親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記
日 付 2012年9月15日
場 所 渡船店 南伊勢町中津浜浦 マルオ渡船
ポイント 4号筏
海 況 潮まわり 大潮
満潮時刻 04:57、17:28
干潮時刻 11:16、23:28
天気 雨のち曇り時々晴れ、東の風
海の状況 海面小波、透け透け、水深18m、海面温度:27.0℃
タックル 竿 がまかつ競技U160硬調+GUMH穂先
ライン プレミアムMark1-2号。
一刀チヌ4号。
オモリ なし、中通し1〜2号。
エサ オキアミ、ボケ、アケミ貝、コーン、サナギ。
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+サナギ粉+本筏+マッハ深場)+グレにこれだ
オキアミ、アケミ貝、コーン。
釣 果 本命 なし
エサ取 チャリコ、キジハタ、キス、フグ?

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
南伊勢町の中津浜浦に、先月行った『黒ちゃん渡船』のほかに『マルオ渡船』と『久四郎屋』があります。
HPもあったので、その情報から今回は、『マルオ渡船』に調査釣行です。

筏の設置場所は、中津浜浦沿岸に2基、湾の中央の茶臼島周辺に4基あります。
水深も、7m〜20mと色々あり、バラエティに富んでいます。また、相乗りなし。
  
今回は、茶臼島にある水深18mの4号筏で、チヌやマダイの他、五目を狙ってみることに。
いつもの工程より30分ゆっくりとしたスケジュールで3名での行動になりました。
7:20〜
8:40

7時30分前に桟橋に到着。(桟橋を間違えたためちょっと余分に時間が掛かった)
この頃は、雷雨で、筏等の釣り人が避難していた。

30分ほどで雨が止み、迎えの船が到着、荷物を船に積み込んで、いざ出船。
先に『アムラ前筏』の釣り人を降ろし、4号筏に向かった。
  

8時ちょうど、4号筏に到着、早速釣り座を決めて荷物を整理をする。
釣り座は、島(中津浜浦)向き左に“良さ”,左に“私”、対岸(木谷)向き右に“堀ぽん”。

島の横に筏が2基あって、既に釣っている、寄せ負けをしないようにダンゴ作りからスタート。
水深が18mもあり、ダンゴを底まで届けれるように、いつも自家製ダンゴに本筏チヌを混ぜ、

そして水分調整には「グレにこれだ」を使って、練り込み粘りを出す。
8時13分、ダンゴにアケミ貝の荒割、オキアミ、コーンをアンコに6個投入。
  

仕掛けの準備だが、今日は胴付き仕掛けで五目狙い用の竿を用意した。
仕掛けは、2.7mの船用竿、リール、胴付き4本針、30号オモリにマキエかごをセット。

8時40分、針にオキアミを差し、マキエかごにアミエビを詰めて投入。
リールのカウンターで18mで着底、2度ほど竿をあおってマキエ。
  

それから、少し底を切って置き竿でアタリを待つ。・・・変化なし。

9:00〜
9:40

もうひとつの本命用のチヌ仕掛けを準備し、オキアミ+コーンを針に差し、ダンゴに包む。
9時03分に第1投目を竿下に打ち込む。
  

ダンゴは途中にアタックもなく無事着底。(深いのでかなりの時間が掛かった)
底に様子見を兼ね、ラインを張り気味にエサをやや這わせぎみで待つ。

15分ほど待ち続けると、穂先にビンビンビンと連続的なアタリ、少しずつラインを送り出す。
が、ビンビンアタリは、続いた、ので、俄かにアワセを入れると、魚の手応えが、

上がってきたのは、こげ茶色と白の縞々で赤系色の水玉模様の21pのキジハタの子。
関西で言う「アコウ」、美味しそうなので確保。
  

まだまだチヌやタイには遠いなぁ、と、今度は、アケミ半貝を差してダンゴ投入。
今度も落下に時間が掛かるが途中でのアタックもなく無事着底。

半貝は重みがあるので、しばらくラインを張り気味にエサを底スレスレで待つ。
9時33分、今度は、コンコンと前アタリがあり、グッと食い込む本アタリ。

ブルブルブルと小気味良い手応え、で、パールピンクのキス19pが上がってきた。
今日は、五目釣り、美味しい魚は、直ぐにスカリに確保。
  

今まで、1投1釣の軽快なペースだ。
9:45〜
12:00

ところが、3投目以降は、オキアミ、オキアミ+コーン、アケミ半貝とエサをローテするが、
前アタリすら出ない。・・・が、・・・エサはしっかりと取られている。

なので、胴付き釣りのマキエ打ちも合わせて、交互に打ち込み、集魚に専念する。
しかし、どちらの仕掛けにも、アタリは来ずに、エサだけが取られる状況が続く。

潮は、下げ潮がゆっくりと流れていて雰囲気はあるが変化は無い。
11時19分ごろ、船頭さんが巡回に来た。
  

船:どう?
私:ぜんぜん。
船:むこうの筏で38cmと35cmのチヌが釣れたよ。
  エサは、サナギ+コーンでじっくり釣っていたとのこと。
私:取られないエサで待ったほうがいいのかな、ところでここの時合いはいつ?
船:だいたい潮止まりの前後が多いけど・・・。頑張ってね。

と、行って去って行った、もう直ぐ潮止まりだ、と、ダンゴを握る手に力が入る。
だけど、・・・・・無。・・・腹が減ってきた。

12時、クーラーBOXから昼食を取り出してお昼休み。
12:00〜
15:00

潮止まりの時合いを逃さないように、昼食をかき込んで、ダンゴを打ち続ける。
この頃より、シラサエビを用意していた2人が、チャリコの子を頻繁に掛けていた。

“堀ぽん”は、シラサエビを撒いているようだった。
“良さ”は、サシエだけに使っていて、アタリが良く出るようになったといっていた。

12時32分、“堀ぽん”が大きく竿を曲げだした。
振り返って見てみると、どうも竿の動きが、鯛でなく、ボラでもない様子。

で、上がってきたのは、なんと、35cmぐらいのツバス(ハマチの弟分)。
この筏に突然の青物、エサはシラサエビ。
  

何という魅力を秘めた筏なのか、これからが楽しみな感じを受けた。
でも、“堀ぽん”もそれっきりアタリが遠のいてしまったようだ。

潮も、この頃から上げ潮に変わりだしてきた。
上潮は、東の風で、東にやや早く流れ、底潮は、島を回って筏の下に差し込んできた。

この底潮は、流れは緩いのに、何故か重みがあるのか仕掛けが押される。
オモリを2号に換えても、押されているようで、ダンゴともにゆっくりと動いている。

オモリを底に置きっぱなしにしておいたら、シモリ根にオモリごと根掛かりした。
簡単には外れなく、この「ラインシステム プレミアムマークT 2号」はかなり強い。

手が切れてしまうほど引っ張ってもぜんぜん切れず、難儀をした。(4回ほど苦労した)

サシエをアケミ半貝では、アタリも無くエサが取られるが、剥き身だとアタリが出だす。
アタリは、ツンツンという感じでエサトリらしいが、少しは楽しめる。

胴付き釣りの方は、パッとせず、3回ほど竿が揺れただけで、針掛かりはしなかった。
その内の1回は、アワセが入れれて始めにうちは、魚信があったが、直ぐに消えた。

上げてみると、針が無い、それとハリスにかじられた痕、フグの仕業のようだ。
マキエのアミエビをすべて打ち込み、アタリも無いので、15時に片付けた。
15:00〜
18:00

一方チヌ釣りの方は、色々な手を尽くしているが、状況は変わらず。
エサをオキアミ、オキアミ+コーン、アケミ半貝、剥き身、ボケは、エサトリの餌食。

オールコーン、オールサナギでは、エサさえ取られない、が、サナギ+コーンでは吸われるだけ。
ただひたすら、ダンゴを打ち続け、良形の魚を呼び込むしかない。

ラインを張ってダンゴアタリを探すがない、ボラも寄ってくれない状況が続く。
午後の船頭さんの見回りが来て、終わりは18時でいいか?と言って去っていった。

16時23分、クーラーのエサ箱に、この前のハゼ釣りのエサの残りを発見。
塩漬けにして保存していた「イシゴカイ」だ。

針に、コーンを1つ差し、このイシゴカイを5匹チョンと房掛けにしてダンゴに包んで投入。
着底後、サシエが出たころあいで、50cmほど誘い上げ、そのまま落とし込むと、

エサが底につくと同時にグッグッグッグッグっと穂先が押さえ込まれた。
さっと、アワセると、確かな手応え、鯛系だ。・・・やっと来た。

竿は叩かれてテンションが上がるが、重量感が少ない。
案の定、上がってきたのは、25pのマダイ(チャリコのランク)であった。
  

小さいが、ノルマを達成とした。
さぁ、次と、ダンゴを投入するが、海底は静まり返ってしまった。

10分ほど経った頃に、“堀ぽん”が私と同サイズのマダイをGETした。
17時を回ると、ダンゴを打ち止めにし、遠投落とし込み釣りをする。

が、エサは途中で取られることもなく無事着底するが、そこからエサトリにやられる。
大きな変化も無く、17時45分に竿を納めた。

18時前に迎えの船が・・・桟橋に帰った。
まとめ
結果、私たちグループは、しょぼい釣果に終わった。
ほかの釣果は、「阿村前筏」の釣り人が、チヌ38p、35pの2尾、良型アジ2尾であった。

『久四郎屋』の釣果を見ると、4人にチヌの釣果があり、サイズは28〜44pで、1尾〜5尾。
他にも47〜62pのマダイ2尾、32cmのキビレ1尾が捕獲されていました。

マルオ渡船』も『久四郎屋』も、筏の設置場所は、ほとんど隣接しています。
共に大差なく、魚影も濃く、楽しいチヌ釣りが十分に楽しめる渡船屋さんと思います。

また、台風が接近していたが、意外と波が高くならなくて、悪天候に強い感じでした。
湾の形から、潮通しが良く、波抜け・風抜けがいいから来る効果かも。

今日の結果で、特に気づいたことは、なぜか潮が異常に透き通ってスケスケって感じでした。
この日に五ケ所湾内に釣行された釣りブロガーによると、同様に潮が澄んでいたと書いていた。

これで、2箇月連続でBoだ・・・、NSRを手放したから運が逃げたのか?
五目と欲張ったのが良くなかったのか? (3目しか釣れなかった)

やはり、今日はチヌ釣り一本で勝負を掛けた方がよかったのか。
深場よりまだまだ、浅場の筏が良かったような気がしました。

ま、お気に入りの釣り場(渡船)が増えたのが大きな収穫でした。