ログハウスとは

丸太を組み合わせて壁を構成したもののほか、 角材(角ログ)を使用するもの、 丸太は柱や梁にのみ使用して壁には漆喰などを使用するものなどもログハウスとして扱われています。 日本古来の校倉造の正倉院、あるいは長野県の農村で見受けられる伝統的な板倉「せいろう倉」は、断面が三角形や四角形の木材を組み上げて作られており、 これらもログハウスと見なすことが出来ます。
ログハウスの特徴として、湿度の調整がとても優れており、また木の断熱性の高さから夏は涼しくて冬は温かいということが挙げられます。また、コンクリートなどに比べて感触が良く、木の温もりを感じることができるなどの特徴もあります。
ログハウスによく使われる樹種としては、ウェスタン・レッドシーダー、ダグラスファー、スプルース、フィンランドパインなどが代表的です。

ログハウスの5つの特性

設計の自由度

ログハウスは、天然の木を加工し組み上げる建物です。一般的にはプレカットされたパッケージとして販売されていますが、当社のログハウスは、一軒一軒お客様のご要望を聞きながら設計をする自由設計のログハウスです。ご家族の数だけ生活があり、家の形も違って当然です。ログハウスは、世界で一つだけのご家族の家を実現することが可能です。また、ログハウスは、屋根を支えるための複雑な小屋組が必要ではないので、小屋裏を収納として活用する。また、屋根のこう配を大きくとり天窓を付けることで居室としても利用することが可能となります。

高い断熱性

木は高い断熱性能を持っています。いかに断熱性に富んでいるかは、氷点下30度といった寒さの続く北欧でログハウスが長い歴史を持っていることをあげるだけで、十分納得ができることと思います。 木は大変断熱性に優れ、熱伝導率が低いという性質があるため、夏涼しく、冬あたたかい、快適な住まい作りに適しているのです。

ログハウスの耐震性

ログハウスの耐震強度は、一般木造住宅の6倍です。
在来の住宅との比較で最強といわれているログ工法と比べても理論上4倍以上の強さ、(実験ではMAX荷重で2倍以上/測定限界値オーバー)それは特許申請の精密な削り加工のノッチにあります。 ※H16年7月於 福島県林業試験センター奈良の正倉院は1200年以上の歴史の記述の中で実に震度6以上の地震を40回以上も経験し、現在に至ることがわかっています。歴史がその強さを実証しています.

高い耐久性

ログハウスは、丸太組構法(校倉造り)でつくられ、その代表的な建築物は正倉院です。1300年以上前に建設された正倉院が、建物はおろか内部の宝物までも劣化させることなく保存されていることは驚くべきことです。このように、木は非常に耐久性の高い建築資材なのです。
木は腐朽菌が発生することで腐っていきます。そして、腐朽菌が発生するためには、空気と水分が必要なのです。ですから、木に余分な水分が含まれないよう調整することができれば、木の家をいつまでも長持ちさせることが出来るのです。

木のぬくもり

自然の森林の中で育まれた「木」を素材として多く使用するログハウスは、室内に居ながら森林浴の気分を味わえます。自然界の香りが五感を安らがせ、リラックスした気分にいざないます。また、樹木の発散する芳香であるフィトンチッドには抗菌性や消臭効果を持ち環境を浄化する能力があります。木のぬくもりを感じながら落ち着いた暮らしをご堪能ください。