親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2010年5月15日
場 所 渡船店 迫間浦 日乃出屋
ポイント ヒノキA筏
海 況 潮まわり 大潮
満潮時刻 5:35 19:13
干潮時刻 0:02 12:24
天気 晴れ、時々風
海の状況 澄み、水温16〜18度
タックル 竿 NSR40−150N+H穂先
ライン プレミアムMark1-2号
ウルトラ競技2、3号
オモリ なし、8B
エサ アケミ貝、シラサエビ、オキアミ、ボケ
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ
サナギ粉、シラサエビ、アケミ貝、オキアミ、コーン
釣 果 本命 チンタ(23.5cm)1枚
エサ取 ヘダイH、マダイ@、セイゴ@、ベラA、ハゼA。フグA、ヒトデB
奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
最近の状況では、鳥羽方面が食い渋り傾向、尾鷲方面も同様のため産卵期がまばらの五ヶ所湾方面を計画。
でも、迫間浦もあまりパッとしないが、熟知しているHGの方が安心出来る事もあり釣行することに。

当日、日乃出屋の船長さんは、我々のために『サザラ』『ヒラメ』『ヒノキ』の筏を用意。
それぞれの釣況を教えてもらい、戦略を考えながら、好みの筏を選択する。

“大瓦”は、『ヒラメ筏』、“堀ぽん”は、『サザラ筏』、私は、『ヒノキA筏』に一人ずつ乗る。
『ヒノキA筏』は、先月乗った仲間がヘダイを釣っていたので、タイ系のお土産のはずれ無しと決めました。
ウンチクA
先月号では、竿にラインを通して針まで結びました。
今月号は、その続きです。

さて、私は、針の結びにもこだわりがあります。
それは、外掛け・内掛け結びでもどちらでもいいですが、針に糸を巻く回数です。

ラインが2号の場合には『7回』1.5号は『8回』と決めています。
ラインが太くなれば巻く回数を減らします。

これは、ラインの強度と締まり(緩まない・抜けない)の関係でこの回数が最良との事。
また、針結びは電動針結び器を使用し、ムラの無いように心掛けています。

針に仮結びをして、唾を付け湿らせて、本締めします。
このときの注意は、あまり締め過ぎないことです、締め過ぎるとラインの強度が低下します。

よく、魚が釣れたら、針を結び直せということを聞きますが、
それは、魚が釣れるとその負荷で、針にラインが締まってしまい、ラインとラインによって傷つくからです。

私は、リールに巻くときも、ラインとラインが交差しないように、一列に順序よく平行巻きします。
最近の市販ラインはこのように巻かれていると思います。

ラインを交差して巻くと、ラインの円形の断面がつぶれる箇所が出来ます。
これは、針結びの時にできるラインの変形と同じです、最大の強度は期待できません。

ラインをきつく・強く締めれば締めるほど、断面は変形します。
また、締める時の摩擦熱でも弱くなりますので、必ず湿らせて締めてください。

ラインは、伸縮性があってこそ、最高の強度が得られます。
ナイロンラインがフロロカーボンより強度があるのもナイロンの方が良く伸びるためです。

ラインの寿命は、糸癖を取る時に感じる伸縮性(伸び具合)で確認できます。
今月は、ここまで。
7:00〜
11:45

さぁさぁ、今日の本題です、6時55分に筏に乗り、いつも通りに冷凍アケミ貝を撒いて準備をする。
第1投は、アケミ貝の両貝をオモリなしで落し込み、モーニングで。
新ラインの『ラインシステム社のプレミアムMARK1』は、すべりが良く、するする落下します。

着底後少し待つと、コッコッと前アタリ、その後すぐに食い込む本アタリが出てアワセます。
小気味良い手応えで上がってきたのは、『ヘダイ』23cm、時間は7時19分。

BAGから定規・カメラを出し、写真撮影。
最近は、物覚えが悪くなったので、釣った都度に写真を撮ることにしています。

  

コンデジは、撮影日時が入り、奮闘記などの記録に助かります。
針を結び直し、第2投も、アケミ両貝をオモリなしで投入します。

今度は、すぐにアタリが来ない、誘い上げ下げして潮下に少しずつ流す。
下げ潮は釣り座の下、筏の下にゆっくりと入っていく潮でした。

7時40分にアタリがきて、『ヘダイ』21cmを釣った。
その後は、8Bオモリをつけ、オキアミ、ボケのエサで落とし込むがアタリは無くなった。

8時ごろより、ダンゴ釣りを始める。
自作ダンゴは、米ぬか+砂+伝統チヌ筏を6リットルに、チヌにこれだ1/3を1リットルに薄めて混ぜる。

パサパサダンゴにサナギ粉を主に、シラサエビ、オキアミ、コーンを適度にアンコにして打ち返す。
エサは、アケミ貝の半貝を中心に、オキアミ・シラサ・ボケをローテーションしながら、底トントンで様子を見る。

9時32分にダンゴ釣りで初のアタリ、『ベラ』。9時57分にまた『ベラ』。
その後は反応が無くなり、11時45分にダンゴ5個を連打して昼食と昼寝タイム。
12:20〜
17:30

12時20分、午後の部再開。
これより、上げ潮に替わる時間帯。

昨年のこの時期ダンゴを打ちすぎてよくない結果があったので、今回は落とし込みで様子を見る。
まずは、アケミ貝の両貝をオモリなしで落とし込み。

着底後、しばらく待っていると、コッコッ、前アタリがでて、即、一気に竿ごと引ったくっていく本アタリ。
12時29分にヘダイ。

12時34分同じく両貝でヘダイ。
12時41分同じく両貝でヘダイ。

12時46分同様でヘダイ。
約5分間隔でアケミ貝の両貝の落し込みでヘダイ4枚を立て続けに釣る。

両貝での食い渋り対策と本命狙いのため、エサをボケ・オキアミ・シラサに変えながら、
オモリ8Bを付けて落とし込みを続ける。

しばらくアタリが無いが、13時04分にオキアミのエサにアタリが有り本命チヌを釣る。
サイズは、23.5cmとチンタサイズであったが、今年初チヌ(チンタ)となった。

   オキアミの『逆エビ固め』を食って来たチンタ君。

その後同様に攻めて、13時18分にヘダイを釣り上げる。
落とし込みを長引かせるとダンゴ釣りが組み立てられないため、ダンゴ釣りに変更。

ダンゴにはサナギ粉・シラサ・オキアミをアンコにエサは、半貝・シラサ・オキアミで行う。
だが、ダンゴアタリも出ない状況であるが打ち返しを続ける。

13時51分半貝でヘダイを釣る。
14時28分オキアミで誘い上げて、落し込み途中で引ったくるアタリでマダイを釣る。

14時59分オキアミでヘダイを釣り、その後アタリが遠のく。
ラストの時合い作りのため、15時30分にダンゴを大量(15個)投入してダンゴ釣りを終える。

これから納竿まで、広角で周囲と竿下と8Bオモリで落し込み釣りで狙うことに。
サシエは、ボケ・半貝・シラサ・オキアミと変えながら探ることに。

16時20分シラサのエサでセイゴを釣る。
その後は、エサ取りらしいアタリが有るがなかなか食いアタリが出ず。

アケミ貝は、両貝・半貝では食われるが、剥き身は食われない。
シラサ・オキアミ・ボケは尻尾だけ残る状態が続く。

納竿前のラスト1投は、最後のボケでの落とし込み。
着底後待つと、チョンと小さなアタリ、穂先を下げ食い込ませようとするが、なかなか食わない。

またチョンとアタリ、このチョンは穂先が戻らない重さのあるアタリであったが。
確実な食い込みが来ないため見送る、・・・

アタリが無くなり、仕掛けを回収すると、ボケはきれいになくなっていた。
ここでアワセておくべきだったのかと、1週間たった今も悩んでいます。

これにて納竿、17時30分、回収船がやってきた。
まとめ
今回の釣行は、アタリも頻繁にあり、釣果的には、タイ系魚を11枚と満足であった。

  

午後からの攻め方も落し込み乱用であったが、ヘダイの中からチヌが拾えた。
団子を嫌う?この季節では最良の作戦だったのかな。

新製品のMark1ラインは、ピンクのサイトマーカーで広角・落とし込みに高い性能を発揮した。
また、表面加工が良くて、ラインは最後までツルツルでスルスルに滑ってくれた。

大潮であったが、この筏では潮流がゆるく、私の技術では底トントンの釣り方しか出来なかった。
釣り方の練習にはもう少し潮の流れの変化があるところでやってみたい気持ちであった。

釣れた魚の食性を見たが、ヘダイにはサナギ粉、チヌはアケミ貝とオキアミ、マダイはコーンが腹に残っていた。
集魚力を下げたダンゴを嫌がらずに、ヘダイが食っていた証拠のようであった。

でも、シラサの効果がいまいち確認できていない。
前回と今回と連続で使ってみたが、見えた効果は、セイゴが水面で跳ねていたと底でエサを食ったことぐらいであった。

来月も迫間浦・日乃出屋に出撃予定であるが。
アタリエサのアケミ貝中心で攻めてみるか?シラサはどうしようか?迷うところである。

早くチヌ(30cmオーバー)が釣りたいものだ。