親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2008年9月21日

第2龍丸 沖1号筏の同乗者“顧問”“吉さん”

場 所 渡船店 的矢湾 畔蛸 第2龍丸
ポイント 沖1号筏
海 況 潮まわり 小潮
満潮時刻 9:51 20:29
干潮時刻 3:01 14:47
天気 雨+風のち曇り
海の状況 風の波、濁り強
タックル 竿 NSR 40P 150 N
ライン トルネード2号
ON クサビチヌ4号
オモリ なし、B、3B、5B、8B
エサ アケミ貝、オキアミ、ボケ、コーン
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ、オキアミ・生サナギ・コーン
釣 果 本命 2枚(30p×2)
エサ取 アジ22匹、ベラ、フグ
奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに どうも、今年は釣行日の天気が良くない、今度は台風が来そうだ。
水ちゃんの予想が良く当たるので、今回も水ちゃん予想に合わせて、予定日の20日を21日に変更する。

予想通り台風は、19日に通過する、21日は、さぁ台風一過の好天気だ。
だが、水ちゃんからもう一言が、『嵐が来ると今までの海況が一変することがある』・・・。

『台風一過の好天気』の気持ちで亀山PAに4時30分到着。
が、周りが明るくなり出すと雲行きがわかってきて、『ショック!!』。

そして、雨が降り出してきた、え〜、また雨降り・・・、嵐後の海の変化が・・・。
何か、悪のスパイラル・・・。

でも、南に行くほど良いでしょうを思いつつ『えさきち』に到着。 雨は本降りでした。
えさきちでは、予約していたアケミ貝のブレンドに、雨を予測しボケを追加して購入。

ここまで来たら雨でも行くしかない、ところが、畔蛸の第2龍丸に到着すると。
天気が良い。 今日はラッキーだ。(でもその後には・・・悲惨な)

第2龍丸は大賑わい、我々は、3番船で、沖1号・沖2号筏に渡してもらう。
海は少し波立っていたが、悪くはない感じ、釣座をワダカノ島に向かって右から“顧問”“吉さん”“私”を並ぶ。
6:30

15:00
今回は、何年ぶりの早出、いつもより2時間も早く筏に乗る。
モーニングで居残りチヌが狙えそうなので、仕掛けの準備から入ることに。

まず、アケミ貝を打ち込もうと海面を見ると、かなりの濁り。
海は風で波たって、海中は濁りでよく見えない。

アケミ貝を上播きすると、どちらに流れているかもわからない。
このころより、雲行きが怪しくなってきたので、カッパを着ることにする。

まずは、水深の計測とラインにマークとラインの糸癖を取る釣りの前準備。
第1投目は両貝で落し込む。

落下中に何か触れるようなシグナル、そして着底後にモソモソ。
その後はシーン、仕掛けを回収すると、エサはない。

なにやら、エサトリが居そうだが、不明である。
2投、3投とモーニングをするが本命のアタリはない。

ダンゴ釣りに変えようとすると、その頃より雨が降り出してきた。
ダンゴ作りの前に、今日もパラソルの準備。

ダンゴは、自家製で既に混ぜてあり、海水を加えるだけで使用可能である。
とりあえず、魚を寄せることと活性を上げることにダンゴ釣りをする。

アンコには、オキアミ、サナギミンチ、コーンをたっぷりと打ち込み時合いを作ることに。
釣法は、サシエにオキアミを中心にトントンで打ち返す、である。

しばらくして、右隣の“顧問”がアジを釣り上げる。
エサトリは『アジ』か、続いて私にも、いいアタリが来てアジが釣れた。

ダンゴが効いてきたのか、下から上までエサトリが活発になってきた。
たまに広角で様子を見るがエサが底まで持たない状態であった。

チヌが寄れば、エサトリが散る、と信じてエサトリの状態を確かめながらの打ち込みが続く。
10時と12時に、第2龍丸からの『お茶』の差し入れを受けながら、続行する。

隣の筏に乗っている“水ちゃん”がこちらに向いて叫んだ。
    (沖1号筏から 沖2号筏を望む)

指差した方向を見ると、竜巻であった、竜巻は、安乗方面で5〜6個もできていた。

今日はなんと言う日だ、台風一過どころか、最悪に釣行日になったようです。
でも、たまには、雲の切れ間がのぞくので天気が回復に向かうように祈っていた。

雨は風を伴なって降ってくる、風向きを見ながらパラソルの位置を調整する。
パラソルのおかげで、ダンゴ桶に雨はかからないし、体にも当たらない。

余裕で昼食をとりながら、エサトリのアジを釣り続けて様子を探ることに。
お昼を回っても、一向に変化はなくアジ釣りが続く。
14:00

18:00
お昼も過ぎ、もうすぐ下げ潮どまりに近づく頃。
またもや、“顧問”が竿を曲げた。

今度はアジとは違う竿の曲がり、『マダイ』であった。
エサは『シラサエビ』とのこと。

いよいよタイの時合いが来たのかと、トントンでのアタリの変化に注意する。
しばらくして、オキアミへのアタリが遠のきだす。

ここで、オキアミから、終盤戦用に温存していた『ボケ』の登場です。
14時45分ごろにダンゴにボケを包み投入。

着底を確認し、ダンゴからボケが出るが、何も触れてこない。
一度サシエを中層に上げて潮に乗せて落とし込もみ様子を見ようと、

ゆっくりと中層に誘い上げる、そのままにしていると、コンコンコンとエサトリっぽいアタリ。
このアタリを底に誘導しようと下げていくが、アタリはついて来なかった。

ここで、竿下にダンゴを別打ちする。
ダンゴの投入ピッチを3〜5分としているために同じエサで引っ張るときによくやる手です。

この間、エサを流してしばらく待つと、コツコツと小さな前アタリ、
このアタリに合わせて、穂先を下げラインテンションを抜く、

すると、グッグゥグーーーとボケを食い込む本アタリ!!。
ボケエサのため少し遅合わせ気味でアワセを入れると、

チヌの手応え、14時51分30cmのチヌを釣り上げる
タモですくい、そのまま巻尺の上に載せて
証拠写真を撮る。

今年から『筏チヌの達人杯』は証拠写真が必要のためです。

時合いか? だが、再びアジの活性が上がりだした。
サシエを変えたり、広角、トントン、ハワセなど色々とチヌを探るが変化はない。

湾口に流れる的矢湾では最良の潮が、止まり。上げ潮に変わった。
濁りはどんどんと増してきて、少し茶色が混ざってきたが、底の変化はない。

前回の内瀬のときの、エサトリのアジが居る中でチヌを釣った要領を行う。
エサのインターバルを長めに誘い、ダンゴを別打ちする釣法で探ることに。

17時少し前、オキアミのエサで、同様の釣法にかすかな前アタリ。
これもこの前アタリに穂先でついていくと、本アタリが出た。

この本アタリをアワセて、16時55分、30cmのチヌをGET
写真撮影。

本日2枚目のチヌ、 その後は、再びアジのみ。

隣の筏では、“堀ぽん”がチヌを釣り上げた。“堀ぽん”は本日1枚目である。

その後、右隣の!“吉さん”が丸貝が割られたといい、丸貝を落し込む。
しかし、私にはアタリがこず、18時納竿となった。
まとめ 今回、初めて使う『NSR』、オーダーメイドで作成していただきました。
穂先は超敏感、ラインのフケ・張り・重みなどのラインテンションが目で確認できました。

ラインテンションは、ゼロ釣法で、ハワせる・流す・送り込む・誘うなどラインに掛かる負荷のことです。
このテンションを穂先で表現するには、ただ柔らかいだけでは、出ないと思います。

NSRはそれだけでなく、竿全体のパワーバランスにも気を付けています。
今回は、30cmのチヌでしたが、難なく取り込むことができました。
ただ1回の使用ではまだまだ証明材料になりませんので、次回を楽しみに。

今回は、エサトリの活性は高いが、チヌの活性がいまいちのようでした。
食い渋りの中からチヌに口を使わせれた釣法がよかったのか。

また、『ボケ』がよかったのかは、不明ですが、釣果ありでした。
でも、チヌは、ダンゴの周りには寄って来ています。

釣ったチヌのお腹の中には、サナギ・オキアミ・コーンなどのマキエがたっぷり。
ただ、鉤のついたエサに警戒しているのか、なかなか食ってくれませんね。

次回は、紀伊長島の三浦、F光栄に出撃します。