親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2011年10月8日
場 所 渡船店 南伊勢町迫間浦 日乃出屋
ポイント アソダ筏
海 況 潮まわり 中潮
満潮時刻 02:20、15:29
干潮時刻 08:52、21:28
天気 晴れ
海の状況 穏やか、澄み(スケスケ)、水温20℃
タックル 竿 NSR40-150Nsp+F
ライン プレミアムMark1-2号。
ウルトラ競技4号
オモリ なし、中通し1号。
エサ オキアミ、アケミ貝、ボケ、コーン、アオムシ。
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+サナギ粉+大チヌSP+チヌスパイス)
オキアミ、荒挽サナギ粉、コーン、アミエビ。
釣 果 本命 なし
エサ取 ヘダイ、グレ、イシダイ、ベラ、ボラ

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
6月から9月の4ヶ月間数釣りの修行をし、ボチボチ良型が釣りたくなり、日乃出屋に出撃。
台風15号通過後好調な迫間浦だが、5日に雨が降り海況が変化していないか不安な釣行です。

当日は、堀ぽんが一家で五目つりでの参加があり合流することに。
7時に渡船してもらい、私と大瓦はアソダ筏に堀ぽん一家はヒノキ筏に行く。

筏に上がって海を見ると、海は澄みきり2〜3mまで丸見え空と同じ秋晴れ状態。
水温は20℃位でこの時期には珍しい光景にまたまた不安になった。

釣座は、湾奥に向い、右に大瓦、左に私と座る。
  

7:10
〜12:00

仕掛けを準備する前に、いつものように、冷凍アケミ貝を上撒きする。
続いて、仕掛けの準備、水深がありそうなため、ラインは2.5号を使うことに。

底取り用のオモリを付けて、落とし、水深と糸癖を取る。
第1投目は、アケミ半貝を付けて1.5号のオモリで落とし込み。

無事着底するがアタリはない、回収するとエサはない。
2投目もアケミ両貝を落とし込むが同様でエサはない。

3投目は、ボケエサに変えて投入。
やはり、エサはアタリもなく取られてしまいエサトリの活性が高い。

ダンゴ釣りに変更する。
ダンゴには、自家製ダンゴにアミエビを混ぜ、オキアミ+サナギ粉+コーンをアンコに打つ。

ダンゴ桶1杯目は、計量ボール(700cc)に10杯にアミエビ(1kg)を混ぜてアンコを入れる。
オモリをはずし、エサはオキアミやオキアミ+コーンでダンゴ釣りを進める。

ダンゴは約5分ピッチで投入し、まずは寄せて活性を上げることに集中する。
エサは、小さなアタリで取られることがほとんどで変化はない。

ラインが太くわかりづらいのかと思い、2号ラインに交換する。
2号ラインは、既に13回使っていて、残りが20mもないので心配であったが、大丈夫であった。

たまに、竿下の周囲にダンゴ無しでの落とし込みを混ぜて釣り続ける。
10時27分、ダンゴ無しの落としこみにアタリ、ヘダイ(20cm)を釣る。
  

ダンゴ釣りと周囲への落とし込みを適度に混ぜながらオキアミ+コーン主体で進める。
10時59分に落とし込みにヘダイ(20cm)を釣る。

その後も同様な釣り方でするがアタリがわからない状況。
1時間後の11時52分に落とし込みにヘダイ(20cm)がきた。

ダンゴ釣りではアタリが取れないが、周囲での落とし込みで掛かるパターンのようだ。
12時になり、昼食タイムにするため桶1杯目のダンゴをすべてドカ打ちし昼食を取る。
12:00
〜17:00

昼寝タイムも取ってしまい12時45分頃より桶2杯目を朝と同様に作る。
アンコもオキアミ+サナギ粉+コーンでダンゴ釣り再開する。

隣の大瓦もアケミ両貝で落とし込みで釣り始めたが、エサが瞬殺された。
よく見ると、筏下の上層でサンバソウがエサを奪っていた。

大瓦は、アケミ半貝にして糸を2〜3m出して釣り始めた。
サンバソウが面白いように釣れていたが、10尾近く釣ると釣れなくなった。

どうも、見切られたようであった。
私の上層には、ダンゴを既に打ったのでサンバソウはいなかった。

大瓦もダンゴを打ち始めたら、上層にいたエサトリも下がっていったようだ。

朝と同様のダンゴを打ち続けるが、海底の様子に変化はない。
このダンゴだと集魚力が強すぎて、エサトリだらけじゃないかと思いついた。

それじゃあ、15時までに打ち込んでしまおうと、ピッチを早め打ち込んだ。
やはり、小さなダンゴアタリはあるものの、海底の様子は変わらない。

15時ごろに桶3杯目を自家製ダンゴだけにしてアンコも無しで、ダンゴ釣りにする。
しばらく打ち続けると、僅かずつであるがサシエの小さなアタリがなくなってきた。

15時42分、明確な本アタリできて、ヘダイ(19cm)を釣る。
  

続けて、16時02分にヘダイ(19cm)、16時13分にサンバソウ(15cm)、
  

16時15分にヘダイ(20cm)、16時20分にヘダイ(19cm)、16時27分にグレ(20cm)、
と、外道であるがダンゴの集魚力を下げた効果が出たようである。

サシエは、オキアミ、オキアミ+コーン、アオムシ、アケミ半貝、ボケに食ってきた。
16時35分には、ボケ+コーンのエサに前アタリから本アタリを出してHIT、

今までとは違う重たい手応え、しかし、中層で横走、ボラ(47cm)を釣る。
  

取られたボケの残りのコーンに食ってきたかも、でも、チヌに近づきつつあるようだ。

ところが、それっきりアタリは遠のき、17時01分に竿を納めた。
  

まとめ
今日は、先週までの好調の迫間浦とは一転して厳しい状況であった。
日乃出屋のチヌ筏では、チヌが数枚しかそれも小型しか上がっていなかった。

原因は不明であるが、海が透き通っていたのも一つの原因であろう。
水温もそれほど急低下しておらず、また大型チヌは、落ちてしまったようなのか?

しかし、エサトリの活性は良くて、釣り方では本命をGETできたと思われる。
私のところでも、ダンゴの使い方をうまくやっていれば1尾ぐらいは取れたと思う。

一般的に言われる、エサトリを集めてボラを寄せ、本命を釣る、方程式が通じなかった。
エサトリの多い時期にダンゴに集魚力を上げ続けていてもエサトリの巣になり続けた。

エサトリが気性の強い魚(特にヘダイ)の場合には、注意することが必要である。
ダンゴの集魚力を下げたことにより、小さいエサトリが居なくなりサイズの大きい魚が来たようだ。

次には、ボラがダンゴに寄って来てくれたように思われる。

でも、朝から集魚力の弱いダンゴでは、やはり不安がある。
集魚力の強いダンゴと弱いダンゴをうまく使い分け、魚を寄せ分けできれば作戦は成功である。

筏の周囲の釣り人の数により、寄せ負けをせずに、きっちりとチヌを寄せれるダンゴワークが必要である。
ここ数ヶ月、数釣りでまた釣り人が多い状況であったので寄せ負けにこだわり過ぎた。

ダンゴアタリやダンゴからエサが抜けたときなどの状況を確実に把握し、
エサトリを観察して、ダンゴの使い方を考えることが重要を思う。