親 方 の チ ヌ 釣 り 奮 闘 記

日 付 2012年10月20日
場 所 渡船店 南伊勢町迫間浦 日乃出屋
ポイント ギンザ1筏
海 況 潮まわり 中潮
満潮時刻 08:45、19:44
干潮時刻 01:59、14:08
天気 晴れ、微風、ちょっと暑いぐらい
海の状況 海面穏やか、やや濁り、水深11m、海面温度:20.8℃
タックル 竿 がまかつ競技U160硬調+GU硬改穂先。
 (五目)ダイワシーパラダイス4-360。
ライン プレミアムMark1-2号。 
(五目)ダイワハイパーPE2号
一刀チヌ4号〜3号。 
(五目)胴付き4本ハゲ針。
オモリ なし、中通し1号。 
(五目)ナス型10号。
エサ オキアミ、アオムシ、モエビ、アケミ貝、コーン。
ダンゴ・コマセ 自家製ダンゴ(ヌカ+砂+サナギ粉+本筏)
サナギミンチ、モエビ、オキアミ、アケミ貝、コーン。
釣 果 本命 なし
エサ取 なし

奮   闘   記
時 刻 記   事
はじめに
我らフォレストメンにとっては、10月がチヌかかり釣りの今シーズンの最後の釣行になります。
私は、家族から五目のお土産の要望が高く、チヌ+五目で出撃です。

行き先は、HGの迫間浦 日乃出屋とし、五目釣りの筏を用意していただきました。
  

道具は、チヌかかり釣り用と五目には海上釣堀用竿に小型両軸リールに胴付き仕掛けです。

天気は、週間予報で週末に台風が2個の接近が予想され危ぶまれました。
しかし、台風は、前々日の木曜日に上陸することなく無事通過しました。

でも、大型の21号台風は、迫間浦地方に大雨を降らせた模様でした。
台風一過でやや寒気が入り、ちょっと冷え込んだ週末になってしまいました。

当日は上天気で、用意していた防寒服も脱いでの応戦になりました。
海中は、雨等に影響で超渋〜い状況であった。

6:00〜
7:00

6時前に日乃出屋に到着、大将とあいさつをし今日乗る筏を確認。
チヌ狙いは、『ヒラメ筏』、五目狙いは『ギンザ1筏』と指名されそれぞれの船に乗り込む。

私たちチヌには珍しく、『一番船』での渡船となった。
船は、途中の養殖前カセに2人降り、次に私たちのギンザ1筏に到着、最後にギンザ2筏に1家族が降りた。
  

本命向きは沖向きとのことを参考に早速釣り座を決める。
“大瓦”は沖向き左、“画伯”は沖向き右、私は、岸向き中央にそれぞれとった。

海の状況は、やや濁りがあり、風もなく、波もない穏やかな状況で、最高の釣り日和の感じ。
しかし、海中は海上の様子とは裏腹の状況になるとはこの時点では予想もできなかった。

道具をいつものように配置し、潮の流れを見ながら冷凍アケミ貝を周囲に撒いた。
まずは、様子見をしようと、チヌ用の仕掛けを組み、アケミ両貝をオモリ無しで落とし込む。

アケミ両貝は、黒鯛工房リミテッドV60からストレス無しでゆっくりと沈んでいく。
途中変化なし、無事着底し、その後も変化はない。
  

少し間を置き、竿いっぱい誘い上げ、また、ゆっくりと落下させた。
が、何の変化もない。

エサを回収するが、アケミ両貝は無傷で帰ってきた。
次にエサを活きたモエビに変え、1号のオモリを付けて落とし込む。

これもまた同様で無傷であった、魚がいないのか?
とりあえず魚を寄せる作業をしなければならないので、ダンゴを作る。

いつもの自家製NSSダンゴを作り、五目釣りの仕掛けをセット。
まずは、五目釣りポイントにオキアミを混ぜた濃厚ダンゴを打ち込むことにした。

7:03〜
8:00

濃厚ダンゴは、ポイントボケをしないように、胴付き仕掛けのオモリに付けて投入。
ダンゴは着底後直ぐに割れる、割れを確認してオモリを底から少し切った位置に巻き上げてアタリを待つ。
  

五目釣りの竿の穂先には変化が見られない、だいたい10〜15分おきにダンゴを打ち返す作業を続ける。
打ち返しのたびに、エサをオキアミ、アオムシの鮮度を見ながら付け替えたが、アタリは来ない。

一方チヌ釣りのほうは、五目釣りのピッチの合間に、ダンゴの打ち返し、エサをオキアミ、アオムシ、モエビとローテーションする。
ダンゴ投入⇒着底⇒エサ出る⇒待つ⇒サソイ上げ⇒落としこむ⇒這わせを5分ぐらいのピッチで進める。

だけど、海中からの反応はない。

五目釣りのほうは、8時ごろに仕掛けが入っている時に空打ちダンゴを打ち込むと、
ダンゴが着底する時合いにコツコツと本日初のアタリが来た。

しかし、食い込むアタリは来ず、仕掛けを上げるとオキアミ2匹が針から無くなっていた。
これは・・・、良い方向かな?と思っていたがその後はさっぱりアタリがなくなった。

8:00〜
15:00

一方、沖向きの2人も竿下は、さっぱりの様子、
  

“画伯”は竿下のチヌ狙いの他に遠投釣りを実施、これがHIT。

キス釣り仕掛けにアオムシを差し、遠投・置き竿釣法でポツポツとキスを釣っていた。
一方の“大瓦”は私と一緒のチヌ仕掛けと五目の胴付き仕掛けでTRY。

状況は、私と一緒の何〜もなし。
あ〜だ、こ〜だと世間話や、仕事の話、船釣りの話等で盛り上がっていた。

9時ごろ突然“大瓦”が筏竿でやり取り。
上がってきたのは、30p弱のマハタ。“大瓦”いわく置き竿が突然曲がったとのこと。

ラッキーでも貴重なお土産をGETできて、ホッとした様子。
続くかと思われたが、元通りの静けさが戻ってきた。

もくもくと作業は続けるが海の変化はなく、お昼になった。
昼食を取り、“大瓦”と2人でお昼寝タイムを取った。

13時から再開する、が、海中の様子に変化はなかった。
その頃トイレタイムを取っていた“大瓦”が筏の下の異様な光景を発見。

一緒に覗くと、なんと、大型の魚が群れているのは見えた。
魚体からスズキ(マダカサイズ)のようである、その下には、年無し級のチヌが。

早速”大瓦”が仕掛けを落してみる。『浮いている魚は食わないよ』と言われるように、
やはり、エサには見向きもしない。でも、結構楽しんでいたようであった。

15:00〜
17:00

このままでは、全滅、Boなんて、感じが色濃くなってきた。
最後の足掻きといえるような、濃厚ダンゴをドンドンと打ち込み何とか変化を期待。

アンコにモエビを大量追加し、『エビの踊る音』も集魚に加えてみる。
が、特に変化はない。チョイ投げ・広角・落し込みも加えて周囲も探る。

段々と日も傾き、イカダしたに群れたいた魚も姿を消した。
五目釣りもこの頃に片付けをして、チヌ釣りに集中することにした。

アケミ貝は、半貝・両外・剥き身と無傷、オキアミは、たまに頭だけかじられる、モエビも一緒。
貴重なボケを“画伯”から譲ってもらうが、ピースをしながら戻ってくる。

アオムシは1匹掛け・2匹掛けで先っぽが切られるだけで切られたら反応はない。
全てのエサで、時たまの出来事しかない、魚が寄ってきてくれない状況であった。

このままの状態で、16時30分を過ぎたので竿を納めた。
17時ちょい前に迎えの船が筏に着いて帰港となった。

  
完全試合の敗北であった。つるつるの丸ボーズとなった。

まとめ
ギンザ1号筏では、“画伯”の投げ釣りでのキス7尾とチャリコ1尾、“大瓦”の竿下でマハタ1尾だけ。
同行の3人は、ヒラメ筏で、アジ、ヘダイ、グレ、サンバソウとこっちの衆が『五目釣り』に来たような釣果。

日乃出屋の今日の竿頭は、『ホテル前筏』でチヌ6尾、カワハギ10尾、グレ多数、ボラ・カレイ・サンバソウ・ベラとアオリイカ1杯の釣果であった。
  

ここで自分なりに敗因を調べてみた。
まず第1に、潮の状態かな?

大雨による急な水温低下と水潮、表面水温が20.8℃と前日より3℃は下がった。
それと、底潮が動いていなかった。(ギンザ2号筏に乗った人も言っていた、養殖カセの方は、底から1m上で釣った)

第2は、筏の選択。
大将に無理やり『五目』でお願いしたが、大将は湾内のチヌ用筏でも釣れているのに・・・と言われたが。

第3は、??? やるべきことはやったのに結果がでないのは・・・修行不足。

フォレストメンのチヌかかり釣りは今月でシーズンOFFになります。来シーズンは3月中下旬にONか?

私たち一部の釣り好きは、船釣りのシーズンON。
エサトリ名人のカワハギとの対決、活きエサを如何に食い込ませれるかヒラメ・メバルとの対決と修行は続きます。