フレンズ便り 第23号 2006年1月

 
昨年1年間の「高次脳機能障害」に対する国や周辺地域の動き、関係団体の活動を振り返ってみました

国の動き・働きかけ

 

1.平成13年度よりスタートした「高次脳機能障害支援モデル事業」は最終年度として障害の診断基準・リハビリ基準等を活用したサービスの試行的実施と評価

2.「障害者自立支援法」の制定により、従来の障害三法(身体・知的・精神)が一元的に規定され、高次脳機能障害もこの法律の中に位置づけされる見込み。

3.昨年に引き続き、国への要望を「日本脳外傷友の会」などが中心になり実施。

 

周辺地域の動き・働きかけ

 

1.三重県では、医療・福祉が連携した「高次脳機能障害者生活支援事業」が実施され、全国的な注目を浴びる。

2.名古屋市総合リハビリテーションセンターが中心になり、「脳外傷リハビリテーションセミナー」が開催され、就労支援・心理的支援・地域生活支援の三分科会でモデル事業後の自立支援の在り方を検討。

 

瀬戸市・周辺市町の動き

 

1.瀬戸市は、今年はじめて「社会参加事業」の助成金を「サークル・フレンズ」に支給。「第3回わいわいフレンズ祭り」事業に活用。

2.日進市、豊明市、長久手町の各議会で高次脳機能障害者に対する支援について質疑。

 

バザー収益

 

生活展:56,800円

福祉のつどい:65,300円

ネットワーク・せとっこ:46,900円

 ご協力ありがとうございました。

 

クリスマスケーキ完売

 

年末には「フレンズ・ハウス」のクリスマスケーキをお買い上げ頂きましてありがとうございました。お陰様で150個限定のダークフルーツケーキを完売することができました。また、クッキーもたくさんお買い上げくださいましてありがとうございました。

 

パソコンサークルの活動を振りかえって

−参加者に一年を振り返ってもらいました−

☆ 今年も終わりに近づき、パソコンで年賀状作りをしました。年賀状作りも2回目になります。
☆ そば打ち体験をし、おいしいそばを食しながらのパソコンサークル。
☆ 仲間と参加した「わいわいフレンズ祭り」。
☆ 今年は愛知万博の話も盛り上がり、万博の写真をパソコンに取り入れるなど大いに活用できました。
☆ サークルにはいり友達も出来、欠席もせず楽しく通い、パソコンも随分上達したとおもいます。
☆ パソコン購入の相談に乗ったり、言語のリハビリのために、入力の練習をしています。
(参加者 Oさん、Tさん、)

−講師としてお手伝いしているメンバーからひとこと−

三年間続けてこられたことに感謝しています。始めた当初は「何かできることがあれば」という思いだけでしたが、仲間も徐々に増え月2回のパソコンサークルを楽しみにしていただいていることを何よりもうれしく思います。パソコンサークルの感想を伺っていたところ、当事者のTさんから、「僕だけの病気ではなく、他にも病気の人や障害を持っている人がいることがわかった。」と言う言葉をいただき、とても元気付けられました。一人でも多くの障害当事者の方にとって、Tさんのように「楽しみの場」や「社会とのつながりの場」になるようなサークルにしていきたいと思います。
(ボランティア I)

 
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