親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記 |
日 付 | 2012年6月23日 | ![]() |
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場 所 | 渡船店 | 南伊勢町船越 秀丸渡船 | |
ポイント | 加賀筏 | ||
海 況 | 潮まわり | 中潮 | |
満潮時刻 | 07:17、20:40 | ||
干潮時刻 | 01:40、13:59 | ||
天気 | 曇り、時々南西の風 | ||
海の状況 | 海面穏やか、濁りあり、やや水潮、海面温度:22.1〜22.6℃ | ||
タックル | 竿 | NSR40-150Nsp+M | |
ライン | プレミアムMark1-2号。 | ||
針 | 一刀チヌ5号。 | ||
オモリ | なし、2B、中通し1.5号→1号。 | ||
エサ | オキアミ、ボケ、アケミ貝、シラサエビ、コーン。 | ||
ダンゴ・コマセ | 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+サナギ粉+本筏チヌ) オキアミ、アミエビ、アケミ貝、コーン、シラサエビ(10匹)。 |
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釣 果 | 本命 | チヌ4尾(37.5、36、27、27p)キビレ1尾(40p)。 | |
エサ取 | 小サバ、小アジ、キス。 |
奮 闘 記 | |
時 刻 | 記 事 |
はじめに | 前回の船越の雰囲気が気に入り、今シーズンはここで情報収集のため通うことにした。 今回は、メンバー6人で出撃となり、予約すると3基の筏を提供していただけた。 予定通り亀山PAに5時集合し、エサ屋を経由して、現地に6時30分ごろ到着。 船頭に挨拶をし、乗る筏を聞き、船に道具を乗せこんだ。 朝、船頭さんから、イガイを分けてもらい、各自に分配しながら筏に渡船してもらう。 5号筏に大瓦、シーガ、2号筏に延魚、カズヤ(今回初参加)、加賀筏に私と画伯と分乗した。 海の状況を船頭から聞き、台風5号崩れで大雨が降り、ここのところ釣り人は入っていないとのこと。 やはり、大雨の影響で、海は濁りがあり、またやや水塩の影響で緑色がかかっている。 潮は、風が時々吹く影響か上潮がやや早く滑るように流れている。 底潮とマッチせずに2枚潮が懸念されそうだった。 ![]() |
6:51〜 10:00 |
筏に乗って、釣り座を私は岸向き『右』画伯は『左』と別れ道具を配置する。 前日まで釣り人が入っていないので、ダンゴ作りからスタートする。 今日は、ダンゴの打ち方に工夫をすることに。 ダンゴの打つ場所を筏際と2m前方の2箇所にし、筏際には「素ダンゴ」を。 ![]() 筏の2m前方には、オキアミを混ぜ込んだ「濃厚ダンゴ」を打つ作戦とした。 筏際の釣りをするポイントにエサトリを異状に寄せずに、チヌだけを寄せる工夫である。 いよいよ作戦のスタート、2m先に濃厚ダンゴを5個、際に素ダンゴを3個投入し。 愛竿『NSR』にリールをセットし、仕掛けを準備。 ラインシステムマーク1の2号ラインにがまかつ製一刀チヌ5号針を結び、中通し1.5号オモリを付ける。 そのまま仕掛けを投入し、着底を確認。 仕掛けを手繰り、糸癖取りと水深を図った。 水深10m強、潮は上潮が右に底潮が左に流れているがゆっくりである。 第1投目は、アケミ両貝をつけて、オモリをはずして落とし込む。 着底前にチョンチョンと小さなアタリがあったが、無事に着底したが反応はない。 底でエサを切り、回収し、2投目は、ボケをえさにオモリを1号にして落とし込む。 何もアタラない、ボケは元気に帰ってきた。 底の活性を上げるために、ダンゴ釣りの用意をする。 筏際を釣りのポイントにし、素ダンゴでオキアミを包み変化を見ながらの釣りを始める。 筏際と同時期に2m先のエサトリ集合ポイントに濃厚ダンゴを打ち込む。 ダンゴの打ち込みは、チヌに警戒心を与えないように、5分ピッチで空打ちも交えて行う。 サシエの反応が遅いので、ダンゴの投入ピッチが5〜10分となってしまうこともあった。 また、サシエに反応がなかなか来ないので、1〜3回誘いを入れて待つ釣りになった。 底でのエサトリはいないようであったが、1ヒロ上にはエサトリが元気の様子。 エサをサソイ上げて、下ろしても底まで付いてくる魚は今のところいない。 すると、7時30分にアタリがきた、釣れたのはコサバで、先月より大きくなって20pはある。 ![]() その後同様にコサバを2尾釣り、9時02分にオキアミでコアジ(19p)を釣った。 ![]() えさのローテーションでアケミ半貝でキス(20p)を9時52分に釣った。 ![]() 少しずつであるが底の反応が良くなってきたのを感じだした。 |
10:00〜 13:13 |
時々吹く南西の風で、上潮が滑るように流れるため、糸が引かれても、底でエサが安定できるように、オモリを重たくした。 私の得意な中通しオモリ釣法である、中通し1.5号のオモリをつけてオキアミエサで団子投入。 10時45分、エサはダンゴから抜け底で這っている状態でアタリなし、2回ほどサソイ上げて下ろして待つと。 フワフワとした小さなアタリが出た、この前アタリにラインに不用意なテンションが掛からないように糸を送り続けた。 2分ほど送り続けると、穂先にグググと、食い込んだ本アタリが出た、咄嗟にアワセを入れた。 久しぶりに味わう、チヌの手応えが竿から伝わる、やや抵抗して上がってきたのは、37.5pの本命チヌだった。 ![]() その後、また静かになってしまったが、ダンゴ打ち込みピッチ、エサの入れ替えピッチ、ローテーションを同様に進めた。 打ち返しを続け25分後、11時10分にボケのダンゴに5分以上の長い間合いから、小さな前アタリが来た。 食い込め食い込めと祈りながら、サシエに抵抗を与えないように糸を送り込んでいくと、 食い込むアタリが穂先にきた、ボケエサのため食い込みアタリに穂先で少し付いていきガツッとアワセた。 先ほどより軽い手応えだが、竿を叩く、上がってきたのは27pのチンタであった。 ![]() 次に来たのは、12時16分、オキアミのエサで長い間合いの後、前アタリ。 ラインに抵抗を与えないように慎重に送りだしていくと本アタリ。 先ほどより大きな手応えで36pのチヌをGET。 ![]() その後また静かになったが、隣の画伯が、13時13分に自身初チヌ(26p)を釣った。 私のポイントはエサトリも反応しなくなりお昼の休憩をとる。 |
13:13〜 17:00 |
お昼を過ぎ干潮の潮止まりの14時を挟んで、反応は上がらない。 でも、ダンゴは同じピッチで、2m先と際に打ち続けた。 ダンゴ釣りもワンテンポになりつつ睡魔が来るが、ここの筏は狭くて横になれない。 たまに、ちょい投げで周囲の探り釣りを混ぜながらアタリを求めた。 時折、チョンチョンとしたアタリが出るが、食い込まなかったり、 スススーと穂先が入っていたりするが素針だったりすることがあったが、活性はない。 16時ごろ画伯との会話中、ふと、画伯が「シラサエビ」を持参していることに気がついた。 早速、画伯にシラサエビを数匹分けていただき、針に2匹付け、ダンゴに3匹混ぜて攻めてみることに。 今日握っているダンゴは、パサパサ・カチカチの小さめのためサシエのシラサが圧死するため別打ちとした。 画伯はシラサ持って来たがあまり使って無いようなので、期待せずに目先を変えるつもりで使ってみた。 16時25分、シラサエビエサで第1投目、今までと同じパターンの長いステイでサソッテいると、 にわかに前アタリが来た、ラインを繰り続けていくと、本アタリ。 アワセをいれ取り込みにかかる、ゴンゴンと首を振るチヌの手応えで27pのチンタを釣り上げた、。 ![]() これを画伯に報告すると、画伯もシラサエビに変えて、チヌが釣れだした。 次もと思うが、警戒されてしまい、オキアミエサに変えてダンゴ打ち。 |
17:00〜 17:55 |
17時前ごろに、しばらく底にエサを這わせていると、フワフワと小さなアタリ、 そのアタリに抵抗を与えないようにラインを送ると、グッと穂先がお辞儀をした。 即アワセを入れると、ゴンッ竿が途中で止まり、すごく重いパワーのある首を振る手応えが襲った。 やつは、ガンゴンガンゴンと抵抗しながら底に貼り付くように筏の奥に潜りこもうとする。 愛竿NSRはこの時に威力を発揮する。相手は年無し級でそれも回復チヌ。 相手のパワーに竿が溜めてくれるが、こらえきれずにリールからラインが出される。 それでも、何とか走られずに動きを止めることができた。 少し竿を起こして寄せに掛かった瞬間、グッと、相手が抵抗した。 フッ、竿から重みが消えた。バラシた。 仕掛けを回収すると、針・オモリがなかった、よく見ると糸の先がくるくるとカールしていたので、 針のチモトでブレイクしたようだ。原因は、針の結び直しを怠り、チモトの糸が締まりこんで弱ってしまったようだ。 やはり、魚が釣れた都度結び直すことが重要と再認識した。 このバラシで、筏周囲まで魚が散ってしまっていなくなってしまった。 まだ残り時間がある、バラシた魚は来ないが、もう1尾欲しいところだ。 隣の画伯はチヌを4尾で、ちょっと経験の多い私も4尾だと恥ずかしいのが本音だけどネ。 狙うは、遠方だ。ボケの遠投落とし込み釣法しかない。 あらゆる方向に遠投し、着底後のステイ時間をじっくり取り、2mサソッテはステイで探す。 20分ほどボケの遠投落とし込みを続けていると、前アタリが来た。 右方向(たぶん潮下)に5mほど投げて着底後に一度サソッタ後だった。 ボケエサの時はしっかりと送り込むことにているので、相手が引くのに合わせて糸を出す。 すると、その引きに重みが乗って来たのにアワセを入れた。 ゴンゴンと重たい手応え、竿を起こしながらでも魚の抵抗を溜めることができるのはNSRの取り得。 竿を起こした分だけラインを巻き取り、また起こすを繰り返すと、海面下に白っぽい魚体が、 軽く一発でタモ入れ、チヌじゃなかった、キビレだ、サイズは40p。 ![]() かかり釣り(人生と言ってもよい)初めての大型キビレを手にした。 早速写真を撮りスカリに入れ、次と欲張るが次は無かった。 17時55分に竿を納めた。 ![]() |
まとめ | 本日の動向メンバーの釣果は、6人中5人に本命のチヌ・チンタが釣れた。 残念ながら1名は蚊帳の外であったが、代わりに大アナゴ・大ボラ・セイゴ・アジ・サバとお土産は確保していた。 今日の成果を振り返ると、 @ 穂先をM(ミディアムテーパー)を選択し、本当に小さな小さな微かな前アタリを表現してくれたこと。 A その時食いが渋いと判断し、サシエに抵抗をかけないように糸を送り、本アタリが出るまで送り続けたこと。 B 濃厚ダンゴと素ダンゴの使い分け。(これに成果があったかは不明だが、筏際でチヌがHITした) C 大きな反省は、針結びをサボってラインブレイクで大型チヌをバラシたこと。 今回は、針結びを「スネルノット」と言うかなり強度のあると言われる結びを実践した。 しかし、いつもは電動針結び器でススーイと結んでいたので、釣れる度に簡単に結び直せた。 スネルノットは、両手を使って結ぶので、少々手間がかかるが、強度は抜群とのこと。 その強度を過信して結び直しをしなかったために悪い結果になってしまった。 どんな結び方でも、魚が掛かれば、その結び目は締まる、締まるとラインが潰されて傷が付く。 傷が付けば、ラインの強度は落ちる。落ちれば切れやすくなる。でした。 そう言えば私は、いつも針結びのとき最後の締め込みをラインが潰れない程度でしか引っ張らないようにしていた。 それで、突然の大物も確保できていたのに、残念でしょうがない思いでした。 以上ですが、他にもあるが言い出せばキリがないですネ。 家に帰って、チヌをさばき、腹の中を拝見。 イガイ、サナギ、オシムギ、アケミガイ、コーン、オキアミをたらふく食べていた。 ![]() イガイは、朝に船頭さんから頂いた物を、パラパラと撒いていたものですが、サシエには使わなかった。 残念!! 次回は7月、夏チヌのパワーを味わうぞ。 |