フレンズ便り第9号 2003年4月

「サークル・フレンズ」の第3回学習会で田辺氏講演

 2月16日瀬戸市のやすらぎ会館で「サークルエコー」の田辺和子さんを講師に、第3回「高次脳機能障害」の学習会を開催しました。
 当日は、雨天にもかかわらず、行政・医療・福祉関係者やNPO法人等の団体の方を始め、地域ボランティアの皆さん、そして当事者家族など52人の方が出席されました。
 学習会の内容は、高次脳機能障害がどんな障害なのか、今までテレビ報道されたビデオを使って判りやすく説明してもらいました。
 高次脳機能障害と一口に言ってもその症状は障害を受けた脳の場所によりさまざまで、記憶障害・情緒障害・行動障害・言語障害などビデオで生々しく紹介され、一目瞭然で理解でき参加者の皆さんにも好評でした。
 次に、田辺さん自身の取り組み状況として障害者手帳が交付されにくい問題や、グループホーム等の説明をして頂き、最後にこれからの課題も含め、現在厚生労働省が行っている「高次脳機能障害支援モデル事業」の経過についても説明してもらいました。
 そして田辺さんは終わりに、次の言葉で締めくくられました。

   もし 私の足が壊れてしまったら、歩くために車椅子を手に入れよう
   もし 私の声が出なくなってしまったら、話すために指を使おう
   もし 私の目が見えなくなってしまったら、道案内のために犬を飼おう
   でも もし 私の脳がこわれてしまったら・・・・・?   
                           「クイーンズランド脳損症協会」パンフレットより

 その後の質疑応答も活発に行われ、盛り上がりのある学習会でした。
 この学習会を通して参加者の方々に「高次脳機能障害」を少しでも理解して頂くことができ、大変良かったと思っています。

NPO法人「市民フォーラム21」からの事業開発支援指導終る!
 昨年8月からスタートした「市民フォーラム21」による事業開発支援コースは、本年3月15日をもって無事終了しました。約7ヶ月間の短い期間でしたが、活動成果として
  ) 当事者家族が「会の運営」について毎月話し合いを持つことが出来た。
  ) 次の事業拡大テーマとして、現状の「クッキー」に加え「ケーキ」を予約販売する事が決まった。
 4月からスタートする15年度の事業計画は、この「ケーキ」販売を通して事業基盤を少しでも強くして行きたいと思っています。
 この間、ご指導頂きました熊谷アドバイザーには心から感謝申し上げます。有り難うございました。
母の日にレモンケーキを贈りましょう!

 今年度は年4回(5月・9月・12月・2月)ケーキの予約販売を致します。(100個限定)
 1回目は、爽やかなレモンの味が魅力の焼菓子です。
 母の日のプレゼントにどうぞ♡ 1台800円です。
 お早めのご注文を!!

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