親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2009年5月2日

ヒノキ筏に向かう
息子2人。
場 所 渡船店 迫間浦 日乃出屋
ポイント ヒノキ筏
海 況 潮まわり 小潮
満潮時刻 9:50
干潮時刻 05:01 17:29
天気 晴れ 午後より風強し
海の状況 澄み、やや水潮、小波立ち
タックル 竿 NSR40-145NM、がまちぬいかだ競技2中硬調
ライン トルネード2号、トルネード2.5号
ウルトラ競技3号、チヌ4号
オモリ なし、3B、4B、5B、8B
エサ ボケ、アケミ貝、オキアミ、イシゴカイ
ダンゴ・コマセ ヌカ+砂+スーパーチヌ+荒引サナギ粉。オキアミ
釣 果 本命 チヌ2枚(45cm、33cm)、マダイ2枚(40cm、36cm)
エサ取 ベラ(3匹)、アジ(16匹)、キス(1匹)、グレ(多数)、フグ
奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに GWに子供を釣れて筏釣りにも行こうかな、と、釣果情報を収集する。
子供連れのため難しい「チヌ」を狙うよりアジやマダイを狙おうと、HGの日乃出屋に予約。

ETC割引で1,000円の影響で高速道路の渋滞を避けるため予定より早い4時に家を出発。
が、既に四日市付近で渋滞発生、でも、7時過ぎには現地に到着した。

今日の筏はアジやキス・マダイが釣れそうな所を船長さんと相談で「ヒノキ筏」に決定。
さぁ、ボケ20匹、アケミ貝1kg、イシゴカイ1杯のエサで予定通りの釣りができるか・・・。
7:30〜12:00 荷物を船に乗せ、子供にはライフジャケットを着せて、さぁ出船だ。

筏に到着、まずは、子供用にチョイ投げ仕掛け2組を準備、早速湾口向きに投げ釣りを開始する。
私は筏釣りの準備、まずは、冷凍アケミ貝を竿下のポイントに300g投入する。
そして愛用のNSR40-NMを取り出し仕掛けをセット、今日はライン2号に針はウルトラ競技3号を選択。

竿受けをセットし、尻手ロープを竿に付け(竿を落して海を汚さないエチケットです)
まずは、8Bのオモリにエサはボケで海の様子を探る落とし込みからスタートです。

着底前よりエサにアタックがあったような感覚、仕掛けを回収するとエサは無い。
いつもならここで、ラインに水深マークをつけ、糸癖を取るのですができず。

次は、アケミ貝を両貝にして、落とし込み、着底するがアタリは無い。
この機会にマークと糸癖を取ることができた、続いてエサを変えて落し込むが雰囲気は無い。

8時ごろには団子を練って団子釣りに作戦を変更する。
今日の団子レシピは、ヌカ+砂+市販スーパーチヌを半々に荒引サナギ粉をブレンド。

練り具合を確認し5個ポイントに打ち込み、オモリをはずしてオキアミのエサでダンゴ釣りを開始する。
ゼロ団子釣法でやや糸を余分に出してハワセ気味で、様子を見ながらの釣りをする。

ぼちぼち魚が集まってきた様子、アタリが出て、アワセると本日第1号の魚「ベラ」が釣れた。
続いてまた「ベラ」が釣れた、エサはオキアミ、下の息子にここで釣れば、と呼び寄せて仕掛けを入れさせる。

小継飛竜1号3mの竿に中通し2号のオモリに針はチヌ2号、ハリス2.5号でエサはオキアミ。
暫くすると、下の息子が大きく竿を曲げている、アタリはよく分からなかったが、何か大物が掛かったようだ。

立ってやり取りしているが、竿は大きく曲がり穂先が海中まで入っている、感じからどうもタイ系の魚のようだ。
ようやく上がって来たのはやはりマダイ、40cmもあり、少々興奮気味であった。8時30分。

  

ここから、息子が筏釣りに変更、竿はがまかつのがまちぬいかだ競技2中硬1.6にラインは2.5号、針はチヌ3号を仕掛けた。
息子は筏釣りが3回目、今回は下向きのリールを使わせることにした。

エサ付け、団子の握り、打ち込み、着底、団子割れ確認、底とリ、誘いぐらいは、1人でできるようになっている。
息子は1人で黙々とダンゴ釣りをしている。

私のほうは、約1時間後の9時40分ごろ、エサのローテーションをして何気なくアケミの半貝をエサに団子釣り。

団子の抜けを確認せず、ラインをハワセ気味にしていると、ゆっくりと押さえ込むアタリ。
スワ!アワセを入れると、スーと浮いてくる手応え、すばやく取り込もうとリールを巻いていると、

急に手応えが大きくなる、ちょっと真剣になって慎重に取り込みに入る。
不思議と、竿のポテンシャルが高いのか、魚の抵抗を竿で溜めているだけで、魚が浮いてくる。

さすが、NSR40-NM。竿を溜めながらリールを巻くだけで、楽々と取り込むことができる。
水面に影が・・・大型のチヌである。筏に上げてサイズを測ると、45cmオーバー。 今年初チヌを偶然にGETしてしまった。

  

その後、魚をたくさん寄せるつもりで、団子にオキアミをアンコにして、竿下にどんどんと打ち込みを続ける。
が、底の変化は無い、上層にはグレ、中層にはアジと言う状況。

10時ごろ、隣の下の息子が竿を曲げている、取り込んだのはカレイ(32cm)、エサはアケミの半貝。
その30分後、また息子が竿を曲げている、今度はマダイ(36cm)、エサはこれまたアケミの半貝。

私の竿下の状況は変わらず、オキアミのエサにはアジが掛かってくるだけ。
その1時間後の11時30分ごろ、半貝で釣っている下の息子の穂先を見ながら、アドバイスをする。

潮の流れで、穂先に重みがかかり曲がる、その曲がりを糸を出して直させる、この動作を繰り返していると、
ガッ、・・・ガッ、・・・穂先にチヌっぽい前アタリ、下の息子にこのアタリにあわせて穂先を下げてついていくように指示、

すると、スススーを本アタリ。今だ合わせて!、グッと竿に重みが乗る、後はやり取りの指導だ。
相手が引くときにはリールを巻かず(ハンドルに手を置かない)ラインと竿(元)を90度に保つように、

  

魚が浮いて着たら浮いた分だけリールを巻いて、引いたら溜めて、魚が筏下に入ったら、竿を前に出し海中に、
などなどと慎重にやり取りすると、魚影が見えてきた、チヌだ。

筏の上げ採寸すると、33cm、なんと針はチヌの口の横(カンヌキ)に綺麗に刺さっていた。

  

その後、迎え風が強くなってきた。その影響で、筏が動きポイントがずれだした。
ポイントがずれたため、潮の流れが筏下に入り込み釣りづらく、底の状態も極端に悪くなってきた。
12:00〜15:00 昼食後、再開するが、一向に迎え風は収まらない。
竿下の状況は、朝と同じ上層にグレ、中層にアジ、底はシーン。

とりあえず、底の状況が変わるまで、団子着底後からエサが出て暫くそのまま、
少し誘ってみて魚の有無を確認、いなければ、エサを中層に留め、アジを狙うことに。

お土産のアジを調達しながら、底の集魚と状況を探る釣りをする。
エサをボケにしても底ではかじられる程度の活性しかない。

一番小さいボケを挿してダンゴ釣りをしていると、久しぶりに気持ちいいアタリが。
これを合わせて取り込むと、フグ。

上の息子は朝から投げ釣りでキスを狙っていたが、やっとこの頃にキスが釣れた。
これを最後に早上がり納竿とした。  15時
まとめ GWの家族サービス目的で、簡単にアジ・キスを釣ろーと釣行したが、以外にも大漁であった。
たなぼた気味であるが楽しい一日が過ごせることができた。

帰宅後、料理をすると、45cmのチヌのお腹から白子が、33cmのチヌからは卵が。まだまだ産卵前の様子でした。
胃袋の中は、アケミ貝とサナギ粉が入っていました。

  

初めて食べた乗っ込みチヌ、この時期のチヌが一番美味しいと思いました。

今日の釣果は、偶然に用意したアケミ貝が本命でした。
貝はチヌは狙うつもりではなかったが、なぜか買ってしまいました。本当にラッキーでした。
また、即興で作った団子も使いやすかった。

今日の釣行は、筏チヌ釣りに関して大きな収穫がありました、でも、チヌの生活暦はよう分からん。