楽しい家造りPART3

目次

1        24時間換気は必要か?

2         10年保証って何?

3         薬剤塗布、散布について(床下換気について)

4         補強金物について

5        物の値段

6        普通、当たり前の事について

7        完全、完璧を追求することについて

8         建築の検査の内容及び実態について
     検査済証の意味するもの

1         24時間換気は必要か

 現在住宅を新築する場合、建築基準法で24時間換気が義務ずけられていますがこの法律が無意味で、無駄であるかを書いてみます。(シックハウス症候群に成らないため-室内に溜まる有害物質を室外に放出する為に作られた法律)
1       1年365日春、夏、秋、冬、家を留守にする時も24時間換気をしなければなりません。極く、普通に考えて真冬の寒い時期に冷たい
外気を室内に取り入れて、室内の暖かい空気を室外に放出するような事をすると思われますか。100%有り得ません。夜暖房を切って
寝ている時も換気し続けなければ成りません。朝になったら外気と同じになってしまっていますよね。こんな事すると思われますか。
(例をあげればキリ がありません


2       フォ−スタ−といわれる一番有害物質が少ないとされている合板類、接着剤を使用した場合1時間に0.5回以上換気を行う事が
できる換気 性能を持った換気扇を設置する。換気性能の大きい換気扇を使用すればもっと有害物質を発生させる材料を使用しても良い
という事に成ります。(計算上OKならば)有害物質奨励法案ですかね。変ですよね


3       有害物質が発生しない自然素材(無垢板材、塗り壁等)を使用した家でも換気が必要です。家そのものからは有害物質が発生し
なくても、購入する家具類から発生するからだそうです。(因みに家具類については、5年で有害物質の発生は無くなると言うことらしい
です-国土交通省の見解です−何を根拠にしているのか知りたいものです)新築住宅の場合、今では殆ど家具は造り付け家具になっています。
私達の場合は、造り付け家具の内部も全て無垢板にて仕上げています。何処から有害物質が発生するのか国土交通省の役人さんに
聞いてみたいものです。


4       高気密住宅以外の建物では、(通常普通に造られている家)1時間に0.5回は自然に換気されています。(建築関係者なら誰でも
知っている事です。もし霞ヶ関の役人さんが知らないというならば即役人さんを辞めていただきたいものです
。)

5       この法律のおかげで使用もしない換気扇が、一軒につき2〜3個余計に付けられる事に成ってしまいました 年間にすると200万
〜300万個です。これらの殆どはプラスチック製品です。という事は石油製品ということに成ります。本当に石油の無駄使いです。
尚且つ、これから何年後か先、家を建て替える時期には、毎年200万〜300万個の余分な換気扇を廃棄処分しなければならなくなります。
処分に必要なエネルギ−、費用は莫大に成
ります

6       本来ならば換気扇の必要の無い家造りを奨励しなければ成らないにもかかわらず、(元々この国の家造りは、自然素材を充分に
取り入 れて造っていましたから、この法律の趣旨のような換気扇は必要ありませんでした)
 この法律のつくった本当の趣旨は、以前にも書きまし たが、経済性、効率性を重視した場合、(詳しくは以前書いたものを読んでください)、
新建材(合板類、ビニ−ルクロス等)を使用なければ、家を造れないからです。特に大手ハウスメ−カ−の認定住宅は、新建材を使用し、
経済性、効率性を重視した家だからです。


結論
  私達に今求められているのは、部分を見るのではなく全体を見通す事だと思います。24時間換気の問題にしても、根本的に問題を
   解決するのではなくて、その場しのぎの見かけ上の無意味な対処法でしかありません。24時間換気なんて100%しないにもかか
   わらず、有害物質を発生するような材料を使用しない様にする事を進める事が1番大切なのに、換気をすれば有害物質を発生さ
  せる材料を使用しても良いなんていう法律は明らかにおかしい事です。これは元々この国の気候風土に合った家造りを奨励し
  ないで、経済性効率性を最優先させている 多くのハウスメ−カ−の造っている簡易な新建材(合板類、ビニ−ルクロス等)を
  使用して造っている家を奨励(保護)しているとしか思われません。

  毎年200万〜300万個の廃棄される換気扇が如何に無意味で無駄であるか、そのツケは子供達の世代に押し付ける事になります。
  新たに法律を造る場合20年後、30年後、50年後を見通して造る事が最も大切な事ではないでしょうか。(因みにこの法律を推進した
  人達に聞いてみたいものです。貴方の家では24時間換気をしていますかと)

2         10年保証って何?(保険金支払って保障するもの)

1      新築住宅の現場で10年保証の家という看板を見かけますが、これは建築会社が保険の掛け金(15万〜20万円位)支払って
  いるのではなく、施主自身か支払っています。
(施主が自分で保証金を支払って保証しているなんて変ですよね)(30年、
  40年、死を迎えるまで住み続ける家を、たった10年の保証って何ですかね。11年目に壊れてもいいとでも言うのでしょうか。
  それとも、穿った見方をすれば、10年間に重大な欠陥が生じますので保険をかけてくださいということでしょうか−変ですよね)


2       重大な瑕疵があった場合(例えば、雨漏り、家が傾く、基礎が壊れる等)明らかに工事ミスが証明された場合であって、
   小さなミスを保証するものではありません。(保証の内容を充分に検討し、説明を受ける事です)


3       通常、しっかりした、設計図を基に、経験豊富で、腕の確かな職人が丁寧に造った家は10年間なんて何も起こりません。
   保証金を支払ってまで保障する必要は全くありません。(一度周りの人に聞いてみてください。自分の両親でもいいです、
   新築後10年以内に重大な欠陥があったかどうか、100%の確立といってもいいほどない筈です。有ったとすれば誰が造った
   家なのが(メ−カ−ではなく、実際に造った職人)判らない場合だと思います。仮に何かあった場合、心有る普通の建築会社
   は自分の所の信用問題になりますから、自分のところで、修繕致します。保険金なんてかける必要は全くありません。


4       10年保証をつける場合、通常の確認申請で行う検査とは別の検査があります、勿論検査料は必要です。保証協会から来ます
   (天下り会社から)(建築確認とは別料金です)がその検査はせいぜい15〜30分程度です。これでどんな検査ができると
   思いますか。壁量や、補強金物程度です。使用されている素材(部材)や、素材の大きさは検査の対象にはなっていませんし、
  1軒の家の素材(部材)数は、数百本は有りますからその一つ一つを検査するのは不可能です。検査に合格したからいいという
  わけでは有りません。3の項で書いたように普通に造っていれば何も問題はありません。


5       保証(保険)協会が何故あるのか。儲かるからです。10年間なんて普通に造っていれば、何も無い事が解っているからです。
   保険とは何か。保険会社は儲かる保険しか作りません。住宅の10年保証も儲かるからです。


結論
    私達の事務所を訪れる方も必ず10年保証の事は言われます。私達は上記の事をもう少し詳しく説明いたします。私達は
    10年間で問題になるような家は造っていません。私達は困るような建物は造りませんので施主さんが、保証金を出して
    下さるならば何時でも10年保証の検査を受けても構わないですよ。ですが全くの無駄金ですよ。と言います。施主さんは
    良く解りました。では止めます。

   大切なのは、実際に造った建物を見せてもらい、住んでいる人に聞いてみる事です。10年保証が必要なのかどうかを。
    そうすればよく理解できると思います。10年保証を謳っている多くの建築会社は、施主の方に、上記のような説明をして
    いないと思います

    説明をすれば、誰も保険金を支払ってまでしないですよね。
   現在言われているのは、2年後位に10年保証が義務つけられるらしいですが、保証協会は(天下りの団体−官僚のための
    法律)大喜びですよね。何故10年保証が必要なのかの議論も無く、(前にも書きましたが家は普通に造っていれば10年間
    なんて何も問題になるようなことは発生しません。断言いたします)納得できる説明も無くお国は勝手に決めるのでしょうか。
    実態のあることをしてほしいものです。美辞麗句を基にこの国は一体庶民をどこまで痛めつけるつもりでしょう

3         薬剤散布、塗布につい(床下換気について)

1        床下が充分に換気され湿気を持たないようにすれば薬剤(シロアリ駆除剤、防腐剤)は必要ありません。

2       シロアリ等が付き難い木材を使用する。

3       人体に無害な薬剤を散布、塗布する場合は問題ありませんが、薬剤は永久では有り得ません。5年〜10年位で効力は
  殆ど無くなり(通常薬剤を使用する場所は床下等作業するのに大変な場所ばかりです)5年〜10年毎に散布、塗布をしなけ
  ればならなくなってしまいます。多くの人はこの事を忘れています。まして人体に悪影響を及ぼす薬剤を使用した場合、住み
  続ける間ずっと薬剤から気化する有害物質を吸い続ける事になります。

4       現在多くのハウスメ−カ−及びそれを真似ている多くの建築会社、工務店の床下換気取り方は、基礎と土台の間に猫土台
   と言われる厚さ3cmのプラスチック、又はゴム製品を敷いてスリット造りそこから床下の換気しています。よく考えてみて
   ください、3cmのスリットには、虫や、鼠等が侵入しないように防虫網等が付けられ又雨水等が浸入しないように水切り
   まで付いています。
   3cmのスリットがこんな状態でまともに換気ができると思いますか。ハウスメ−カ−等は計算上充分換気は取れると
   言いますが、それはあくまでも計算の上だけで、実際には空気が漂うだけ換気するとはとても考えられません。
   実に疑わしいものです。(床下が蒸れるだけです。5年後、10年後が心配です)


5       猫土台の本当の意味は、基礎のコンクリ-ト部分と、土台(木材)を直接触れさせない為です。コンクリ-トの持っている水分が
   木材に影響がおよば無いようにするためで、これは昔からありました。決して換気を取るためのものでは有りません。
   こんな事を書きますと、ハウスメ−カ−等は色んな理屈を述べてくると思いますが、大手ハウスメ−カ−だからと言って
   むやみに信用しない事です。(多くの経験豊富な職人さんは殆どがこの意見に賛同しています。どちらを信用しますかね)


結論
   1,2の項目、床下が湿気を持たないよう充分換気され、かつシロアリ等が食いにくい材料を使用すれば、薬剤は必要ない
    と思います。(換気の方法は今まで通り外壁の周り5.0m毎に1箇所床下換気口を設ける事だと思います)

4         補強金物について

1       現在木造の建物には、これでもか、これでもかという程過剰に金物を付けなければ成らない程の基準になっています。
   一体何処の誰がこんな馬鹿げた基準を決めたのか知りたいものです
木造建築の場合、金物はあくまでも補強金物という
   位ですから、補強であって主ではありません。それが今では材の持つ性質を全く無視をし、金物が補強の意味ではなく
   主に成っています。金物がないと建物として認められていない状態です


2       木材と金物(鉄)どちらが強度が有ると思いますか。当然金物ですよね。木材と金物を組み合わせた場合、力が加わった
   ときどちらが破壊されると思いますか。当然木材の方ですよね。木材が繊維方向に裂け易い事は誰でも知っています。
   過剰な金物補強は、強い力が加わった時には裂ける可能性が有ります。


3       こんな話がありました。住宅の中間検査のとき、柱と土台(又は梁)を止める補強金物がついていませんでした。
   そのときの検査員の発言、柄(ホゾ−土台は凹、柱は凸、の形で嵌め込んでいます)は無くても良いから金物を付けなさい
   といわれました。この検査員は柄(ホゾ)の意味を知っているのだろうかと疑いました。逆でしょ、柄がついていないと柱が
   ずれてしまいますよ。柄が主で金物は補強でしょ、主が無くて補強が有れば良いなんて事考えられますか。
   これがまともな国の考え方なのでしょうか。(こんな検査員が増えているのでしょうか。国の基準が全て正しいと考える
   のは、大きな誤りを作る原因にも成りかねません)


4       木造建築の場合、長い歴史があり、その経験が全くと言って良いほど無視された基準が作られています。
   現在の過剰とも言える金物信仰は、地震等の災害に見舞われた時、過剰な金物により材が裂けたりして被害がより拡大
   されたとき、誰が責任を取るのでしょうか。お国は責任を取ってはくれません。又勝手に基準を変更して終わりになってしま
   います。
   木造建築は、地震が起きた場合、主になる材だけではなく、こまかい材の一つ一つが様々な力を発揮して建物の崩壊を
   防いでくれていますが、こまかい材全く無視されて過剰な基準になっています


結論
 戦後建てられた木造建築の場合でも、急ごしらえで建てられたいわゆる安普請と言われる家を除いては(それ以前の建物でも経験を積んだ腕の確かな職人の造った家は)大きな地震があった場合にも、多少の歪みは生じますが、完全にペシャンコに成っている建物は数える位しか有りません。テレビ等マスコミは、大きく破壊された建物を報道する事の方が視聴者を引きつけ視聴率が上がりますので大きく破壊された家の映像を報道しますが、気を付けてみればその近隣の家は殆ど被害を受けてはいません。圧倒的多数の家は大きな被害を受けてはいません。地震の恐ろしさを過剰に放映し不安を煽るような報道をしています。本来は、大きく被害を受けた家と、被害の少ない家の違いが何処のあるのかを検証すべきであるのにもかかわらずそのような報道は全くと言って良いほど有りません。
前にも書きましたが経験を積んだ腕に良い職人の作った木造建築は、木材の持つ特性(柔軟性)や使用されている各部材の様々な力が微妙に作用をして大きな破壊を防いでくれます。家なんてそんなに簡単には壊れません。
私事になりますが、現在耐震診断が日本の各地方で行われています。私もその耐震診断の一員で、調査を行っています。通常は調査だけならば30分〜1時間くらいで終わりますが、私の場合調査後、木材の持つ特性から始まって様々なお話をしています。当然調査よりお話する時間の方が長いくらいです。先日以前調査に伺った家の方から、能登半島に震度5強の地震が有ったときその近くに親戚の方がいらっしゃったようで、心配なので電話で様子を伺って色々お話を聞いたところ、○○さんの(私の事)の言われたとおりでした。安心しました。その建物は現在の基準のような過剰な補強金物は使用されていません。

5 物の値段

1 一般的に言ってカタログが作られてそこに掲載されている建築資材の場合(内装材、外装材、木製建具、収納家具、ユニットバス、
シテムキッチン、外構工事製品、その他)建築会社、工務店等には殆どのものは、定価の半分若しくはそれ以下で入ってい
ます。 (定価って何なのでしょうか−建築資材に限らず、あらゆるものがそのようですが)


2  それを定価の8割だとか8割5分だとかで手に入りますと施主の方に提示し、それに施工費をプラスしますと殆ど定価になって
しまいます。(工事原価は施工費を含めてせいぜい6割から6割5分です.物によっては施工費を含めても5割で出来ています)


3  建築工事においては、元請業者である建築会社、工務店、ハウスメ−カ−が工事費の内どれだけもっていき、下請け業者
に幾ら支払っているのか全く解りません。資材に上乗せをし、施工に上乗せをし、と全くわからない状態です。もっと嫌なのは、
元請業者は、今回は予算がきつかったからといって、自分の所の儲けだけは確保をしておいて、下請け業者の頭を叩いて安く
させている事です。殆どの下請け業者は、仕事をもらっているから仕方ないと諦めていますが、もしこの事が、手抜き工事に
繋がっているとしたらと思うと、施主の方が可哀相ではないでしょうか(まずないことだと思いますが)


4 住宅の場合大手ハウスメ−カ−は工事費の半分で造っています(経費が多すぎます。宣伝広告費、展示場の維持費、
営業社員等々余りにも経費が多すぎます因みに展示場は1箇所につき年間の維持費5000万は最低かかるそうです−3000万
の家ならば1500万位しかかかっていません)一般の建築会社、工務店は工事費の7割で造っています(3000万の家ならば2100
万位です。大手に比べて経費が少なくて済んでいるからでしょう)

5       ついでに よく坪30万とか、かなり廉価な宣伝文句のでお客さんを惹きつけている建築会社等がありますが、
本当でしょうか。まともな材料で、まともに造っていると思わないで、まず疑ってかかって下さい。私の知る限りでは、色々
理由をつけられて坪単価50万くらいになっています。何故か、使用されている内装材が最低仕様になっているから、その部分
を少し上のランクの材料にするだけで単価が不思議な程ぐっと高くなります。一番大切な構造体(骨組み−土台、柱、梁等)は
そのままなのにどうしてこんなに高くなってしまうのでしょうか、(構造体が良くなって高くなるのならば、何とか理解出来るかも
しれませんが、不思議な事です−多分追加される物が全て定価の半額にもかかわらず定価で追加されているからでしょう。
充分をおつけてください-余り言い過ぎるといけないでしょうかね (笑い))


結論
 石原慎太郎東京都都知事さんが、選挙の時にテレビの討論会出演されていた中で、大手のハウスメ−カ−は随分建築費が
高い。東京都が業者を集めて造ったらかなり安く造る事が出来たとおしゃっていましたが、経費のかけ方が全然違いますから
当然です。実を取るかブランド名を取るかになりますが、同じお金を使って全く質の違うものが出来上がるということを施主の
方々は考える必要があります。一番の問題は殆どのハウスメ−カ−、建築会社、工務店は、短期間(3ヶ月程)で家を建てている
ことです。
現場の職人(?)は低賃金で、長時間働かされています。じっくり物造りが出来ていません。(詳しくは、PART1,PART2、
を読んでいただければ理解できると思います)

6 普通、当たり前の事について

1      日本人にとって元々当たり前、普通だった事が、今では特殊、高級に成ってしまいました。住宅で言いますと、30年〜40年頃前  までは国内に豊富にある木材(国産材)をふんだんに使用して大工職人を始めとして各職人の手によって手造りの土塗り壁の
 家が、誰でも手頃な価格で造りことが出来ました。


2       この頃より(昭和40年代)住宅の工業化(プレハブ化)が始まり新建材といわれる各種合板類、ビニ−ルクロス等が大量
 に使われ始めました。この工業化は、それまでの日本は貸し家が多かったのが、国の持ち家政策と相まって加速される事に
 なりました。(蛇足、この頃より近隣関係が徐々に希薄になって行ったように思います−一般庶民の間では、味噌、醤油等の
 貸し借りが当たり前のように普通に行われていたのが、徐々に少なくなっていきました)


3       住宅の工業化、規格化、大量生産により廉価に出来る筈の家が、決して廉価ではなく、現在ではかなり高価になって
います。この頃より、大手ハウスメ−カ−を筆頭に中小のハウスメ−カ−が出現をして、日本全国各地に他国には例を見ない
住宅展示場が開かれ、本来の住宅造りとは関係のないイベント等の催し事を行い、多くの人を集め始めました。住宅が造るも
のから、販売(売買)される物に変わっていきました。欠陥住宅もこの頃より徐々に出始めるようにもなりました。
(PART1,2を参照してください)


4       国産材、輸入材の比率も徐々に変わり、今では国産材が決して高くはないのにもかかわらず。圧倒的に輸入材が
増えています(国産材20%、輸入材80%)昔から家造りについては、その地で育った木材を使用するのが良いとされ、
当たり前であり又普通だったのが何故このように成ってしまったのでしょうか。(CO2の問題から考えても当然の事ですが−
輸送に余分なものが必要ないから)


結論
 新築住宅を考えるとき、現在の住宅の造り方を見るだけではなく、千数百年続いて来た木造住宅についても考えて見ることも
 大切な事だと思います。そうすれば何が普通で当たり前の事なのかが見えてくると思います。その地方の気候風土に合った
 工法や造られ方があったにも関わらず、それを捨ててまで大手のハウスメ−カ−の家が全国に(多少は寒冷地については
 考慮されていますが、基本的な工法は全国一律です)建設されるのでしょうか。

7 完全、完璧を追求する事について

1 建築において、建物に傷一つつかないという、完全、完璧な建物を造る事は出来ません。(欠陥という意味では有りません)
何故ならば機械が造るのではなく、人間の手で造る物だからです。人にはそれぞれここまでは許せる、許せないの範囲がある
と思います(許容範−我慢の範囲)建物の場合も同じです。工事関係者の心有る職人は誰一人とした建物に傷をつけようとは思
っていません。充分気を付けていてもちょとした事で傷つく場合もあります。それをさも重大な欠陥だと指摘する施主の方が増え
てきています。何故なのでしょうか。(無垢材を使用した場合は、少しの傷ならば、木材の持つ復元力により、傷の部分に水を含
ませると殆ど元通りに成ります-木材の持っている特質にはすごいものがあります)


2   許容量がゼロに近い人は新築の家は造らない事です。よく見ないと判らないような傷の一つ一つを指摘されても修正できる
 ところもあれば、出来ないところもでてきます。其の点を、施主の方も理解する必要があると思います。造る側が言ってはいけ
ない事ですが、新築の建物は、使用するように成れば1週間、もっと極端な事を言えば使用し始めたその日にもう自分で傷つけ
てしまいます。(施主の立場からすれば折角の新築の建物ですから傷一つ無い完璧な建物を求める気持ちは充分に理解でき
ます。
私が施主の立場になれば傷一つ無いものを求めるたいですから)


3   自分が何かを造る時全てを常に完璧にこなしているのか。又自分が職業としている事に関して全て完全、完璧にミス無く
こなしているのかを考えてみてください。機械が(ロボット)機械的に決まった事を行うのではなく、人が人の手で行う事に完全、
完璧な事はあり得ません。誰しもミスを犯そうとしている人はいません。致命的なミスは全く論外ですが大勢に影響の無い
(許容範囲内)ミスは逆に人間らしさが出て味わいをかもし出してくれる思えば充分に許容範囲に成ると思います。


4       進歩という事を考えた場合、完全、完璧を目差す事は創意、工夫をもたらすものですから大切な事だと思います。
この事を充分に心得て事を行う事が前提条件ですが。


結論
 完全、完璧を追求する事は大切な事ですが、其の事にとらわれすぎると、逆に大切な事を見失う結果に成る場合が多々ある
ことを充分に考えてください。(物事には限度というものが在ります。限度を超えますと逆に不具合が生じ、重大な欠陥をもたらす
場合がありますから気を付けてください)                                                                               
            

8 検査について

建築確認申請の内容について話します。
木造建築の場合、添付図面(図書)配置図、各階平面図、立面図、矩計図、壁量計算書、主なチェック項目は、火気使用室における内装、採光、道路斜線、階段、手摺位です。添付図面としては5〜6枚程度です。しかし実際工事を行うためにはこの10倍以上50〜60枚は図面として必要になります。【各部詳細図、構造図(基礎伏図、配筋図、床伏、梁、小屋伏図、軸組図等)、展開図、建具表等、及び電気、給排水設備図等-これらの図面は確認申請には添付いたしません】鉄筋コンクリ-ト造(マンション)の場合、配置図、各階平面図、立面図、断面図、矩計図、構造図(基礎、柱、梁、壁、床のリスト及び配筋図)、構造計算書等、主なチェック項目としては、防火性能、施設、避難設備(避難通路、経路、避難階段、非常警報等)、構造チェック等で添付図面としては20〜30枚程度です。実際の工事には、100枚以上の図面が必要です。当然各部の詳細図、設備図面等に加えて、工事が始まれば施工図がかかれ細かい納まり等のチェックを行います(施工図だけでも工事の規模が大きく成れば100枚を超えます。これらの図面等は確認申請には添付されません)
上記を踏まえた上で、建築における行政及び民間の検査機関の検査内容及び現実、実態(確認申請に添付されている図書(図面等)から考えてみてください)

1  建築の検査は、中間検査、完了検査があります。例1、木造住宅の場合、中間検査は主要構造体(基礎、土台、柱、梁、筋交い等)
、屋根が完成した時点で行います。検査内容は、確認申請時に添付された図書の範囲で行います。主に筋交い(壁量)、火打ち梁、
補強金物の有無、間取り等図面と異なっていないかの検査です。ここで考えてみてください。地盤、基礎の配筋、木材の継ぎ手の
種類、材質等のチェックは行いません。何故か、不可能だからです。(確認申請の添付図書に添付されていません)極端な事を言い
ますと、地盤調査に立ち会うのか、大工が刻んでいるところを見に行き、刻み終わった材木をチェックするのか、材質の事を言えば
その一本一本をチェックするのか、基礎の配筋が完了した時点でチェックするのか、建舞の時立ち会って組み方のチェックをするのか
、等々のチェックはとても出来る事ではありません。


2 鉄筋コンクリ-ト造10階建以上の建物の場合、中間検査は1階の配筋検査(柱、梁、壁、床)、階を飛ばして5階、最上階等でおこな
います。ここで考えてみてください。何十本、何十箇所もある柱、梁、床等の配筋、大きさを、全てメジャ−を当てて検査する事は不
可能なので、主要な部分を図面の通りに施工しているのかを検査する程度しか実際には行えません。何故か、全ての階の柱、
梁、壁、床検査をする事になればどれだけの時間と、労力が必要になるのか、又検査のたび毎に工事がストップしてしまいます。
(工事の都合に合わせて検査が行われる訳ではありません)コンクリ-トの強度に関しては、完全を求めるならば生コン車一台毎に
テストピ−スを造って強度確かめなければならなく成ってしまいます。とても工事が行う事が出来ません。(検査にどれだけの労力と
、費用を費やしても完全、完璧とはならないです)


2   完了検査、木造建築の場合、確認申請に添付されている設計図面を元として図面通り完成しているのか、変更事項は無いのか、
建築基準法に適合しているのか等の検査を行います。施工性能、出来栄えの等検査は致しません。壁の下地(間柱、胴縁等間隔
等)、床下地(大引き、根太等間隔等)等の隠れてしまう部分についての検査は当然行われません。これらについては、施主対工事
業者の問題です。幾らで工事を請け負っているのか分からない以上、出来栄え等に関して検査の対象外です。  例2の鉄筋コンク
リ−ト造についても同様です。図面通り、建築基準法に適合しているか等、規模が大きくなる面については、避難通路、避難階段等
避難に関する検査等が行われますが、細かい出来栄え等についてはとても検査が出来るものではありません。
検査とは、この程度
の事しか出来ません。
(検査についての実情、実態を、公の場で誰も話さないので書くことに致しました。私は行政、検査機関を擁護
するつもりはありません。むしろ常日頃、行政、検査機関の在り方には疑問を持ち、批判をしています。以前地方の行政機関に散々
疑問な点質問したところ、そこまで言うなら建設省(当時の)文句を言ってくれといわれました。この国のシステムは常に上意下達で
その逆は無いようです。本来は下意上達が正しい行政の在り方だと思います。公僕って何なのでしょうか)



検査済み証について
 上記の検査内容から考えてみてください。検査済み証が在るからといってその建物の安全性や、出来栄えの良さを完全に保証
するものでは決してありません。検査済み証は、単に建築基準法に違反する事無く、確認申請時に添付された図書と相違無く完成
していますというだけのものです。
検査済み証に過剰な価値を見出さないで下さい。(私自身は全くと言って程価値を認めていません)
大切なのは、正しい図面に従って
、施工ミス無く正しい施工が行われているかです。建築会社の質、(トップの考え方、姿勢及び実際の建物の出来具合)、そこで働
いている各職人の質(考え方、姿勢及び腕前)、そして施工精度が良いかが問題になります


結論
 問題が生じた場合、テレビ報道を始め各マスコミの方々は一斉に、検査機関はどうなっているのか、どんな検査を行っているのかと
非難致しますが、もし、行政や検査機関に完全、完璧を求め、責任を取らせようとするならば、行政、検査機関の人に建設現場に常駐
していただいて、常に監視の目を光らせている以外に方法はありません。そんな事はとても出来る事ではありません。年間100万件
以上ある新築の建物をどうしてできるでしょうか。人員、費用はどうするのか。ではどうすれば良いのか? それは、設計者、建築
会社、現場監督を始めそこで働いている関係者の人達を信頼する以外に方法がありません。(最終的には人を信頼するしか方法
はありません)ですから施主の方々は、設計者、建築会社、現場管理者及びそこで実際に働いている人達がどんな経歴で、どんな
経験を積んできたのが又信頼するに足りるのかを充分に検討し、選択する事が大切な事です。(良い事なのか、悪い事なのか、この
国は、自己責任についての認識が薄いように思われます)
建築に限らず、他の分野、例えば輸入食料の検査について、食料自給率
の低いこの国では、毎日何百種類の食物(生鮮、加工品)が輸入されていますが、その全てを検査、検疫する事は不可能です。
ピックアップして検査をする以外に方法はありません、当然検査、検疫できない食品から、この国で禁止されている有害物質が含
まれている可能性は有ります。それはやむをえない事だと思います。輸入する相手国の検査、検疫体制を充分に調査をして、信頼
に足る国から輸入する事しか方法はありません。それでも不安は残るでしょう。多くの先進国と言われる国々は、食の安全を重視
して、自国の自給率を高めています、その自給率は100%近いはずですし、逆に食料の輸出国になっています。どうしてこの国は
食の安全と言う事に目を瞑り他の先進国と逆の事をしているのでしょうか。自国の国民を守るには、どうする事が大切なのかという、
視点が余りにも疎かにされすぎているように思われてなりません。そう感じるのは私の想い過ごしでしょうか。私達も、もう少し物事
の実態を考えてみる必要があるのではないでしょうか。

 

はじめに 

6月20日に国土交通省から建築確認申請及び検査に関して細かい細かい指示事項が出されました。それはまるで小学生を相手にしたような内容です。霞ヶ関の役人さんは、何か問題が生じた場合、私達はここまで細かい指示を出し充分にチェックをしています。ですから私達には責任は有りませんよという責任逃れとしか思われ無いような内容です。 だけど考えてみてください。今まででも問題が生じたときに、行政が責任を取った事がありますか。全く無いですよね。今回の指示は全く無駄な労力と、時間を費やすだけで全く意味はありません。私達も無駄な事に労力と、時間を費やさなければ成らないのですが(本当に腹立たしい限りです)行政、検査機関の窓口等で働いている役人さん等も、本当に小学生を相手にしているような全く無意味なチェックをしなければならないし、書類の山だけが増えるだけで全く馬鹿馬鹿しく、可哀想としか言い様がありません。(資源と時間と労力の全くの無駄使いです)霞ヶ関の役人さんは世間に対してアピ−ルしようとしているだけです。こんな事よりもっと他に一杯する事があるのでしょ。国交省の役人さんの頭の中は小学生レベルなのかと疑いたくなります。(私達大人も、小学生レベルなのかもしれませんがね?)物事を決めたり、法律等作る時は、目先だけのことにとらわれる事無く、長期的、又物事をト−タルで考えて作らなければ成らないのに、どうもこの国は短期的、部分的に考えて、今さえ良ければ良いという視点にたっているように思われます。今回書いているテ−マの中にも少し有りますので考えていただければと思います。
これを書いている途中で中越沖地震が発生して新潟県柏崎市を中心として多くの家屋が倒壊し、多くの被害が生じました。建築に関わっている者の一人として、今回倒壊した家屋について少し書かせていただきます。現在、全国的に行われている耐震診断の診断員の一人として私も耐震診断しています。今回倒壊したような家屋(戦前に建てられた築60年以上の建物)を診断したことがあります。国交省が作成した診断プログラムに従って診断し判定いたします。1.0以上が一応安全ですが、これらの家屋は殆どが0.3以下で倒壊という結果が出ます。0.3の数値を一応安全とされる1.0にするには大改修が必要になり、改修費用は500万、600万円それ以上は必要になります。それでも耐震補強は大変難しく、完全に一応安全となるのか難しいものが有ります。又これらの家屋に住んでいらっしゃるのは、高齢者夫婦又は高齢者の一人住まいです。そんな費用をかけて改修をしたとしても其の人が亡くなった後、誰も住む人はいません。そんな家に誰が500万以上なんて費用をかけて大改修するのでしょうか。耐震診断をして家屋の状態を知るのは大切な事ですから耐震診断を行う事を否定はしません。が倒壊という診断結果が出た場合、改修費用が無い人はどうしたらいいのでしょうか。強制的に退去させるのでしょうか。そんな事は出来ません。人はどんな家であれ、長年住み続けた家をそう簡単に離れる事は出来ません。まして高齢者ともなれば、長年住み続けた家には多くの思い出が詰まっていますし、一番心落ち着く場所でもあります。そんな家を捨て去る事が出来ますか。出来ませんよね。これが現実です。今回の中越沖地震が起きて多くの被害が出たときに、マスコミに登場される方の殆どは、3年前に起きた中越地震の教訓が生かされていないとおっしゃっています。その通りだと思いますが、現実に目を向けていただきたいと思います。耐震改修の現実を見ていただければ、口で言うのは易しいですが現実はお金を伴うものですからそうたやすい事では有りません。因みに耐震改修の補助金は60万円(工事金額の半分で最高60万)です。(年間の補助件数も市町村で異なりますが20件程度しか予算化されていません)この中から申請費用等手続き費用として最低30万円は必要になります。そうすると実際の工事費用の補助としては30万円足らずになってしまいます。この金額でどんな改修が出来るのでしょうか。この金額で出来る改修ならば改修しなくても大きな被害を受けない家屋です。
耐震補強をする場合、補助金を得るには数値を1.0以上にしなければ得られません。しかし数値を上げる事は勿論ですがもっと大切な事があります。それはバランスです。バランスが悪ければいくら数値が良くても建物は倒壊の危険を伴います。例えば一応安全とされる数値1.0を下回り0.9であったとしてもバランスがよければその建物は倒壊を免れます。逆に数値が1.0以上でもバランスが悪ければ倒壊の危険が伴います。誰が考えても判る簡単の事だと思います。行政や一部の人は数値振り回されているようです。(数値というのは建物が倒壊したときに、責任を回避するものです。数値を1.0以上にする必要が無いとは言いませんが、数値至上主義にならないで本質を見極めて改修していただきたいと思います)。
ここで提案、耐震診断の結果数値低かった場合、0.5以下の場合1.0以上にしなくても0.8、0.9位でバランスの良い補強をした場合家屋の倒壊は防げます。地震時に家屋が倒壊しないことが、人的被害を少なくする事に成ると思います。改修費用も150万〜200万位で可能かと思います。行政も倒壊しない様にする事がまず大切だと考えて1.0に成らない家屋にも補助金を出すべきだと思います。その場合、信頼できる設計士と、建築会社に依頼する事が大切です。

中越沖地震により刈羽原発が停止して長期間停止状態続くと言うことで、真夏の電力不足を心配していますが、ここでよく考えてみて下さい。現在原発が停止していても電力は不足していません。真夏の一番暑いときにエアコン等が最大限に使用された時を想定して不足するという事ですが、危険な原発に頼る事無くするためにどうしたら良いかをまず考える事が今一番求められる事ではないでしょうか (PART1.PART2を参照してください)。今現在は不足していません。という事は原発が稼動している時は、電力が余っていることになり、無駄な発電をしている事になります。この事を私達は良く考えてみる必要あるのではないでしょうか。

                   
まとめ

  いつも書いていて思うのですが、私達は本当にこの国の将来を見据えた行動をしているのでしょうか。事、建築に限って言えばとても思えません。以前にも書きましたが、地球に優しいエコ住宅とか、環境に優しい住宅とか宣伝し、売り出している住宅が、エアコンが無ければ暮らせない家だったり、換気扇を24時間回さなければ住めない家だったりしたら、決して地球や環境に優しい家とはいえません。エアコンを必要としない、24時間換気の必要の無い家を造ってこそ言える事ではないでしょうか。建築に関わっているものとして、それすらもしないで何を言っているのか。国土交通省の役人さんが決める事、言っている事がおかしいではないかと何故言えないのか。何故か、簡単な事です。経済性、効率性、お金儲けを最優先している企業にとって都合の良いことばかりだからです。この国は全て大企業の論理で動いているのでしょうか、現在も、そして未来も?
今回表紙に使用した写真について一言。現在木造在来軸組工法の家の99%以上はプレカット等の工場生産品です。昔ながらの大工職人により、墨付けをして手で刻んでいる建物は1%に満たないです(100軒建てているうち1軒に満たない)。これでは職人が育つ土壌がありません。木造建築に限らず、この国は、日本の伝統文化をどれだけ捨てれば気が済むのでしょうか。古い伝統文化に替わる日本の気候風土に合った新しい伝統文化が生み出されているならば何も言いませんが。木造建築の場合全く生み出されてはいません。ただただ失うばかりです。(元々この国にはシックハウス症候群にかかるような家造りは有りませんでした。この事を良く噛み締めていただきたいと思います。もう一つ塗料についてもこの国には元々自然塗料ばかりでした。それが今では自然塗料を海外から輸入しています。何故なのでしょうか)これがこの国な政策なのでしょうか。美しい国日本って何なのでしょうか?1つ1つの分野について、具体的に示して頂きたいものです。こんなにも自国の事を疎かにしている国は無いと思います。
最後に次回書く予定のさわりを(雇用に関する問題です)米国は全てが能力主義(成果)みたいに言われていますが、決してそうではなく、雇用の安定が大切だとして日本の終身雇用制が良いとして取り入れている企業も多いです。何故か米国ナイズされた人が出てきて日本の終身雇用制がいかにも効率が悪いような過剰な宣伝をして壊してしまいました。喜んでいるのは終身雇用制を採用している米国の企業家達と目先の欲にとらわれている日本の企業家達です。長い目で見た場合、いかに雇用の安定が企業に取っても、国にとっても必要だということが分ると思います。
以下次回に
まだまだ書きたいことは山ほど有りますが、また次回テ−マを変えて書かせていただきます。何処まで続くのか楽しみに(?)していて下さい。(迷惑がらずにお願い致します)