親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2010年8月28日
場 所 渡船店 南伊勢町内瀬 内瀬釣りセンター
ポイント 8号筏
海 況 潮まわり 中潮
満潮時刻 7:21、19:29
干潮時刻 1:11、13:25
天気 晴れ、時々海風
海の状況 うす濁り、水深6〜7m、水温27.6〜31.0℃。
タックル 竿 NSR40-150NM+S穂先、がまチヌ競技U160中硬。
ライン プレミアムMark1:2号、シーガー筏3号
シラサ2号、一刀チヌ5号。
オモリ なし・B・3B・5B、中通し1号。
エサ シラサエビ、オキアミ、コーン、サナギ、アケミ貝
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+チヌにこれだ)
シラサエビ、サナギ粉、アケミ貝、コーン。
釣 果 本命 なし。
エサ取 キス、ベラ、チャリコ、メッキ、ゴンズイ、フグ。

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
例年8月の内瀬では、シラサエビを餌に数釣りが楽しめる。
それとアケミ貝でその周辺をじっくり攻めると、年無し級が上がる。

1級ポイントに予約を入れ、現地集合を5時半にして最高の臨戦態勢で望んだ。
また、シラサエビとアケミ貝をたっぷり用意しこれまでにない費用を注ぎ込んだ。

ウンチクC
今回は、ウンチクまでいかないが、一番悩んでいる団子づくりを話そう。
自称月1回のサンデーサラリーマンアングラーにとっても、釣行費用は掛からない方が喜ばれます。

かと言っても、必要な高速代・ガソリン代・渡船代は絶対に掛かります。
あとは、エサ代・ダンゴ代を如何に節約するかに掛かると思います。

エサは、保存の利くものは何回か使い回すことで節約ができるが。
ダンゴは、次回の1ヵ月後まで保存するのが難しいし、持ち帰るのも大変なことです。

そこで、自家製ダンゴの作成について、色々と長年研究をしてきました。(未だ完成していませんが)
ダンゴに使われる材料を調べ、米ぬかが簡単に入手できそうでしたので、これを中心に考えました。

最初のころは、米ぬかだけで団子を作ったら、海面に浮いてしまい、沈んでも中々底に着かなかった。
これじゃだめだなと、次の策は、市販箱ダンゴの増量から始めてみました。

しかし、米ぬかを混ぜただけではダンゴが軽くなり落下しぬくくなってしまいました。
混ぜ込むには、ヌカだけでなく砂も必要ということがわかりました。

だけど、砂の入手は、砂の粒子の事などから中々進まなかったが、丁度いい粒子の砂を見つけることができました。
川砂ですが、木曽砂と言われる芝生の目土等に使われる砂です。

ダンゴ作りは、ある雑誌でヌカ:砂の比率の記事を見かけ、重量比でヌカ6:砂4を基準で作っています。
でも、ここでまたも問題が、ダンゴに粘りが無く、落下途中で自爆したりして、ダンゴコントロールができません。

そこで、ヌカ+砂だけのダンゴに粘りを求めて混ぜ物を探しました。
混ぜ物は、チヌパワーを始め、乾燥物や半生物・箱物と比率を変えて作ってみました。

しかし、未だ納得のいく配合はできていません。
市販物を多く混ぜると、結局、市販の箱物ダンゴと費用が変わらないことになり、意味がなくなります。

以前は、ダンゴの集魚力UPも考えていましたが、最近は、素ダンゴの低集魚に力を入れています。
集魚力が強すぎるとエサ取だらけになってしまい肝心なチヌが寄り難くなるようです。

今、チャレンジしているのは、EM菌を使ったダンゴですが、手間が掛かるのでもう既に挫折しています。
大失敗のダンゴは、今回の釣行のダンゴで、長い期間費やし熟成しましたが、餌取も寄ってくれませんでした。

そのダンゴは、酒粕がよいと思い、米ぬかに酒粕を混ぜ込んで熟成したら、酒の匂いたっぷりのダンゴができました。
人間なら酔ってしまうほど嬉しいダンゴでしたが、酒の匂いが強烈過ぎたかもしれません。

この奮闘記の読者の皆さんでよいダンゴ作りされている方、ご教授いただけませんか。

6:00〜
13:00

5時20分前に現地に到着、ゆかっちの誘導で駐車場へ。
早々にあいさつを済ませ、乗船名簿記入と渡船代を支払い、いざ乗船する。

5時37分に8号筏に到着し、釣り座を決める。
この8号筏は、釣り座を沖向きに取るのが通常であるが、私は思うことがあり岸向きした。

朝一番からの攻め方で、竿下のシラサのポイントに秘密兵器を使用とアケミ貝のポイントと2ポイントの作戦である。
秘密兵器は、底撒き器でダンゴ投入前に警戒されずにマキエができると思った。

竿をセットし、底撒き器にシラサを入れゆっくりと投入、着底後水深マークを着け、マキエをして、糸癖を取る。
糸癖は、1mほど手繰りし、両手で糸を引っ張り伸ばす、この回数で水深もわかると言う仕組みだ。

ラインシステムのプレミアムMark1の2号は、今回で4回目・4ヶ月目の使用であるが、まだまだ柔軟性は落ちていない。
ボナンザでメンテしていることもあり、糸の滑りもまだまだ落ちてはいない、他社に無い最高のラインである。


仕掛けを回収し、第1投目は、アケミの両貝をオモリなしで落とし込む。
着底後すぐにアタリ、しかし、餌取のようで、エサだけを取られてしまった。

第2投目は、オキアミ+コーンでオモリ5Bをつけて、落とし込む。
同様に餌取に取られた。その後しばらくエサを替えて落とし込むが餌取だけであった。

早々にダンゴ釣りの準備をし、シラサエビとサナギ粉をアンコに5個打ち込んで、アケミ貝用の竿を準備する。
今日は、宮本武蔵張りの2刀流で、8号筏の岸向きの1辺を貪欲に攻めてみた。

竿下はシラサエビを中心でダンゴ釣り、団子の中にはシラサエビ・サナギ粉・コーンをアンコにマキエし、
潮下はアケミ貝を上撒きしながら、アケミ貝の両貝・半貝・丸貝で落し込み釣りを続けたが、
団子には魚が寄らず、潮下にもその影響が及んでいたようであった。

竿下では針に掛かる魚は無く、周辺へのチョイ投げでベラ・ゴンズイの餌取の反応があるだけ。
潮下のアケミ貝のポイントでは、キス・フグ・チャリコが食ってきた。

こんな状況でお昼休みを取り、場を休めてからも、好転しなかった。
岸向きの釣り座をあきらめ、状況の良い沖向きの釣り座に引っ越す。

13:00〜
17:00

潮変わりし上げ潮が動きだした頃より、沖向き中央で釣りを始める。
右隣の”堀ぽん”は、午前中からキビレ・チンタ・ボラと快調に釣り上げていた。

そのお零れにあやかろうと、自作ダンゴで打ち込んでいくが、釣り始めた頃にはエサトリのアタリもあった。
しかし、だんだんとアタリも遠くなってしまった。

左隣の”ケン坊”は、私と同様の自家製ダンゴを使用していたので。
朝からの様子を聞くと、サッパリとのことであった。

”ケン坊”は”堀ぽん”の潮下であったが、集魚効果が良くないようであった。
結論として、私の自家製ダンゴ(酒粕付け)は大失敗と言うことになった。

ケン坊ごめん。

夕まずめには、竿下から潮下の”堀ぽん”の竿下に仕掛けを流してもダメ。
今日一日チヌからのシグナルも無く終了となった。

まとめ
8号筏は、沖向きのポイントで”堀ぽん”がキビレ・チンタ・ボラの釣果があったのみ。
すぐ向かいのカキ筏の方は、岸向きでボラ釣りの様相であった。

4号筏に乗った仲間は、朝一番のボケエサでの落とし込みで、チンタをGET。
3人でチンタ5枚の釣果で、ボラも釣っていたようであった。

また、大物を掛けたがバラシの連発で取り込むことができなかったと言っていた。
作戦さえ間違わなければ、この時期の内瀬は、小型から大型まで狙える1級の釣り場だと感じた。

内瀬の強みは、河川が流れ込む河口近くのため、水質環境がよいようである。
これから晩秋までは、小型の数釣りが主体のため次回は、行き先を変えようと思っている。

攻め方も、シラサはもうこりごりなので、オーソドックスのオキアミ釣りに戻そうと思った。
また、ダンゴ作りも原点に戻り出直します。