親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2010年10月16日
場 所 渡船店 南伊勢町 古和浦 まるよし渡船
ポイント 西浦大型筏
海 況 潮まわり 小潮
満潮時刻 14:09
干潮時刻 6:17、20:01
天気 曇りのち晴れ、北西の風
海の状況 澄み〜うす濁り、水深12〜13m、水温21℃。
タックル 竿 NSR40-150NM+M穂先。
ライン プレミアムMark1:2号。
ウルトラ競技4号、くさびチヌ4号
オモリ なし・5B、中通し1号。
エサ オキアミ、コーン、サナギ、アケミ貝
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+伝統筏+深場大チヌ+生蛹ミンチ)
オキアミ、生蛹ミンチ、アケミ貝、コーン。
釣 果 本命 なし
エサ取 ヘダイJ(20〜23cm)、アジ@、ゴンズイA、(カワハギ?)

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
紀勢道が延長され大内山ICまで伸び古和浦が近くなったが、中々行けずじまいであった。
やっとの思いで古和浦に出撃する機会が来た。

エサは、えさきち大内山店に予約をし希望通りのエサを調達することができた。
この時期は『ボケ』の入手が困難のようで、やはり予約は必要です。

6時30分頃に『まるよし渡船』に到着、船長さんにあいさつと駐車場の指示、荷物の運搬を行う。
ここは、常備の配合団子があり、いつでも購入できる。
  

ウンチクE
ダンゴも鮮度が大切?

と、思うことが、今日の釣りで見えてきた。
以前のことで、釣行前にダンゴを作る時、ミンチ蛹又はミンチアミエビを混ぜ込んで数日間置いておいたら、

釣行当日にダンゴに粘りがなくなったことがあった。
それ以後は、ミンチ類は当日に混ぜるようにしていたが、鮮度まで気がつかなかった。

釣具屋で常温タイプのミンチ蛹を買い置きしておいたものに異変が。
当日開封しようとすると、ミンチの表面に何か白いものが。

よく見るとカビ?のようである、あまり気にせず開けてみると。
普段の蛹のにおいに何か臭いにおいが混ざってにおってきた。

しかし、そんなことは気にせず、団子のアンコで使用した。
朝から昼まで使っていたが、魚が集まってくる気配が全然感じられなかった。

そのため、午後からは、腐ったミンチをやめて、乾燥蛹粉を混ぜ込んで団子を作った。
今日の釣行での失敗の原因がこれではないかと思われた。

乾燥物は湿気、生物は腐敗など、保管中には鮮度に注意することも忘れないように。

7:00〜
14:00

桟橋から直ぐに今日乗る『西浦の大型筏』に到着。
船長の話では、この筏は、最近に設置し、岸向きと湾口向きしかまだ人が乗っていないとのとこ。

水深は、13m位で、人が乗っていない向きは、根掛かり等の底の状況は不明。
今日の釣座決めのじゃんけんをする、と、なんと一番勝ちであった。

釣座を岸向き一番右に決めた。(なんか今日の運を使っちゃった気がしたが・・・)
いつものとおりに冷凍アケミ貝を上撒きし、道具を配置して仕掛けの準備。

まずは、空針に5号オモリを付け投入し、推進マークと糸癖をとる。
第1投目は、アケミ両貝で落し込み、着底後アタリはなく、誘ってもアタリはない。

第2投目は、オキアミのエサで落し込むが、これもアタリなし。
早々にダンゴを準備しダンゴ釣りに変更する。

オモリをはずし、オキアミのエサでダンゴを投入。
着底後ラインを張り気味で様子を見るがダンゴアタリは無い。

ダンゴから自然にエサが抜けトントンで待つがアタリは無い。
ゆっくりと1ヒロ誘い上げるとアタリ、これに合わせてアジを釣る。

その後は下・上とサッパリ!!
エサのローテ、広角といろいろと試すが、本アタリが来ない。

潮はゆっくりと流れているが、エサトリも居ない状態だ。
何かに原因があるのか他の同乗者は、にぎやかに釣っているが、私一人蚊帳の外状態。

これといったアタリも無く、お昼になった。
昼休み前にアンコたっぷりのダンゴを10個投入し休憩。

30分後の13時から再開するが、海底の状況に変化は無い。

14:00〜
17:30

14時ごろには、心も折れかける、快調に釣れている”シーガ”の隣にお邪魔することに。
1号オモリを付け、オキアミのエサで、落し込む。

着底後、少し誘うとアタリで、ヘダイを釣る。本日初のタイ系の魚である。
2匹目を狙うがうまくいかないので、自分の釣座に戻り、ダンゴを作り直すことに。

どうも、生蛹ミンチが良くなかったようなので、荒引蛹粉を混ぜ込んでみる。
配合し直したダンゴを釣座に投入して、またまた”シーガ”の隣へ。

20分後の14時21分に落し込みで2匹目のヘダイを釣る、が、活性が落ちてきたので自分の釣座に戻る。
自分の釣座で再開すると、作り直したダンゴの効果か、雰囲気が良くなったようだ。

まずは、オキアミのエサで、ダンゴ釣り、ダンゴからエサが抜け、1ヒロ上に誘い、ゆっくりと落し込むと、アタリ。
エサの着底と同時に本アタリが出る、これを合わせると、ヘダイが釣れた。
  

14時43分、続いて15時20分、15時25分、15時32分、15時39分、15:55分、16:05分、16時17分。
と、時合いになったようで、ヘダイを連釣する。

(この間に、合わせ・取り込み・針はずし・写真撮影・スカリ入れ・エサ付け・投入と一連の動作をしている。)

サシエは、オキアミ・アケミ半貝・アケミ丸貝(パラパラ)をローテし、
ダンゴ抜けから1ヒロ上に上げてゆっくり落し込むサソイ下げで、着底と同時に本アタリを取る。

このパターンでヘダイを7枚釣り上げたが、少し活性が落ちてきた。
16時35分にヘダイを釣り上げたら、アタリが無くなった。

「ダンゴの切れ目が縁の切れ目」かダンゴが切れたとほぼ同時刻であった。
しかし、エサトリ(ヘダイ・カワハギ等)が散ったのは、チヌの接近か?

と、思い、柔らかいエサ(オキアミ)で落し込みで狙う。
暫らくアタリが来なかったが、17時00分、前アタリが来た。

本アタリを待つが来なかった、仕掛けを回収するとエサがない。
もう一度オキアミを付けて落し込む、着底後少し誘うと、前アタリ。

じっくり攻めるて本アタリを引き出し、合わせる。
しかし、手応えが軽い・・・ 上がってきたのはゴンズイ。 これにて納竿とした。

まとめ
本日は、私には本命のチヌが釣れなかったが、堀ぽん・延魚・シーガは釣ることができた。
14時過ぎまでの状況を思うと、その後のヘダイ11枚の釣果は楽しい1日であった。

敗因としてカビた生蛹ミンチを魚が嫌ったしか思えない。3杯目のダンゴに荒引蛹粉を使ったのが良かった。
やはり、ヘダイは底より上に居たようで、底ではアタリが出ず、すべて誘い上げて下げていく時にアタリがあった。

一時入れ食いの状況であったが、その時に2回ほど素針を引いてしまった。
まだまだヘダイ釣師の段階のようで、早くチヌ釣師になりたいな。

初めての古和浦は、大内山ICから10分少々という立地で便利。
湾内は波静かで潮もゆっくり流れ大変釣りやすく、チヌも多く居そうな感じでした。