親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記

日 付 2012年8月25日

場 所 渡船店 南伊勢町中津浜浦 黒ちゃん渡船
ポイント 山の筏
海 況 潮まわり 小潮
満潮時刻 11:52,22:26
干潮時刻 04:47,16:25
天気 晴れ、南西の風
海の状況 海面0.5〜1mうねり、濁りあり、水深16m、海面温度:28.8℃
タックル 竿 がまかつ競技U160硬調+GUMH穂先
ライン プレミアムMark1-2号。
一刀チヌ4号。
オモリ なし、中通し1.5号。
エサ オキアミ、ボケ、アケミ貝、コーン、アオムシ。
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+サナギ粉+マッハ深場)
オキアミ、アケミ貝、コーン、激荒サナギ。
釣 果 本命 なし(チヌ2枚(30p、29p))
エサ取 ヘダイ、アジ、ボラ、サンバソウ、グレ、ヒイラギ

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
 五ケ所湾の中津浜浦にある『黒ちゃん渡船』、私の大好きな五ヶ所湾内で玉城ICから近場の筏屋さん。
気になっていたが、やっと『黒ちゃん』に出撃ができました。
  

好釣果が続いているようだが、詳細な現地情報がない。
そのため、ブログ記事をあさったり、ブログ仲間から生の情報をキャッチ。

フォレストメンの仲間を募れば、9名の参加、
参加者に事前情報を流して、スタンバイ完了で、予約を入れた。
予約時の筏は、『風』『火』『山』であったが、当日に『林』にも乗せてくれた。

私が乗る筏は、『山』で水深が16mあり、また、情報では『サナギ』がアタリエサ。
エサトリ・ボラは活性が高く、マキエにオキアミ、アケミ貝では他魚の嵐とのこと。

そのため、自家製ダンゴの添加物に『紀州マッハ攻め深場』を加えた深場と、中層アタック対策を。
マキエには、『激荒サナギ』をアンコとサシエに使おうと準備した。

おまけに『カワハギ』が居れば獲りたいなぁと、カワハギ竿と仕掛けと『アオムシ』も用意した。
いざ出撃と、カーナビで中津浜浦をセットして、3時50分に家を出発し、亀山PAで合流した。

 道中ちょっと不安があったが、無事に『黒ちゃん渡船』に予定通り到着。
早速あいさつと名刺を交わし、筏を4基に増やしていただき、乗る人を決めて船に道具を積み込む。

6:50〜
8:20

 6時46分、渡船開始、まず、『林の筏』に2名が乗る、次は私たちの『山の筏』に到着した。
  

釣り座を聞き、岸向きの右に息子、左に私と分かれて道具の整理と仕掛けの準備をする。

まず、息子の仕掛けをセット、竿は、がまかつ競技U160中硬調に穂先は硬調改良、リールは黒房のセレクション60D。
ラインは、ラインシステムプレミアムマーク1の2号、針はがまかつ一刀チヌ4号。
私は、竿ががまかつ競技U160硬調に穂先は中硬調、リールはリミテッド60SR、ラインと針は同じ。

第1投は、活きサナギを挿し、中通しオモリ1.5号で落とし込む。
落下途中の中層で、激しくエサトリのアタックがあるが、無事着底。

しばらく待つが、明確なアタリがなく、回収すると、活きサナギは骸骨状態に。
次は、ボケを挿して落とし込む、先ほどと同様でエサはなかった。

3投目は、アケミの両貝で落とし込む、同じで、エサトリの活性は高い。
手に負えないので早速ダンゴ釣りに変更するために、ダンゴを準備する。

自家製ダンゴに『チヌにこれだ』を海水にとき、パサパサに仕上げた。
大きさは、テニスボールより小さめにし、20回以上しっかりと握った。

パサパサのダンゴのため、握っている最中にパラパラと粉が舞う。
ダンゴの表面の色が変わり、ツルツルした感じになったのを打ち込む。

ダンゴは、中層でガンガンとアタックされながらも無事着底する。
まだダンゴにアタッテ来る魚はいない。・・・ず〜〜〜と居なかった。

着底後程なくダンゴからエサが出る、ダンゴの割れ加減もいいようだ。
しかし、肝心なエサを食うアタリが遠い。

活性が上がるように、激荒サナギをアンコにダンゴを打ち続けることに集中した。
8:25〜
9:40

 ダンゴ釣りをはじめて、最初のうちは、サナギエサでも突っ突かれていたが、
段々と取られなくなり、エサをオキアミに変更して様子を見ながら打ち続けた。

8時25分、携帯が鳴る。『火の筏』の”大瓦”さんからだ。
−−−「画伯、40オーバーGET」・・・え!早!・・・「エサはコーン」。
  

おめでとうを伝えてもらい、こちらも戦闘モードに入る。
しかし、海底の活性は、いまだに上がらず、少し上のタナにエサトリが乱舞している様子だ。

サシエをオキアミ+コーンを中心に、コーンだけ、アケミ半貝、粒サナギ、活きサナギ、アオムシのローテ。
反応のあるエサは、オキアミ、オキアミ+コーンのみで変化がない。

誘い上げて、底を切るとアタリも無くエサがなくなる。
この頃に、また携帯が鳴る。今度は、『林の筏』の”延魚”さんから。

−−−「画伯の真似で、チヌGET、サシエはコーン」・・・やったね。
でも隣の”ケン坊”さんにはまだ来ない様子であった。

とりあえず、打ち返しを続けるしかない、と言うところで、9時40分、黒ちゃん登場。
『カキ氷』サービスタイム。
  

なんと、このカキ氷は、黒ちゃんが船に乗せてあるカキ氷器で直に作ってくれた。
出来立てのカキ氷にはメニューもあり、『イチゴ』『メロン』でした。

しばし小休憩で、体を冷やし休める。
この頃より、朝から吹いていた山風が、南西の海風に変わる。

『林の筏』の奥にある岩場からなんかとてつもない音が・・・。
大波が岩に砕ける音だった。そう、海風で無く台風の風でうねりも入ってきた。

風の影響で、上潮が、湾奥(左方向)に段々と早くなってきた。
風を受けて波を立ち始め、50p〜1mのうねりも伴って押し寄せる。
9:45〜
12:00

 海況がかなり厳しくなり、筏も揺れだしてきた。
もはや私たちの技量では釣りにくく成りだした。ので、秘技を使う。
  

筏の揺れで仕掛けが不安定にならないようにするために、中通しオモリ使用のほか1ヒロのライン出しで対処する。
でも、アタリは出ない。サソッて底を切ると、コツコツとエサトリだけが突っ突く程度のまま。

だけど、ダンゴの打ち込みだけは手を抜かないように、セッセとただ打ち続ける。
変化のあったのは、強くなった風で上潮が湾奥(左側)に流れ出しただけだ。

単調な作業で、退屈しのぎに、筏下から顔を出す、サンバソウ君と遊ぼう。
仕掛けを1ヒロぐらい出して、そのまま落とし込む。

コンコンコンと、小気味のいいアタリ・・・。 (このアタリかたが何か気持ちいい)
ズボーッと穂先が舞い込み、バババババと機関銃のような手応えでHIT。

朝のうちは、サンバソウのサイズも大きかったが、昼に近づくにつれて小型に。
そのうち、アタリも無くエサがとられるように、奴も学習してきたのか?

11時30分に、お腹がすいたので、昼食を取る。
状況に変化は無い。
12:00〜
14:40

 12時を過ぎる頃になると、アオムシに明確なアタリが出だした。
サシエをアオムシを使った次にオキアミ+コーン、次にアオムシとローテすると、

12時13分、アオムシのエサに本日初の食い込むアタリ、アワセる。
めちゃ軽い手応え、上がって来たの10p満たないチャリコ。とりあえず写真撮影。

しばらく平穏な海底に戻ったが、13時を過ぎた頃、オキアミ+コーンでダンゴを投入した時。
ダンゴからエサが出てから、ゆっくりだが、穂先が押えれているような感覚が、

その穂先の動きに合わせて、ゆっくりと下げていき、海中まで着いて行ったところで、アワセ。
て、みた。・・・・・

振り上げた竿にやや重い手応えが、ゆっくりリーリングして取り込みに入る。
針掛かった奴は、筏に下に潜り込んで行く。

フロートを意識して慎重に、竿で溜めて引き上げ、リーリング、いわゆるポンピングだ。
竿を溜めている時に、コンコンと竿を叩くしぐさが伝わる。・・・チヌ?・・・

ヌ〜と、筏に下から姿が、チヌだった。タモで掬い計ると実寸30pあった。
時刻は、13時25分の出来事でした。
  

また平穏な海底になり、14時を回る頃より、底潮が湾口に流れを増して来た。
ダンゴの投入位置より、1mほど右側に着底するようになって来た。

でも、釣り方には変化も加えず、ただ淡々とダンゴを打っては、上げるの繰り返し。
14時34分、オキアミ+コーンのエサでダンゴ釣り。先ほどより明確なアタリが出た。

このアタリにアワセ。今後も重い手応えが、先ほどと一緒で筏下に潜る。
ポンピングを使って寄せるが、今度は竿を叩く様子が無い。

やはり上がって来たのボラちゃんであった、とりあえず寸法を測ろうとするが、行儀が悪い。
何とか、45cmと目測して写真を撮っていると、
  

筏に足音が響く、”黒ちゃん”登場でした。
冷たい缶ジュースの差し入れ、ありがたかった。

でも、ジュースと思い、ブンブン振って、缶を空けたら、プシュー ・・・ え!炭酸飲料でした。
14時40分の出来事でした。
14:45〜
18:00

 黒ちゃんのサービスを受けながら、ふと『林の筏』に目を向けると、”延魚”さんがなりやら取り込み中。
タモに収まった魚影を見ると、長い・・・ ボーちゃんのようだ。その後も2人してボーちゃん遊びに夢中だ。

『火の筏』のほうは、2人が黙々と打ち返している様子。
そのむこうの『風の筏』は、なにやら人影に動きがあるようだが、タモは出ていない。

筏下の上層のエサトリ君たちもお休み体制で、エサをぶら下げても見向きもし無くなった。
この野郎と思い、オキアミを挿し小さな小さなダンゴに包んで投入。

海面から1ヒロのタナで、ダンゴアタリから、ズイーーンと本アタリが出た。
アワセを入れると、横走で、20cmぐらいのグレが釣れた。

サンバソウがおとなしくなったのは、グレが入って来からのようだった。
グレはリリースして、底を狙う。

時間は16時を回りだした。
今までアケミ貝に反応が悪かったが、この頃より反応が出だした。

ちょっと剥き身に変えてみようと、サシエにアケミ貝の剥き身を挿してダンゴ投入。
すると、早速いいアタリがきた、本アタリを捉え、アワセる。

取り込みに入ると、竿の叩き方が少し小刻み、でも重量感は少しある。
上がってきたのは、へ・・・ヘダイ。サイズは、23p。
  

その後は、アケミ半貝・剥き身では、エサトリ。
活きサナギ・粒さなぎ・オールコーンは、エサが残るだけ。

オキアミ+コーンでは、コーンが残ってくる状況のまま。
と言うように、底の活性はぜんぜん上がらない。

広角・遠投で落とし込むが、ダンゴ釣りと同様で柔らかいエサは中層で瞬殺。
残るエサは、残ったまま。もう17時を回ってしまった。

が、17時06分、突然、オキアミ+コーンのダンゴ釣りに、前アタリ。
うまく本アタリを出させて、アワセ。

取り込みに掛かるが今度も筏の下に潜りこんでいく。
うまくあしらいタモに収まったのは、29pチヌであった。
  

その後は変化も無く、17時50分に竿を納めた。
18時に黒ちゃんのお迎えで丘に戻った。
まとめ
 以上のような、奮闘記を書き上げたが、実は、私は、Boで、すべて息子の釣果です。
私が釣ったのは、底でチャリコ2尾、ヒイラギ1尾、上でサンバソウ3尾、グレ1尾だけです。

息子は、チヌ2尾、ヘダイ1尾、ボラ1尾、アジ3尾、上でサンバソウ4尾の釣果でした。
  

さて、丘に戻ったフォレストメンの釣果は、
『林の筏』の”延魚”さんがチヌ3尾、ボラ多数。”ケン坊”さんはチヌ0、他不明。
『火の筏』の”画伯”さんがチヌ2尾、他不明。”大瓦”さんはチヌ0、他不明。
『風の筏』の”水ちゃん”さんがチヌ8尾、他不明。”手ッシー”さん・”シーガ”さん共にチヌ0、他不明でした。

とりあえず、各筏でチヌの顔が見えました。
筏それぞれでボラの活性やエサトリの状況が違いましたが、今日は、サナギへの反応が良くなかった日でした。

我々のチヌ全釣果15尾中サナギで釣れたのは、1尾だけ。
エサの準備を万全にして狙わなければ、チヌが釣れない、またまた、チヌ釣りの難しさを実感しました。

 今回は、水深16m対策の自家ダンゴは、添加剤に『紀州マッハ攻め深場』使用したが、
抜群の使いやすさ、割れのコントロール性能を発揮した。

息子のダンゴ使用量は、計量容器29杯の総量の中、容器18杯程度で済んでいた。
私は、全量打ち込んでいたのに対し、ダンゴの大きさ・打ち込みピッチの差でも効果ありかな?

中津浜浦の『黒ちゃん渡船』は、今後のチヌの釣果は良くなっていくとのことでした。