フレンズ便り第71号
2015年9月「サークル・フレンズ」

 
楽しかった日帰りバス旅行 葛原尚久
6月6日に行ったバス旅行はとてもいい思い出になった。一番印象に残ったのは中部国際空港で乗ったセグウェイだ! セグウェイを初めて見た時、うまく乗れるか心配だったが指導員の下で練習していくうちに、簡単に操作できるようになった。そして、屋外の公園に行き、決まったルートを進んでいくのだが、その時が一番楽しかった。海が近く風もあって気持ちよかった、終わったあとは、みんな「楽しかった」「いい経験をした」と言っていた。僕も貴重な体験をしたので友達に自慢したいと思う。
セグウェイの操縦を楽しんだ後は、まるは食堂で昼ご飯を食べた。メニューは大きなエビフライに、お刺身、タイの煮ものでどれも美味しかった。食べた後は、運動もかねて、全員で海岸をウォーキングした。僕はいつもパソコン教室でお世話になっている、印藤さんと一緒に歩いた。この方とは、会話がはずんで歩いているのを忘れるぐらいだった。
年に1度のバス旅行でしたが、本当に楽しかったです。
知多半島への日帰りバス旅行に参加して 杉原静子
朝、出かける時、車のキーが見当たらない、あせった、予備キーでなんとか時間に間に合う。フレンズの旅行は初めてだったが、何度か会ったことがある顔を見て安心、さぁー出発!
バスの中はワイワイガヤガヤ、なぞなぞ、クイズなどであっという間に到着。
中部国際空港セントレアでは、セグウェイに参加する人を1Fに残して4Fデッキで飛行機の発着などを見ましたが、セグウェイに乗っている人が気になっていったり来たり。その後は、あの有名な”まるは食堂”へ直行、お刺身、タイの煮付、エビフライ、やっぱり海を見ながら食べるのは最高!食後、りんくう公園まで散歩、海風が強く帽子が何度も飛ばされそうになる。この風の中釣をしている人が気になった。海の向こうに見える山々や荒波に、阿偶嶺(あぐね)の漢詩を思い出していた。
海の景色を後にして”花ひろば”へ。広大な花畑に「北海道みたい」と感嘆の声をもらした人もいた。花切ハサミを受け取り一人10本まで1本1本数えながら紫陽花、金魚草、ルピナス、色合いを見ながら畑の中を動き回る。えびせんの里では店内を駆け巡り飲食、無料のお茶コーナーで一息つく。孫とお父さんへのおみやげを買ったが、大きな袋でビックリする。
帰りのバスの中も皆がもう興奮気味で、ビンゴゲームにも熱が入る。緻密に計画され、事故もなく時間通りに行ったことは大変良かった。参加者全員が笑顔で和気わいあいと過ごせたことは、又一つフレンズの絆が深まったのではないでしょうか。

東濃看護専門学校の特別講師を務めて

 去る6月4日、東濃看護専門学校において「高次脳機能障害について」の特別講師を務めました。
 年々、”高次脳機能障害”という言葉は浸透しているようにおもいますが、内容的には脳梗塞や脳出血などによる高齢者の事例を知っている方がほとんどで、交通事故などによる若者の高次脳機能障害を知っている方は非常に少ないのが現状です。
 ”高次脳機能障害”を、将来の看護師さんたちに知ってもらうため、VTRを見てもらいながら、障害特性や当事者・家族は何に困っているかなどをお話ししました。
以下は学校より送って頂いた学生さんの感想です。

[学んだこと]
・ 高次脳機能障害は救急医療の発達に伴い増加してきた障害であり、交通事故などによるものが多く若年層に多いのが現状である。
・ 身体的には明らかな障害がないため、外見からは理解されにくく、中、高次脳機能障害になった本人はもちろん、支える家族も大きな不安や悩み抱えていることを知った。
・ いつ誰にでもおこり得ることであり、100人いたら100通りの症状が出現する。
・ 高次脳機能障害は、脳疾患の後遺症だけだと思っていたが、今回の講義で高次脳機能障害を正しく理解することができた。
・ 見た目以上に実際の障害の症状は本人にとっても辛く、重く、支えてくれる人がいなければ生活していけないのが現状である。障害により感情のコントロールが難しくなるため、周囲の理解や支えがとても大切である。
・ 高次脳機能障害の20%が事故によるもので、10〜20歳代の男性に多く、福祉サービスの利用ができにくいし、経済面などの将来の不安が大きい。
・ 高次脳機能障害は、目で見てわかる障害ではないため、他者に伝わりにくく受け入れがたい。周りの人の理解と支えが必要である。
・ 若年層の高次脳機能障害によって今後の長い人生に不安を抱いている方が沢山いる。心の支えや多くの支援を必要としていることを学んだ。
[感想]
・ 福祉サービスも十分に整っていない状況の中、医療従事者の私たちが高次脳機能障害に対する正しい知識をもって関わっていくことが大 切であると実感した。
・ 生活するうえで常に危険と隣合わせであり、支える家族の負担は計り知れないものであろうと感じた。自分ができることを考えながら関わっていきたいと思った。
・ 症状の現れ方多数であり、個別性のある関わりや自己の看護観がとても反映されると感じた。
・ 多くの人の理解が広がり、本人や家族へのサポート体制(国の体制)が整っていくように自分に何ができるのか…真剣に考えていきたい。
・ これほど日常生活や社会生活に支障をきたす障害であるにも関わらず、対応が遅れている現状であり、特に理解が必要であると感じた。
・ 多様な症状があり正しい対応がされにくいため、本人はとても生活のしづらさを抱えているのではないか、と感じた。
・ 看護師として「目に見えない障害」であることを正しく理解し、また、障害をもって生活している本人のみならず、支える家族の思いも大切にして関わっていきたい。
・ 日常生活をできるだけ自立しておこなっていけるように、周囲の理解と支援が必要であると感じた。
・ 自分と同じくらいの年齢の人が、社会復帰にむけて苦しい思いをしていることがよくわかった。近くで見ているか家族はもっと辛いと感じた。
・ 高次脳機能障害について実際の場面を見る機会となり、障害への理解が深まりとても学習になった。
真剣に話を聞いてくださった学生さんが、これからの仕事に役立てて下さることを願っています。

フレンズ・ハウスの活動より

 6月中旬”楽友菜園”(貸し農園)
で作ったジャガイモが収穫の時期を迎えました。
仲間やボラさんと一緒に芋掘りです!丸々太った男爵、細面のメークインがゴロゴロ出てきます
おいしそ〜!後日、ジャガイモや肉じゃが、ポテトサラダなどを昼食でいただきました。

森林公園でグライダーを飛ばしました。
以前、ボランティアの小野さんに教えてもらって作った飛行機です。
風のない日に飛ばしに行こうと約束していました。
この日は穏やかな日だったので「飛行機を飛ばしに行こう!」と誘ってもらいました。
初心者の私たちのために小野さんの飛行機仲間も駆けつけてくださりレクチャー開始!
ゴムを巻くのが一苦労でしたあ、空高く飛んでくれんした。
又、ゴムで飛ばす紙飛行機の体験もさせていただきましたが、よく飛びました!本当に面白く、時間の経つのが早いこと。
貴重な体験をさせていただいて、小野さん、皆さん、ありがとうございました。

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