フレンズ便り 第56号 2012年9月 「サークル・フレンズ」

 
 楽しかった福祉バス旅行
 
 去る6月4日(月)、今年も瀬戸市の福祉バスをお借りして”はびろ農業公園みはらしファーム”(長野市伊那市)へ野外活動に出かけました。参加者は総勢21人でした。当日は絶好の行楽日和、全員元気に出発!今年の目的地は遠いので、車中を楽しく過ごそうと、1ヶ月前から計画を練りました。そのかいあって、バスの中は最初から盛り上がりました。歌やなぞなぞ、ジャンケンゲーム、極めつけは賞品の”つかみ取り”。わいわいガヤガヤ、あっという間に目的地に着きました。”みはらしファーム”は南アルプス一望のパノラマと田舎体験ができる農業公園です。まずは体験!手仕事組は、さき織り体験・紙あそび体験、ふれあい体験組は、珍しいダチョウ牧場や木曽馬牧場の見学。見学後はお互いの体験を報告しあいました。
 「ダチョウはグレーだったよ!」「え、白色じゃあないの?」「卵は見られなかった。」「売店で売るって4000円だって!」「さき織りは仕上げをしてもらってからお持ち帰りできるわ。」「紙あそび体験は楽しかったよ!使えなくなったリーフレット積み上げて塔を作るんだけど、いがいに難しくて・・・」「今度フレンズでやってみようね!」など会話も弾みました。
昼食は伊那谷が一望できる見晴らし最高のバイキングレストラン”トマトの木”
地元産の野菜をたっぷり使った料理を堪能しました。デザートにはケーキやソフトクリーム、自分で作るチョコバナナやチョコパイン、お腹一杯になりました。
食後は全員でアスパラ狩りを体験。アスパラガスってどんなふうになっていて、どうやって収穫するのか?知らない人がほとんどで、皆さん興味しんしん!良い学習が出来ました。
楽しい時間はまたたく間に終わり、帰りの車中では今回のバス旅行で印象に残ったことなどを話し合いました。1番多かった感想は昼食がおいしかったこと。2番目はアスパラ狩り。
そして、「自分で考えたゲームで車中が盛り上がったのが嬉しかった」と発言した仲間もいました。
 「皆で元気に楽しく行ってこられたのが何より!」とボラさん。その通りですね。
また来年も一緒に行きましょう!!

  第38回家族勉強会を開催しました
 
 去る7月22日(日)「最近の障害福祉情勢について」をテーマに、第38回家族勉強会を「不レンズ・ハウス」において開催しました。
 講師は愛知県立大学准教授でフレンズアドバイザーの吉川正博先生。参加者は9家族でした。
 毎年のように福祉制度は改正され、平成24年4月1日からは、私たちに直接関係する”福祉サービス利用方法”も変わるなど、めまぐるしく変化する福祉情勢について学びました。
 まず、日本の障害者福祉制度の変遷について、その後、「地域社会における先生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律について」(H。24.6.20成立)から、私たちに関連する部分を抜粋して教えて頂きました。
内容抜粋
日本の障害者福祉制度の変遷
・貧困対策と障害者対策との分離期:1947年〜1950年(児童・身体障害者福祉法、精神衛生法)
・施設推進政策期:1960年代後半(コロニーなどの入所施設が作られる。しかし、この時期に外国ではノーマライゼーションがうたわれ、施設を取りやめる方向に向かっていた。)
・地域福祉政策推進期:1982年〜1995年(知的障害者グループホーム制度、精神保健福祉法、障害者基本法など)
・自立支援法以降の動き:国連で障害者権利条約採択(H18.12.13)、障害者制度改革推進会議決定(h22.4.12)、改正障害者基本法成立(H23.7.29)この中には、発達障害も障害に含むとうたわれた。また、共生や社会的障壁という言葉が現れた。
・障害者総合支援法と障害者優先調達推進法の成立(H24。6.20):とつぜん自立支援法とほぼ同じような総合支援法成立した。
障害者総合支援法
・障害支援区分の創設:これまでの障害程度区分に対し、障害の多様な特性に応じて(区分の制定には)適せつな配慮等を行う。
・ケアホームのグループホームへの一元化:地域移行を促進する為に地域生活の基盤となる住まいの場の確保を促進。
・地域移行支援の対象拡大:精神障害者が対象
・地域生活支援事業の追加:障害者やその家族、地域住民等が自発的に行う活動に対する支援。市民後見人等の人材育成・活用を図るための研修。(記:豊田幸子)


  福祉マインドフェアに参加しました

 去る8月4日(土)「福祉マインドフェア尾張旭2012」が渋川福祉センターで開催された。
 「サークル・フレンズ」も参加、高次脳機能障害のPRやバザー販売をおこなった。
 PRではチラシを持って呼び掛ける家族、掲示物を読んで下さるお客さま。
 バザーでは、自分たちで作ったクッキーを試食販売する仲間、手芸品の出来具合を確かめてもらって販売するボラさん。
皆さんおかげでバザーの売上は好調!
売上は55.850円でした。
ご協力下さった皆様、ありがとうございました。
  「フレンズ・ハウス」の活動

今年もさくらのきれいな根の鼻公園でお花見をしました。
もちろんフレンズ恒例”花より団子”の花見です!
朝早くからご飯を炊き、クルミダレを作って、食べきれないほどの五平餅を準備しました。けっこう力のいるクルミダレ作りは大変ですが、昨年、フードプロセッサーの利用を思いつき、かなり楽になりました。味も年々進化、信州生まれの男性ボラさんの指導で本当においしく出来上がりました。
プーンと良い匂い!炭火で焼く五平餅は最高です。焼き上がりを待って”まず1本”あつあつの五平餅は格別です。
「本当に桜がきれいだね!」「満開ね!最高の時ですね。」など、本当の花見は満腹してからのことでした。
美食家のそろったフレンズならではのお花見は、本当に楽しかったです!

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