(奥村光信さんの記録から)
天気図は毎日の新聞に掲載されており、その見方はNHKテレビ放送の朝は5:50、6:50、11:50、18:50過ぎから解説されていますので、これらを注意して見ればよく知ることができます。
今は民法でも詳しく放送され、解説もやさしく誰でも理解できます。山の天気は概ね日本列島の天気の流れによって変動していきますが、天気予報は市役所のある都市の天気の傾向であって、山のことは複雑な地形、気流、気圧の変化も大きく、的確な予測はむずかしく、山を対象にしての報道はされません。(山間部は気圧が低いので雨が降りやすい)
そこで山の周辺の天気も総合して考え、判断するしかありません。例えば鈴鹿の山でも名古屋や津がよくても、彦根が雨の予報なら、鈴鹿の山も雨の降る確率は高い。大阪、京都、岐阜、津、名古屋など高気圧に覆われた場合は、夕立以外降られることはありません。 日本海に翌日低気圧が入る予報の場合雨になる。
雨に降られると気温の低下、落雷、道にも迷いやすく、滑ったり転んだり事故やケガも起きやすく、山頂での展望もなく、途中で腰をおろすこともできず、残念な山になってしまいます。
中高年は雨に降られてまでも、山に登ることはありません。ヒマも時間もありますから、また出直せばいいと思います。
山の天気の見方も日常の天気予報の解説で自分の経験と感で判断して出発し、登山駅に到着して雨が降っていたら、潔く諦めて帰宅することです。家庭で待っている人も安心です。
山は自然への探求心と冒険心を味わうところ、そして登頂した喜びとさわやかさです。
一歩山に入れば千差万別。そして危険がいっぱい。一歩一歩の注意力、そしてバランス。その人に合った好みと実力の山登りをし、無事帰宅することです。