フレンズ便り 第60号
 2013年6月 「サークル・フレンズ」

 
 日帰りバス旅行に行ってきました

フレンズ便り 第60号 2013年6月「サークル・フレンズ」

日帰りバス旅行に行ってきました!
去る5月14日(火)瀬戸市の福祉バスをお借りして、総勢25名で豊田市小原の「西村自然農園」に野外活動に出かけました。
「おはよう!今日はよろしくね。」と声を掛け合いながら、バスに乗り込み、出発! 車中では歌やおしゃべりに花が咲きました。山道が多く気分のすぐれない人もいましたが、西村自然農園に着いたら気分は一新!!
ここは、緑の山々に囲まれ、まぶしいばかりの新緑と満開の藤の花、ウグイスの鳴き声もさわやかな風を感じられるステキなところでした。
さあ、時間を忘れて田舎の生活を満喫しましょう! まずはテラスでのティータイム。(自家製のゴボウ茶は美味しかった)そして野草摘み、採ってきた野草の仕分けと説明、野草料理に豆腐作り…盛りだくさんの体験をした後は、美味しい田舎料理を頂きました。タケノコごはん、手作り豆腐、オカラボール、セリの白和え、天ぷら、甘酢ドレッシングで和えたサラダ、ワラビのナムル、イタドリの炒め煮…お腹一杯になりました。
最後にテラスで頂いた“イタドリのジャム”は絶品で、作ってみたい人のためにレシピまで書いて頂きました。
時間を忘れて自然を満喫し、心身ともにリフレッシュできた1日でした。
(仲間の感想)
・ 農園から見る景色が良くて落ち着けた。
・ 森の緑が美しかった。
・ 名古屋コーチンがかわいかった。
・ フジの見えるテラスで、ヨモギ餅を食べました。ヨモギ餅はユキノシタの葉にのっていました。
・ ワラビなどの山菜を集めて調理して美味しかった。覚えている山菜は、シロツメクサ、イタドリ、ヨモギ、ワラビ、サンショウ、など。
・ 昼食の前に、オカラと豆乳に分ける作業をした。
・ オカラ団子を作りました。これは結構大変でした。
・ オカラ団子は自分たちで作ったので美味しかった。
・ 名古屋コーチンの卵焼きが美味しかった。
・ タケノコやコンニャクの刺身が美味しかった。
・ 天ぷらは少しずつ出され、味わって食べたれた。
(コーンフリー、ヨモギ、シロツメクサ、コゴミ)
・ テラスでフランスパンにイタドリのジャムをつけて食べた。美味しかった。
・ 帰りに見た世界1大きな狛犬は絶景だった。
体験したことで、たくさんの出来事を記憶し、感想が書けました。良かったね!
また、皆で一緒に出かけましょう。


 
  東濃看護専門学校の特別講師を務めて
 

去る5月1日、東濃看護専門学校において「高次脳機能障害について」の特別講師を務めました。“目に見えない障害”高次脳機能障害を将来の看護師さんに知ってもらうため、障害の特性や当事者・家族は何を困っているかなどを、VTRを見てもらいながらお話ししました。
以下は学校より送って頂いた学生さんの感想の抜粋です。
先生の感想
高次脳機能障害について知っている学生は少数でありましたが、今回の講義を受け「高次脳機能障害」を知り、看護師として必要な関わりについて多くの学生が考えることができました。障害を抱えながら生活されているご本人のみならず、ご家族の苦悩も実感し家族を含めた看護の必要性も学ぶことができました。
学生の感想
「学んだこと」
・医学の進歩により助かる命が増えた半面、障害をもちながら生活してくことを余儀なくされた人も増えているのが現状である。
・ 高次脳機能障害は、中途障害でありプライドや秒識の低さから治療が進まず、対応が難しい。
・ 高次脳機能障害者は、見た目は障害を抱える前と代わりなく、目に見えない障害であるため、生活の困難さを分かってもらえず、本人・家族は大きな苦悩を抱えている。
・ 看護師として、障害を抱える本人とともに家族を支えていくことが大切である、
・ 障害というものを治すことは難しいが、出来ることを増やすことは官報である。そこに視点を当てた支援が必要である。
・ 高次脳機能障害とは、いつ誰にも怒りうることであり、100人いたら100通りの症状となって現れる。個別性のある関わりが必要な疾患である。

【感想】
・医療の進歩により、高次脳機能障害を抱えて生活をしていかなければならなくなる人は今後も増え続けると思う。障害をもちながらも社会復帰できるよう、一刻も早く社会全体で支援体制を整えていくことが必要であると感じた。
・家族と本人の苦悩を考えると、一概に医療の進歩が良いと言えないのではないか・・・障害そのものと障害を抱えて生活する人の心を理解した士支援がなくてはならないと思った。
・社会がもっと障害を理解し社会復帰の場を作り生活しやすくしなければ、長期に渡る支援はj家族にとっても大きな負担となってしまう。障害を抱える本人のみでなく、家族の支援がとても重要であると実感した。
・自分の職場にも高次脳機能障害を抱えている患者さんがいるので、今回課学んだ高次脳機能障害の特徴も踏まえ、抱える苦悩を理解しながら接していきたいと思った。
・少しでも多くの人が高次脳機能障害というものを知り、支援を必要としている人が多くいることを理解し、受け入れていける世の中になるといいと感じた。障害と家族の苦悩をしっかり理解しながら、看護師として関わっていく必要がある。
・自分自身も交通事故で脳挫傷をうけ、記憶を取り戻すことや生きていることに悩んだ経験があり、サポート体制の重要性を強く感じた。
・家族の対応、受け入れるまでの時間、人の手を借りながら生活していくこと、どれも簡単なことではなく、多くの苦悩がある。望む生活が送れるよう、今後も支援にいかしていきたい。
・看護師として、高次脳機能障害について今後も理解を深め、看護に活かしていきたい。
6年前から家族の立場で「高次脳機能障害」のお話をさせて頂いていますが、認知度がまだまだ低いのが現状です。しかし、学生さんの感想を毎年いただだいて思うことは、看護師として少しでも役立とうと、自分に出来ることを真剣に考えてくださることです。将来に明るい光がみえてかんじです。
私たち家族も、これまで以上に社会に向かって障害特性を伝える努力をしなくてはと思いました。
記:豊田幸子

  フレンズ・ハウスの活動より
おいしい花見!
今年の春は気候が不順で、桜が例年になく早く開花し、予定した4月6日のお花見まで桜が咲いてくれるか心配しましたが、幸いにも満開の下でお花見が出来ました。
もちろんフレンズ恒例”花より団子”の花見です!
しかし、天気予報は大雨・・・でも、美食家ぞろいの私たちは、空模様を気にしながら早朝より準備を始めました。
今年も信州生まれの男性ボラさんの指導で、おいしいクルミダレが出来上がりました。
炭火で焼く五平餅からは、プーンと良い匂い!
焼き上がりを待って”まず1本”あつあつの五平餅は格別です。ジャガイモ焼きも食べてお腹一杯にあんりました。
ボッツ!ボッツ!と雨が降り始めたのは、片付け終了間際。なんと日頃の行いが良いことでしょう!
桜の見ごろも今日まで、本当にラッキーなお花見でした。
パソコンサークルは楽しいな♪
10年続いているパソコンサークルは、フレンズの利用者さんや家族、地域のボランティアさんが、自分のやりたいテーマを個々に選んで楽しんでいます。
ワードやエクセルの勉強をする人、絵を描く人、カレンダーを作る人、グログをする人など、思い思いの取り組みで力をつけています。最近では、利用者のY君が部ログに挑戦しており、頼もしい限りです。1度フレンズのHPをのぞいて見て下さい。
パソコンボランティアを募集中!!
フレンズのパソコンサークルは、障害当事者のマンツーマン指導を目指しています。
毎月第1・3土曜日(午後1時30分〜3時30分)に開催しています。
障害者の支援をしてみようと思われる方は、事務局までご連絡下さい。
  「フレンズ・ハウス」の活動

織り上がりが楽しみです?
地域福祉ボランティア活動助成金で購入した‘さおり織り機‘はみんなの人気者です!
「NPO法人まごころ」の指導員さんがマンツーマンで教えて下さるおかげで、スタッフの上達も目覚ましく、そのスタッフに教えてもらって、利用者は自分のマフラーを仕上げていきます。「手・足・おさ・・・」と掛け声をかけながら。記憶や注意力の訓練にもなっています。
仕上がったカラフルな色のマフラーは、ボラさんや家族にも好評です。リクエストも多いですよ!

カレンダー作りに挑戦しました!
パソコンボラさんの助けを借りて、1年間の行事や自分の描いた絵を中心に、マイカレンダーを作りました。カレンダー作りを通して、1年を振り返ってみることもできました。世界に一つだけのカレンダーは自慢です。

手作りケーキでクリスマス!
クリスマス飾り(折り紙のサンタさんが一杯)で気分の盛り上がっている「ふれんず・ハウス」で、ちょっと早いクリスマス会食をしました。
さあ、準備をしましょう!献立は、鳥の丸焼きにイチゴショートケーキ、マカロニサラダにコーンスープなど、盛りだくさんですよ!
まず始めに皆でケーキの飾りつけ。生クリームを泡立てる人、苺やキウイ、バナナを切る人、それぞれに不慣れな手つきで頑張りました。
いよいよ3段階のケーキに飾りつけ、残すのはったいないばかりに、フルーツや生クリームを目一杯に入れました。写真を見て下さい、食べきれない大きさでしょ!
準備が整い、「かんぱーい!」テーブルに並びきらないほどのご馳走で、お腹は一杯。大満足の会食でした。


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