ダンコの配合については日本海、中〜南紀、紀東、四国、瀬戸内海の各釣り場で違ってくる。
日本海方面では赤土をベースに生サナギ、沖アミが入ったものだ。
これは釣り場近くの餌店に置いてある。
これに好みによってヌカを加え、かたくしたり、やわらかくしたり、あるいはパサパサに仕上げて使う。
中〜南紀、紀東方面ではヌカをベースに荒びきサナギ、押しムギ、コーン、砂を配合する。
これも釣り場近くの餌店、渡船店に置いてある。
自分で配合される方も多いが、常にその釣り場で使われているダンゴの方が魚の寄りがよいことが多い。
ダンゴは撒き餌の一部なのである。
なお、自分でダンゴを作る場合は、ヌカ7、荒びきサナギ1、砂1、押しムギ1の割合にするのが基本である。
これに時期と状況に合わせてアミエビや沖アミを加える。
比較的パサパサとしたダンゴに仕上げ、水深、潮の速さによって握る力加減、その大きさで対処する。
海水を徐々に加えてかたさを調整する。
四国、特に徳島県鳴門では山土をベースに荒びきサナギを加えただけの実にシンプルなダンゴが使われる。
潮流が非常に速いため、このような比重のあるダンゴが生まれた。
また、瀬戸内の釣り場ではヌカと黄土がベース。
静岡県清水港ではオカラだ。
このように地域によって独特のダンゴが使われている。
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