フレンズ便り第11号 2003年9月
ご支援有難うございます。
 「サークル・フレンズ」の拠点「フレンズ・ハウス」を開設して、早くも2周年を迎えました。
 高次脳機能障害という新しい障害の為、福祉の狭間に落ち込み行き場を失った当事者たちが、安心して集える場を求めての開設でした。
 家族とボランティアさんが手探りで「フレンズ・ハウス」の活動を支える中、地域の皆様方から温かいご支援を受け今日まで来る事が出来ました。
 1年間革工芸を教えて下さった方、体験教室の講師を引き受けて下さった方々、イベント出店への手はずを整えて下さった方、「フレンズ・ハウス」の行事に参加して下さる方々、そして「フレンズ・ハウス」開設の新聞記事が出た日、たまたま隣に記事が出たご縁で、2年間も音楽療法を指導して下さっている森川先生。
 多くの方々のご支援に心より感謝申し上げます。
 この2年間の内に「高次脳機能障害」も社会的に少し認められるようになって来ました。
 これは厚生労働省が行なっている「高次脳機能障害モデル事業」と、それを受け多くのシンポジウムやメディアの特集が行なわれるようになったからだと思います。
 私たちも、東京パイロットクラブ主催のシンポジウム「一生をかけて脳を守ろう」や「第1回意識障害を考える会」、名古屋市総合リハビリテーションセンター主催「高次脳機能障害支援モデル事業見学研修会」へ参加致しました。
 特に、「第1回意識障害を考える会」は脳外科医を中心に広い範囲の脳障害者(遷延性意識障害、植物症、高次脳機能障害など)を対象にした点が、今までにはない取り組みで、これからを期待したいと思いました。
 メディアでは、NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」で小児の高次脳機能障害への対応が4回シリーズで放映されたり、「土曜ジャーナル」(ラジオ)では45分間の枠全てを使って高次脳機能障害を分かりやすく取り上げました。
祭りだ!祭りだ!ワッショイ!ワッショイ!
 さて、来る9月20日に「フレンズ・ハウス」開設2周年記念事業と致しまして、「わいわいフレンズ祭り」を開催致します。
 楽しいイベントやゲーム、「フレンズ・ハウス」特製のクッキーなどを用意して、皆様のお越しをお待ちしています。是非ご参加下さいますようお願い致します。
 

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