日本の山を守る
国産材を大いに利用しましょう
樵さんが木を伐採するところ
*国産材の利用がどんどん減りつつあります。
*山にお金が流れないので山の手入れができなく山は荒れています
*現在樵さんの数もどんどん減りつつありマスマス山は荒れていきます
*山に地力がなくなり災害への影響がマスマス増えます
*国土の7割が山林であり、その山には木材という豊富な資源があります。
現在はその資源が有効に利用されていません。山の資源を有効に
利用する ことにより、山を守り、私たちの子供たちに良い山を残しま
せんか。(日本の飲料水は世界一綺麗だと言われてます。それも豊
かな山があってのことです。)
*昔から言われていますが、木材はその地で育った木材を使用すること
が一番いいとされています。木は切った後も生きて呼吸しています。
育った環境の下で使用される事が良いというのはよくわかる気がい
たします
大工さんが丸太を刻んでいる所
*手刻みの仕事が減っているために、墨付けの出来る大工さんが
どんどん減っています(若い大工さん育ちません)
*墨付けができないと、丸太を刻むことはできません。
*大工が一人前(一軒の家を自分で全て取り仕切る)に成るには10年
は掛かりますが、今では手軽に出来ることが一杯あって中々成り手
はありません。墨付け、刻みが出来なくなると、増改築等まともに出
来る職人がいなくなってしまいます(遣っつけ仕事になってしまいます)
継手
*写真の継手は車知継ぎで柱の芯で継ぎます(継手としては丈夫です)
*一般的に多いのは鎌継(プレカットの場合は殆どです)この地方で
多いのは追っかけと言われる継手で継ぐ場所は柱の芯ではなく柱と
柱の間で継ぎます。継手としては車知継ぎの方が丈夫です。
*ここには出ていませんが。柱と土台・梁の止め方は金物ではなく昔な
がらの込栓にて行なっています(金物より込栓の方が確かで丈夫です)
丸太を収めているところ
*丸太は刻むのも大変ですが、建て方時に収めるのも又大変です。
収まったあとはホッとして皆んなニコニコです。(掛け矢で叩かないと
収まりません。しっかりと組み合っている証拠です)小舞壁
*土壁(荒壁)塗り用の下地として竹で編み込みます。
*編み上がると土壁を付けることになりますが竹と竹との間に土を喰い
込ませて塗るわけですがこれも熟練の技が必要です。(慣れない者が
塗ると塗ったところが全部落ちてしまいます)
*土壁を塗った家は夏涼しく、冬暖かい家になります(実際に住んでい
る人に聞いて見て下さい)
*現在では土壁の家は100棟に1棟あるか位です漆喰塗りの仕上がった所
*左官業を営んでいる左官さんの中でも漆喰塗りが出来る職人は少な
くなっています(左官なら誰でも塗れる訳では有りません。熟練の技が
必要です)
*鏝ひとつで色んな表情を造る事が出来ます
*漆喰と無垢材との調和が、昼間の表情と夜の表情(照明器具)
と雰囲気が変わり2度楽しむことができます。
内部木製建具
*建具も今では殆どが既製品(新建材で造られた)です
*建具屋さんで造るのは障子とフスマ位です
*私達は全て無垢材にて建具屋さんの手造りです
*写真の建具の硝子部分は施主さんがインターネットで購入されたもの
を建具屋さんに嵌め込んで頂いたものです
*建具の9割以上が既製品で占められ建具屋さんもどんどん減っていま
す(若い後継者が殆どいません)
*手造りの建具は全てオリジナルで造ることが出来、年数を経る事に
味わいのあるものになります
*単価としては無垢材で造ると高くなるように思われがちですが決して
そんなことはなくほとんど既製品と変わりません。時には安く出来る
場合もあります。
*参考
集成材は廃棄される場合、木材として廃棄されるのではなく、産業廃棄物なります。それは接着材を使用しているため
廃棄されるとき有害のものとして扱われます。
*自然素材(無垢材)や塗り壁を主とした家造りをしている理由のひとつとして、出来る限り廃棄する時有害なものを
出さないということもあります。(子供たちに出来る限り負の遺産残さないようにしたいという思い)
*木は育った年数分は持ちますと言われています。日本の場合通常50年以下の材は、間伐材として扱われ、構造材
(主要な構造ー土台・柱・梁)としては使用されません。構造材として使用されるのは主として60年以上の木材が使用
されます。ですから最低でも国産材を使用した家は60年は持つことになります。(詳しく話すと長くなりますので一度試
しに私どもにお押しかけて(?)みてください。
*自然素材(無垢材)で造る家は高価だと思っていらしゃる方、決してそんなことは有りません、諦めないで私どもに依頼
されなくてもいいですから,是非一度私どもの話を聞いてみてください。家造りの参考になると思います。
(他では聞くことの出来ないことt楽しい話を聞くことが出来るかもしれません?(笑)
平成26年3月18日