親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記 |
日 付 | 2010年7月10日 | ![]() |
|
場 所 | 渡船店 | 南伊勢町内瀬 内瀬釣りセンター | |
ポイント | 4号筏 | ||
海 況 | 潮まわり | 大潮 | |
満潮 | 3:46,17:48 | ||
干潮 | 10:49,23:08 | ||
天気 | 晴れ、弱い海風。 | ||
海の状況 | 泥濁り、上潮早し、水温計測せず。 | ||
タックル | 竿 | NSR40−150N+H穂先 | |
ライン | プレミアムMark1:2号 | ||
針 | ウルトラ競技2、3号、シラサエビ3号 | ||
オモリ | なし、4B、中通し1号 | ||
エサ | シラサエビ、オキアミ、アケミ貝、サナギ、コーン | ||
ダンゴ コマセ |
自家製ダンゴ(ヌカ+砂+アミエビ) サナギ粉、シラサエビ、オキアミ、アケミ貝、コーン |
||
釣 果 | 本命 | チンタ5枚(23,19,20,26,23cm) | |
エサ取 | ヒイラギ、アジ、マハタ |
奮 闘 記 | |
時 刻 | 記 事 |
はじめに | 毎年この時期から、内瀬ではシラサエビを使った数釣りができる場所のようである。 また、夏場の酸素不足の海が多い中ここは河口近くのためその心配はない。 事前予約で、朝1番の渡船が終わると船頭が副業に出かけるとのこと。 いつものスケジュールだと船頭が不在で7時以降の出船になるとのこと。 そのため、いつもより出発を30分早め6時前に到着することにした。 内瀬に到着すると、大将・ゆかっち・船頭がお待ちかねであった。 早々にあいさつと乗船名簿記入、近況を聞く。 荷物を船に積み込み、いざ、4号筏にGO。 6時前に4号筏に着く、すでに先客は筏に乗り込み釣りをしている。 事前の大将の話では、3人岸向きに並んで竿を出せば真ん中はダンゴを打たずに釣れるとのこと。 そのため今日は、今まで本命を釣ったことのない”大瓦”を真ん中に座らせることにした。 釣り座は、左に”堀ぽん”真ん中に”大瓦”右に私とした。 各々仕掛けを準備し、モーニングから開始する。 |
ウンチクB | さぁ、水深マークも付けたし、糸癖も取りました。 本日の第1投目となります。 まずは、柔らかい餌(ボケ・オキアミ)を付けて竿下又はその周辺の海底の様子を見ます。 落とし込みも餌だけでは中々落ちませんので5B又は8Bのオモリをハリ上20cmに付けて投入。 着底後は、ラインを張り気味にして海底の様子を調べましょう。 俗に言う『モーニング』ですが、基本的には、餌取・潮流・海底の状況などの情報収集が目的です。 でも、やはり居残りチヌを探してしまうのが、チヌ釣り師の性でしょうか。 私の場合は、1投目は竿下に落とします。 2投目は、やや前方にチョイ投げをして、竿下の周辺を探るようにしています。 今までの経験からして、この『モーニング』で本命を仕留めたことはありません。 こういう時には、落とし込みを早めに切り上げ、ダンゴ釣りに作戦をシフトした方が賢明です。 筏釣りをしていてよく言われるのが、『隣より打ち負けしないように』です。 ここで考えられることは、ダンゴを誰よりも早く打ち込むことで魚を早く寄せれることかな。 実際に、同じ筏に乗った同乗者の間でも、ダンゴを早く打った人の方が釣果がありました。 最近は、ダンゴを打ち始める時には同乗者の了解をいただくことをマナーとしています。 さぁ、ダンゴ釣りに入りましたが、次回はどこらから『ウンチク』を書こうかな。 |
6:00〜 12:00 |
さぁ、まずは冷凍アケミ貝の上撒き・・・と思いきや、潮が湾口に向かって波が立つほどの勢いで流れている。 これでは上撒きができない。しかたなく上撒きなしで落とし込むことに。 潮は早いし、濁りもきつい状態のため、マキエを効かせるにどうしようか。 ダンゴでも竿下に届いてくれるか悩み、少々やる気が切れそうであったが。 第1投は、中通し1.5号オモリでエサは丸貝で投入。無音・・・ 2投目は、エサをオキアミにする、着底後にエサ取らしいアタリがある。 どうも餌取はヒイラギのようだ。 この頃に”堀ぽん”が早々に団子を打ちたいと言ってきたのでOKを出す。 私は、しばらく餌をコーン・半貝・サナギと替えながら粘るが本命からのシグナルは無い。 潮の流れは、仕掛けを回収すると、ほぼ真下から上がってきて底潮はそれほど流れていないようであった。 ダンゴを打つポイントも想定できたので、ダンゴ釣りに変えようと、ダンゴを練ることにする。 今日のダンゴのレシピは、米ぬかに砂だけのベースに、アミエビ(1kg弱)をミキサーしたジュースを加えた物。 ここに、今日の主役のシラサエビをアンコに5個投入してポイントを作る。 上潮の引っ張られない程度の4Bオモリを付けてダンゴ釣りを開始する。 オキアミで第1投目を投入し、海底の魚の様子を探るが、餌取のアタリのみ。 餌取は、ヒイラギのようで、隣がポツポツと掛けている。 オキアミだけでは瞬殺と濁りで目だ立たせるために、コーンをサシエにプラスする。 オキアミとコーンのコラボでは、コーンが先に取られる状況である。 しかし、コーンのみのサシエでは、まったく反応も無く食われることも無い。 オキアミ・シラサ・サナギにコーンを追加(コラボ)して打ち返す。 ダンゴを先行投入した”堀ぽん”が7時を回った頃にチヌを取り込んだ。 時合いなのか、チヌが寄ってきたのか、連続に近い状態でチヌを掛けている。 私の方は、まだダンゴアタリがかすかにあるような状態でチヌ気配は無い。 ダンゴには、サナギ粉を中心にオキアミ・アケミ貝・コーンをアンコに打ち続ける。 ダンゴに反応は上げって来たようである。 ダンゴの落下途中や着底後にダンゴアタックがあるがボラの寄りも悪い。 ダンゴ釣りでは餌取のえじき、周囲を落とし込みで探ることに。 中通し1号オモリでシラサ+コーンのエサでチョイ投げ、落とし込み。 着底後、しばらく置き、誘い上げ、を繰り返して、竿下まで探る。 エサが底を切ると、コツコツと餌取のアタリが出るがチヌらしいアタリは来ない。 こんな状況の中、”堀ぽん””大瓦”の両氏は、にぎやかく魚を掛けている。 私は、ダンゴ釣りとチョイ投げを繰り返していると。 9時51分、シラサ+コーンのエサでチョイ投げに、前アタリ、しばらく様子を見ていると、 グイーンと押さえ込み本アタリがこれをアワセると、カンカンと竿を叩く手応え。 本日第1枚目の23cmのチヌ(チンタ)が釣れた、これで仲間入りだ。 ![]() 続けて、同様にチョイ投げで2枚目のチヌ(チンタ)19cmを9時58分に釣り上げる。 次は続かず、その後アタリが遠のくが、隣組はまだまだ賑やかであった。 11時20分に”大瓦”に待望のチヌ(チンタ)が釣れた。 ”大瓦”は、2年前にこのチヌ筏釣りを始めたが、今までチヌを釣ったことがなかった。 ボラ・マダイ・ヘダイ等の外道を釣りまくっているがチヌは今日がお初であった。 やはりチヌ釣りは難しいってことの証明である(たまにビギナーズラックもあるが)。 てなことで、昼食タイムとする。 |
12:20〜 17:30 |
少し場を休めようと思っていたが、隣がそのような作戦を取ってなくて、 ちょっと中途半端な場安めで再開となった。 そのため竿下にダンゴを入れないでチョイ投げ落とし込みをする。 しばらく右や左や前方と広角にチョイ投げし竿下まで探っていると。 12時42分、シラサ+コーンのエサでチンタ20cmを釣る。 続いて、12時49分同様の釣り方で本日の最長寸26cmのチンタを釣る。 その後周囲ではアタリが無くなり、ダンゴ釣りに戻す。 海底の様子は午前中と変わらない状況が続く。 15時01分、周囲にチョイ投げ落とし込みでチンタ23cmを釣る、本日5枚目である。 エサは、シラサ+コーンのコラボであった。 この頃より、ダンゴ釣りでもシラサを食うようなアタリが出だす。 アタリから推測すると本命で無く餌取のようだ。 いつものように16時ごろにダンゴを打ち切り、落し込み釣法で攻めることに。 しかし、餌取に遊ばれて『上がり』の時間となった。 ![]() 今日はチンタ5枚釣れたが、どういう原因か、ダンゴ釣りにはチヌのアタリは無く、 すべて、チョイ投げ落し込みでの釣果であった。 でも、ダンゴアタリは全然無かったわけでもなかった。????? |
まとめ | ”堀ぽん”はチヌ10枚の二桁釣り、その中でも30cmオーバーの正真正銘の『チヌ』を1枚釣り上げた。 また、”大瓦”は初チヌをGETと、悪条件の中満足に近い結果になった。 しかし、”堀ぽん”はダンゴ釣りで釣れていたのに、私の場合はダンゴ釣りに結果が無い。 今日の釣りは、チヌの口元にエサを届けての釣りのようであり、また、ブログの助言のおかげだった。 そのブログは『NSR』で、『夏場は、チヌだけのアタリをアワセれば、・・・』と言うことであった。 確かに、餌取かチヌか見定めれない前アタリの中で、確実にチヌアタリだけにアワセを入れた。 中には見過ごしたアタリもあったかと思うが、チヌなら待てば食い込むアタリが出てくれました。 家で、チヌの腹を調べてみたら、サナギ粉が大量にあり、オキアミ・シラサ・コーン・アケミ貝は少量でした。 サナギ粉は、ダンゴにアンコでした入れてなく、ダンゴの近くに居たことは間違いないように思われた。 着底したダンゴには、小さいながらダンゴアタリがあったがその中にチヌが居たかは想像できない。 ダンゴ作りも米ぬかに砂のみで、つなぎに液体集魚材という簡単ですが何とか使えそうです。 今後もダンゴのレシピを調査をして、究極のエコを考えた効果的なダンゴ作りを試したい。 シラサエビについては、チヌの腹の中に少量ながらあったことから、効果があったように思えた。 次回も、ここ『内瀬』でシラサエビをマキエ・サシエに使った数釣りを試してみたい。 今度こそは、ダンゴアタリから食わせれる釣りをしてみたい。 |