高い負担と差別医療を強いる制度


「いくつもの病気を持っていても、いずれ死ぬのだから医療費をかけるのはもったいない」。こんな発想で75歳以上の高齢者を別の制度に囲い込み、高い負担を強いる…。

 多くの国民が怒っているのは、この制度そのものに対してです。この根幹に触れない「見直し」では何の解決もしません。

 今回の「見直し」で、仮に保険料が安くなった人も安心できません。
 保険料は2年毎に改定され、後期高齢者の増大や、一人当たりの医療費の増大に合わせて値上げされていくからです。

 全国平均の保険料は7万2千円ですが、「団塊の世代」が後期高齢者になる2025年には、倍以上の年16万円になると試算されています。


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