フォレストメンの取込みでの注意事項

筏竿は、一般的に2m以内の長さです。

それは、筏や、カセでの取り回しやすくするためです。短竿のために、各メーカーが技術を競っていますが、

やはり短いゆえ限界があるのもです。

チヌ釣師は、その竿で60と言われる大物チヌまで取込まなければなりません。

そこで、筏竿の限界を超え、大物とやり取りするには、チヌ釣師の技術しかありません。

取り込み時には竿が長いほど有利・・・

チヌ釣師の技術の一つとしてあげるものは、まず、短竿の長さを補うことです。

それには、自分の腕を竿として使うことです。

腕は、各メーカーが技術の粋を集め、また、グラスファイバーやカーボンファイバーなどの素材にも劣らない、いや、それ以上の性能を秘めています。

やっぱり、これは使わないのが損というものです。

腕で間に合わない時には、上半身、それでもと言うときには下半身・全身とあります。

柔軟な身体能力高めましょう。

確実な針掛りのために・・・

次は、アワセる時です。

チヌの口は、イガイなどをバリバリするくらい堅い、その口にしっかりと針を掛けるには、強力なパワーが必要です。

筏竿が、最大のパワーが出る使い方があります。

それは、筏竿の元・胴と言われる部分と道糸・ラインとの角度にあります。

その角度は、90度です。

皆さん試しに、ラインの先に重い錘などをつけて上げてみてください。
どうでしたか?

このことが理解できれば、本アタリ後のアワセをどうすればわかります。

そうです、竿を立ててアワセるので無く。元・胴の部分を平行に上に動かせばよい。

分かりやすく言えば、肘からアワセを入れるようにすれば良いでしょう。

これには、トレーニングしかありません。

がんばってください。

筏竿のパワーを最大限に・・・

続いては、チヌを掛けた後のことです。

掛けたチヌは、一刻も早く底を切ることが大切です。

それは、掛けたチヌが底で暴れると、周りにいるチヌが警戒してしまうからです。

そのためにも、竿のパワーを使う必要があります。

チヌを浮かすには、リールでがむしゃらに巻き上げるのでなく、やはり、竿で上げ、上げた分をリールで巻く、これが、一番面白いことだと思います。

チヌの引き、チヌダンスを楽しみましょう。

また、筏竿は、チヌを浮き上げるパワーとチヌの強烈な引きを、溜める力、そして、ライン切れを防ぐ力も持っています。

その力は、この90度にあります。

しばらくチヌとやり取りをしていると、思わぬ方向に走り出すことがあります。

その時も、あせらずに対処しましょう。

チヌが沖に走ったときは

筏竿の元・胴の部分とラインとの角度を90度に保つように、肘を下げて、竿を立てます。

こうすれば、角度を保持することができます。

また、チヌが筏の下に潜ることがあります。



この時は、思い切って、筏の前に、体をのめり出す事が大切、それと、腕もいっぱいに張り出し、

やはり、90度の角度は必ず保つように、

そして、竿の半分ぐらいを海中に、突っ込むことが必要です。

それは、
筏の下には、フロートなど障害物があり、ラインが擦れてブレイクしてしまう事があるからです。
チヌは、これ以外にも、左右にも走ることがあります。

これも、角度を保てるよう、腕を始め、全身を使えるようにしましょう。


このように、チヌとのやり取りを重ねることにより、チヌの動きをあしらえるようになってきます。

障害物を回避したり、暴れるチヌをおとなしくさせる等、

筏チヌの達人に、また一歩近づくことでしょう。

筏竿は、短いからこそ、面白いのでしょう。

【親方著】

ところが最近、『魔法の筏竿』を発見しました。

N S R です。

あなたの目でご確認ください。