
フレンズ便り 第28号 2007年4月 「サークル・フレンズ」
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平成19年2月18日(日)、瀬戸市福祉保険センター(やすらぎ会館)大集会室で「高次脳機能障害」講演会を開催しました。
テーマは「高次脳機能障害者の特性と地域生活支援」で名古屋市総合リハビリテーションセンターの長谷川課長様に講師をお願いしました。
今回の講演会は18年度の瀬戸市市民活動促進補助金事業の締めくくりとして、瀬戸市に後援して頂き、86名という過去最高の参加者に来場して頂きました。
講演内容の概要は以下の通りです。
1.DVDによる高次脳機能障害の理解と事例紹介:約40分
・高次脳機能障害の解説
・高次脳機能障害の在宅生活・就労の事例を通して、どんな障害かを理解
・グループホーム生活の事例を通して、問題点やサービスの対応の仕方を学ぶ
2.プロジェクターを使っての講演:約60分
・高次脳機能障害者の特性について
・支援モデル事業で明らかになったこと
・モデル事業から支援普及事業へ
・高次脳機能障害者への対応と理解
・高次脳機能障害者を地域で支えるためのポイント
以上、高次脳機能障害について、障害特性とその対応の仕方や国・県の動向、そして、地域で支える為のポイント等、体系的に講演して頂きました。その後の質問も時間がオーバーするほどで、長谷川先生には講演後残って頂いて個別相談にも応じて頂きました。
盛会のうちに講演会を終了する事が出来ましたのも、ご参加頂きました皆様、そしてお手伝いして頂いた多くのボランティアの皆様方のお陰です。大変ありがとうございました。
「サークル・フレンズ」事務局一同
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瀬戸保健所で「高次脳機能障害」のお話をさせていただきました |
平成19年3月7日(水)、「精神保健福祉関係機関連絡会議」に出席させて頂き、約45分間「高次脳機能障害」についてお話させて頂きました。
会議メンバーは、2市1町の障害福祉窓口責任者、社協責任者、病院の専門家、福祉施設の責任者等の約20名の方々でした。
説明させて頂いた内容は以下の通りです。
1.高次脳機能障害とは
2.国の取り組み、県・名古屋市の取り組みについて(名古屋リハのチラシ利用)
3.「サークル・フレンズ」の取り組みについて(リーフレットで紹介)
4.今後の取り組み課題
そして、最後に瀬戸保健所様へ次の3点についてお願いさせて頂きました。
1)講演会開催による普及活動の支援
2)生活支援ネットワークづくりの支援
3)相談支援コーディネーターの配置
会議は、専門家の方々ばかりでしたので「高次脳機能障害」という言葉は全員承知されており、説明後の質問では、実際に当事者と対応した経験のある方から3件の質問を頂き、身近にこの障害をとらえて頂いている事が分かり、大変嬉しく思いました。
今回、お骨折りいただきました保健所の皆様、大変ありがとうございました。
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「高次脳機能障害者支援員研修会」(全7回)を終了しました |
1月23日、「第7回支援員研修会」と「家族勉強会」を合同で開催しました。今回で支援員研修会は終了しますので、今迄の研修会のおさらいと、今後の「サークル・フレンズ」の取り組む方向をお伝えする事も含めて、研修テーマを決めました。
テーマは、愛知県下の先進事例として「地域生活支援事業と高次脳機能障害の人への支援について」
と題して、知多地区・障害者総合支援センターの葛間雅由コーディネーターにお話しして頂きました。
講演内容は以下の通りです。
1.先ず、自立支援法以前の「障害者生活支援センターらいふ」の紹介をされた後、自立支援法により「地域生活支援事業」が開始され「障害者総合支援センター」が設置された経緯のお話をして頂きました。
2.そして、「知多サポートうみかぜ」(脳外傷友の会みずほ・知多地区会)との出会い、支援、相談等「相談支援事業」の内容と課題、今後の取り組み方向等について教えて頂きました。
3.最後に、一番大切な事は、当事者家族が「必要なものは自分たちで作る」という考え方で取り組む事ですとのアドバイスを頂きました。
又、「脳外傷友の会みずほ」知多地区家族会「うみかぜ」代表の近藤愛子氏に「うみかぜ」の活動事例の紹介をして頂きました。
最後に「サークル・フレンズ」の豊田から「瀬戸地区における生活支援ネットワークづくり(案)」について説明させていただきました。大変有意義な研修会でした。
研修会の後、参加者の皆様に支援員研修会(全7回)の内容についてアンケートを取らせて頂きました。『おおむね「高次脳機能障害」について理解できた』との感想を頂き、初期の狙いは達成できたのではないかと思っています。
ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。又、家族の皆様、おつかれ様でした。
「サークル・フレンズ」事務局 豊田 烈
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