親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2010年4月24日
場 所 渡船店 迫間浦 日乃出屋
ポイント 弁天筏
海 況 若潮
満潮 2:39 14:32
干潮 8:45 20:49
天気 晴れ、北西の冷たい風強し
海の状況 風波・濁り有り、水温14℃
タックル 竿 NSR40-150N+S
ライン トルネード2号
ウルトラ競技3号・2号
オモリ なし、2B、5B
エサ ボケ、オキアミ、シラサエビ
ダンゴ・コマセ 自家製+チヌにこれだ、オキアミ、シラサ、サナギ粉
釣 果 本命 なし
エサ取 マダイ@、セイゴ@、ベラ@

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
今シーズン初の日乃出屋に釣行。
6時40分頃到着し、大将と談義、お客が少なく、筏3箇所を用意してもらった。

ヒノキ1筏に、"ケン坊""大瓦"、ヒノキ2筏に"延魚""シーガ"、弁天筏に"堀ぽん""親方"のそれぞれ2名ずつに分乗することに。

ウンチク@
私の1日の取り組み方を連載しようと思います。

第1回は、筏に到着後の行動を・・・。
まず同乗者との釣座を決める会話をしますが、だいたい私から声を掛けるので、相手に先に選んでもらうことが多いです。

釣座が決まったら、道具を運び配置します。
いつもの配置は、クーラーBOXは右直後ろ、道具BOXは左直後ろ、ダンゴ桶は右前、釣竿は左前が定位置です。

次に折りたたみイス、竿受けの固定、タモのセットします。(これで朝1番でも安心です)
さて、仕掛けの準備です、まず元竿のリールをセット。

リールをつけてラインを2ヒロ程だし、糸癖を取ります。
まっすぐに伸びたラインを元竿のガイドに通し、穂先のガイドにも通します。

このとき私は、元竿に穂先は挿さずにラインを通し、すべて通し終わってから、元竿と穂先をつなぎます。
最後に針を結び仕掛けは完了です。

次の作業は次回の奮闘記で紹介します。(次は5月の釣行後です)

   普段のレイアウトです。

7:00〜11:30
さぁ、釣り開始、まずは、冷凍アケミ貝を数個を上撒きし、水深計測とラインの糸癖取り。
手繰りで上げた仕掛けに、5Bオモリを針上20cmに付け、ボケを挿して投入。

竿下に落し込み、海底の状況を収集する。
シ〜ン、ゆっくり誘い上げ、ゆっくり誘い下げ、着底後、ちょっと待つ。

コン・コン・スッス〜とゆっくり穂先が下がっていく、よしッ、アワセると。
コン・コン・コン小刻みな手応え、軽い、上がってきたのは『ベラちゃん』でした。

おおっ、幸先よく、活性はあるようである、今日はいけるかな?と・・・
しかし、2投目、3投目と打つが反応はない、その後エサを変えたりするが、変化なし。

1時間後の8時にダンゴ釣りに変える。
今日のダンゴは、自家製の乾燥物に直前に『チヌにこれだ』を混ぜ合わせることに。

混ぜて練った結果、程よい粘りが出て、良好なパサパサ団子ができた。
水深は10m、落下速度・割れるタイミングなど最高の出来だ。

早速オモリをはずし、ゼロ釣法で打ち返す。
だが、右からの冷たい強風と波で釣りずらく、潮は上層のみ流れ。

下げ止まりを過ぎても底潮は動かず、活性も上がらない。
体は冷えて寒いので休憩がてら11時30分に早めのお昼休憩にした。

12:15〜17:00 昼食を取り、冷えた体を風が当たらないように横にして昼寝。
何時もより長めの休憩を取り、12時15分頃から釣り再開。

ダンゴ釣りから始めるが、変化はない。
ただし、ダンゴアタリは朝からあったが、『コノシロ?』のようで団子には触れるがエサには触らない状況であった。

しばらくダンゴを打ち続けていると、底潮が少し動き出してきた。
底潮が動き出したのでゼロ釣法で軽いエサだと浮いてしまうような気がし、アケミ貝を両貝で落とし込んでみる。

着底後は変化はなかった、潮の流れを見ながら、ゆっくりと誘い上げゆっくりと落とし込む。
エサの着底を確認し、ジッと待つと、コツと前アタリが。

その後コツ、コツ、コツ、ススーと穂先が動くが、食い込みを確実にと思い待つことに。
そしてスススーーと2度目の食い込みアタリで穂先が水中に入り込み、ここでアワセを!

すると、首を振る確かな手応えが、時たま強い引き込みをするが、NSRはためるだけで魚が浮く。
初物のため慎重に取り込むと、水中にキラキラと魚体が見えた。

ちょっと赤い、マダイだ、12時45分、サイズは38cm、写真を撮りスカリに。

   尾びれはきれいな天然ぽいマダイであった。
  (でも少し短いので養殖かも?)

とりあえず、何とか今日の目標の鯛系がGETできて一安心。

それからは底潮が止まり、また沈黙の時間が・・・。
ダンゴアタリや糸スレアタリはあるが、サシエは見向きもされない。

サシエをオキアミ、ボケ、アケミ貝、シラサエビと変えてダンゴ釣りを続けるが。
時たま底潮が動く時、小さなアタリが出るのみ。

最後の期待は、上げ止まり後の下げ潮の時合い待ちと構えるが、
上潮が滑るように流れるだけで、底潮の動きがない。

16時ごろには、ダンゴも打ち終わり、後は、5Bオモリでの落し込み釣法で攻める。
17時近くにきてやっと底潮が動き出した。

サシエは残り物のシラサエビ、着底後誘い上げ、誘い下げて待つとコンとアタリ。
シラサのアタリは初めてのため、心配のためはっきりとした食い込みアタリが出るのを待っていると。

ススーッと穂先が入っていった、ここでアワセるとやや軽い手応え。
取り込んでいると上のほうに来たら横走。

でも難なく上がって、タモ無しで筏の上に、32cmのセイゴだ、16時56分のことでした。

   幻のセイゴ

これにて17時納竿、17時30分撤収となった。

まとめ
今日1日活性が低かったが、ヒノキ1号筏に乗った"ケン坊"がマダイ2枚、ヒノキ2号筏の"延魚"がヘダイ、"シーガ"がカレイの釣果。
桟橋に戻って、48cmのチヌが釣れていました。

ダンゴは悩んでいた粘りと穂先の調子の一応の答えが見つかりました。

今回は、NSRのSタイプ穂先の調子を水深20mと水深10mの確認を行った。
やはり、柔らかいSタイプは、浅い水深でよい働きをしてくれた。

しかし、強い風と波のせいで仕掛けを巻き込み穂先を折ってしまった。
購入後3回目の釣行での失敗、ショック。

また、ラインテンションの確認とエサを底で安定させることに注意した釣りに取り組んでみました。
特に上潮が早く流れる時にいかに底でエサを安定させておくことができるか考えました。

今の私の技術では、オモリを付けることしか出来ませんでした。
まだまだ海中が盛期になっていないので、次回の釣行でも引続き研究したいと思います。