フレンズ便り 第50号 2011年6月 「サークル・フレンズ」

 
 第31回家族勉強会を開催

去る5月14日(土)「生活支援に必要なこと」をテーマに第31回家族勉強会を「フレンズ・ハウス」に於いて開催しました。
講師は愛知県立大学准教授でフレンズアドバイザーの吉川雅博先生。参加者は6家族でした。
1月の勉強会において「高次脳機能障害者の行動定着はどのように行うか」(名古屋リハ・長谷川真也コーディネーター)をテーマに、学習しましたが、消化しきれないほど豊富な内容でした。そこで、テーマを絞って復習し、実生活にどのように取り入れたら良いかを話し合いました。
勉強会も31回を重ねると、家族の発言も活発になり、家庭での問題点を全員発表する事ができました。また、それに対する意見もたくさん出て、有意義な家族勉強会になりました。
今回の概要
@「在宅支援ニーズ調査票」の利用方法。
 「・・・ができるようになった。」と家族が思っている事の大半は自立ではなく、家族の事前準備や声かけで出来ている事を認識する。調査票に書き込むことで、本人の出来る事と出来ないことが見えてくるので、出来る範囲で書き込んでみる。
A家庭生活の中で、当事者ができるようになった事、やって欲しい事を話し合う。
・何でも出来ると思っているので、出来ないことを認識させたい。
・家に閉じこもりがちで、自分からは出かけようとしないので、何とかしたい。
・洗濯物をたたませているが、二度手間になる。
・洗濯機の使い方を教えて、洗う、干す、たたむ、収納までのすべてを一人でやらせたい。
・自室や家の掃除をしてくれる。
・ひらがなが読めるようになった。漢字を覚えることができるだろうか?
<漢字の方が覚えやすいと思いますよ>
・出来るようになってほしい事はたくさん有るが、教えるのが大変。すぐに手や口が出てしまう。
<だから他人の手を借りる必要がある。大いに利用しましょう!>等々。
話し合いから見えてきた当事者のやれそうな事を一つ決め、「支援項目洗い出しシート」を活用して書き込んで、次回、皆で検討する。

 「フレンズ・ハウス」の活動
  
今年の春は、お花見や桜並木の散策で春を満喫しました。
「フレンズ・ハウス」の周辺には、根の鼻公園の桜や旭台の桜並木があります。また、ちょっと足を延ばせば東谷山フルーツパーク(枝垂桜)や森林公園など桜の名所があります。
4月2日には例年通り“花より団子”のお花見を根の鼻公園で行いました。
年々バージョンアップする五平餅!今年はジャガイモ、こんにゃくも仲間入り、クルミみそをたっぷりつけて炭火で焼き、お腹いっぱい食べました。満足!満足!


 平成22年度「サークル・フレンズ」活動報告書

 時 期          活 動 内 容     場   所       備   考
H.22.04〜 「フレンズ・ハウス」での支援活動
 ・生活支援
 ・親睦・野外活動
 ・パソコンサークル
 ・菓子製造
 ・「フレンズ便り」発行
 ・家族勉強会

フレンズ・ハウス

フレンズ・ハウス
フレンズ・ハウス

フレンズ・ハウス
                 

毎週:月・水・金・土      
年4回
月2回
月2回
年5回
年6回
H.22.04〜 啓発活動(チラシ配布などで広報活動)
愛知県「相談支援体制連携調整委員会」
講習会・研修会への参加

愛知脳損傷協議会(ABIA)定例会
瀬戸市・尾張旭市・他
名古屋リハ

「笑い太鼓」大曽根
                  
年2回


月1回
H.22.07 講演会「高次脳機能障害を理解る」
朝日新聞厚生文化事業団主催
朝日ホール
愛知脳損傷協議会協力
H.22.08 尾張旭市「福祉マインドフェアー」に参加 渋川公民館 4名参加
H.22.09 生活版ジョブコーチ(生活適応援助者)養成研修に参加
「フレンズ・ハウス」開設9周年記念行事
第8回「わいわいフレンズ祭り」開催

名古屋リハ

根の鼻公園

9月10日

9月19日
約250人参加
H22.10 みんなの生活展でバザー&PR活動
尾張旭市民祭でバザー&PR活動
心の健康フェスティバル
瀬戸市
尾張旭市
日進市
6名参加
6名参加
3名参加
H.22.11
瀬戸市「福祉のつどい」に参加

「特別支援教育展」に参加

瀬戸市文化センター
瀬戸市文化センター
5名参加

資料展示
H.23.01 東濃看護専門学校にて特別講師
ABIA家族相談会に協力
岐阜県土岐市
名古屋リハ
1名発表
1月13.20.27日
H.23.02 生活版ジョブコーチ養成研修に参加 名古屋リハ 2月17.18日
H23.03 豊田市家族会に先輩会友として参加 豊田市生活支援センター 3月23日



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