようですが、 ここのボラは、サシエ(オキアミ・アケミ貝・ボケなど)なんでも喰ってきたようで、困ったが。
絶対にボラの周りにはチヌが居たように思います。 今後は、口を使うボラをかわして、チヌに届ける技術を向上するしかないですね。
今回で、我らフォレストメンの2005年チヌ釣りシーズンは終了しました。 10回で戦った『チヌの達人杯』は、最終戦を『年無し』で飾ることが出来ました。
今年は途中に『栄吉杯』も交え、盛況のうちに収めることができました。
来シーズンも頑張りましょう。
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今年の
まとめ |
今年の第1戦は、3月12日 迫間浦日乃出屋で始まった。 阿口のカセに乗り、日中に霰の歓迎を受け、まだまだ寒い春の一日を過ごした。
この日の喜ばしいことは、帰りの渡船で『静釣会のKIYOさん』に遭遇したことであった。 この出会いで、HP友人との交流が有意義な一年を体験することになった。
HPには、多くの方からのご意見・アドバイスなど沢山いただけ、多くの釣法を入手することが出来ました。 特に、8月には、『遊釣組の親睦会』に参加することができ実践での釣法が教示していただけた。
私は、今年から『オキアミ』を主体にした釣り方にこだわり、これを極めようと頑張ってきました。 本当にラッキーなことに、有終の美のエサは『オキアミ』でした。
フォレストメンのチヌ釣りは、今後も、筏チヌ釣り仲間とともに活動していきたいと思っています。
HP・フィールドで、皆さんと共にチヌ釣りを話し合い楽しみましょう、ありがとうございました。
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